青い春の香り
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太陽から卒業する。
逢原雨(永野芽郁)は、望田司(白洲迅)に全てを打ち明けた。
朝野太陽(山田裕貴)からデートに誘われた雨は、司に車を出して貰う。
うんと嫌われて、太陽の心から自分をなくす。
太陽は司を見つけ・・・ひきつる笑顔。
ハウステンボス。
司がチケットを買いに言っている間、二人きりになった雨と太陽
「私、太陽君のこと考えなおす気ないから。」
「じゃ、なんで・・・。」
「それは春陽ちゃんに頼まれて、仕方なく・・・。
太陽君。私の好きな人、司さんなの。
だから今日は太陽君に応援して欲しくて。
私たちが上手くいくように」
雨は司との2ショット写真を撮ってもらう。
太陽は雨を観覧車に誘う
「いいよ。司さんも一緒に」
「僕は良いから、二人で」
「じゃ、やめときます。
だって観覧車は恋人達のものだもん。
私たちには関係ないから」
クルーズ船を見つけた雨は司だけを誘う。
「太陽君はこれくらいで嫌いにならいんじゃない?」
しかし司に「付き合うふり」をして欲しいと頼む。
自分はもう夢を叶えられない。
「だから太陽君にだけはどうしても夢を叶えて欲しいんです。
たくさんの人を花火で幸せにするって夢です。
でも私がいたら邪魔になっちゃう。
だからいなくなります。
太陽君の前から。」
恋人役でもなんでもやると言う司
「雨ちゃんに叶えて欲しいことがあるんだ。
乗りたかったんでしょ?
太陽君と高校生のときからずっと。
一緒に乗っておいでよ」
「未練が残りそうで」
「未来に後悔を残すべきじゃないって。」
クルーズ船を降りた司は急な呼び出しで仕事に戻る。
「二人で楽しんでください。
雨ちゃんもどうか楽しんで。それじゃ」
と立ち去る。
「もう一度渡したくて。
マーガレット」
膝をついて花束を渡す。
「昼間に売ってるのを見つけたんだ。
ねえ、雨ちゃん。
しつこいかもしれないんだけど、一緒に乗って欲しいんだ」
「聞いてみてもいい?」
花占いをする。
「後悔してたんだ。
回覧者はグルグル回るだけで楽しくない
恋人達のものだから俺たちには関係ない。
あんなこと言ったのをずっと後悔してたんだ。
でも怖くて。
高いとこ駄目で。
バレるのが恥ずかしくて
笑わないでよ。
でも嬉しい。
だって雨ちゃん、今日初めて笑ってくれたから」
「怖かったら目を閉じてて良いよ。」
目を閉じた前を
「私、司さんと付き合うよ。
さっき船の上で告白されたの。
今日、一日、太陽君が応援してくれたおかげだよ
ありがとう」
「一つ聞いて良い?
司さんのどこが好き?」
雨が涙をこぼし、腕の中のマーガレットを抱きしめる
「特別扱いしてくれるところ。」
「特別扱い?」
「雨なんて変な名前でちっとも冴えない私のことを、いっつも特別扱いしてくれるの
沢山褒めて励まして
ちょっと恥ずかしいことも大げさなことも
何でも素直に言ってくれるんだ
そんな人、今まで一人もいなかったから。
嬉しかったの。
お姫様になれたみたいで。
それに心から思ったの。
もしまた生まれ変われるなら、次も絶対出会いたいって。
来世も次もその次も
何度生まれ変わっても私は・・・。私はずっと・・・。大好き」
太陽が目を閉じたまま悔しそうに聞いている。
「もう・・・。良いよ。
羨ましいな。司さんが。
オレだったら良かったのにって悔しいけど、そう思っちゃうよ。」
雨が手で涙を拭う
「でも」
ゆっくり目を開ける太陽。
涙をためた目で雨を見る
「おめでとう。幸せになってね」
太陽が微笑む。
雨が涙を流しながら微笑む
「うん。幸せになるね」
太陽の頬を涙が伝う。
「ここからは別々に帰ろう」
雨は赤い折りたたみ傘を渡す
「太陽君には私よりふさわしい女の子がいるよ
あなたの花火を見て、心から笑って暮れる女の子が
だから。
私のこともう忘れて。」
太陽に微笑みかける
子t場が出ない太陽。
雨が懸命に微笑む
雨と別れた太陽が高速バスに乗車。
手にした赤い折りたたみ傘を見て号泣。
雨は千秋に話す。
「乗るつもりなかったんです。観覧車
マーガレットの花占いには秘密があって。
マーガレットの花びらは奇数。
だから最初に言った方が最後に来る。
なのにこんな肝心な時に偶数がくるなんて。
でも嬉しかったな。
奇跡なんて大嫌いだけど、でもこんな奇跡なら幸せだなって
そう思っちゃいました。
それに一番欲しいものも貰っちゃったから。」
雨がポケットからボタンを取り出す。
「第二ボタン。卒業の記念に。」
電車を待つ雨。
嗅覚を失うまで残り数秒
花束に顔を寄せる
”あなたがくれたその花は、胸が苦しくなるくらい
もう何の香りもしなかった”
涙をこぼす雨の表情が穏やかになる
”さよなら私の青春時代”
家の前で足を止める。
「日下さん
今からばあちゃんに話します。
五感のこと。
これからのことちゃんと話し合わなきゃ」
「そうですか」
家に入る雨。
「ただいま!」
床に倒れている雪乃(余貴美子)を見つけ駆け寄る
今日の雨は最悪でしたな。
太陽に何も言わず、引っ越ししたら良いのに・・・。
なんて思うんですけど。
でもね、永野芽郁ちゃんって不思議な子で。
ワタシが苦手だった
スズメもやっぱり好きになれなかったんですが・・・。
でも永野芽郁ちゃんのことは好きなんですよね。
彼女の表情や声が心地良く。
またセリフもなんて言うか・・・薄っぺらく聞こえないというか。
この作品はファンタジー要素もあるので、五感を失うって強烈に憂鬱なことを扱っているわりに、セリフは生暖かいというか。
なんとかそれを相殺するようにできているというか。
脚本家はこのセリフを言わせたい。
このセリフがめっちゃエエやん!って思ってストーリーをつけていってるのかなと。
知らんけど。ただの想像やけど(苦笑)
当て馬の司さんも良い人だし。
過去ではお兄ちゃんの夢を邪魔するな!って言っていた妹もお兄ちゃんを思いやってるしさ。
良い人しかいないんだけど。
あ、過去、雨をいじめてたヤツらは最悪なんだけどさ。
そしてなんつーか、永野芽郁にいじめられてる(!)山田裕貴が可愛い!
山田裕貴、めっちゃ嫌なヤツも上手いんだけど、この山田裕貴は可愛いねぇ。
「なつぞら」みたいだわ。
あ、「なつぞら」もヒロインは苦手だったなぁw
そんなこんなで、もう嗅覚、臭覚?まで無くなっちゃったよ。
で、ばあちゃんが倒れちゃって。
ばあちゃんの嗅覚と味覚・・・貰えるんだろうか?
ワタシは母親の線かなって思ってるけど。
でも、ま・・・そんなこともなく、終わるのかもしれないし。
しかし五感が全部なくなったらドラマとして成立するんだろうか。
感情だけは残って・・・泣きの永野芽郁で画面を持たせるんだろうか。
うん。多分、画面は持つんだろうけど(苦笑)
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CAST
逢原 雨(永野芽郁)
朝野太陽(山田裕貴)
望田 司(白洲 迅)
朝野春陽(出口夏希)
柳田達夫(螢 雪次朗)
花村竜一(佐藤貴史)
菊野 純(谷 恭輔)
飛岡雄星(萩原 護)
日下(斎藤 工)
千秋(松本若菜)
逢原霞美(真飛 聖)
朝野陽平(遠藤憲一)
逢原雪乃(余 貴美子)
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