『半分、青い。』第155回 感想~ユーコの遺言はいつどこで?

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第155回(第26週)「幸せになりたい!」

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原作はコチラ

鈴愛(永野芽郁)は、仙台でユーコの遺影と対面。
東京では、律(佐藤健)のもとを、正人(中村倫也)が訪れていた。
鈴愛と律あてに秋風羽織(豊川悦司)から速達が届く。
そこには
「夢を持て。希望を持て。」←超シンプルにまとめてしまいました。
と書かれていた。

鈴愛は、ユーコが遺したボイスメッセージを聞いていた、
「鈴愛、生きろ!
ワタシの分まで生きてくれ。
そして何かを成し遂げろ。」

秋風ハウスから引っ越すときにユーコやボクテと踊った海の道で
「ユー・メイ・ドリーム」を歌う鈴愛。
スパロウリズムオフィスにに戻り
「律・・そよ風ファン作ろ!」 ←2年前から作ってんちゃうんか!!!



ユーコは、最後まで患者に寄り添った。
患者を見捨てて、助かるわけにはいかない。
幼い我が子と愛する夫より患者を選んだ。
最後まで看護師だった。

いろんな考え方があるでしょうが・・・。
患者に寄り添ったまま死を受け入れる看護師なんて、あり得ない。
助かる命を無駄にしたと思う。
生きて看護師として一人でも多くの人を助けるべきだ。
こんなもん美談でもなんでもないからな。

あの震災で助かった看護師が逃げたみたいだ。
こんな演出しちゃダメでしょ?



ユーコはどういう状態で録音していたの?
勤務中にスマホを持ち歩いていたの?
そして、ユーコは津波を予想していたの?
それとも津波のあと?

あのとき、被災地にいた方々は、最後まで助けを待っておられたと思う。
最後まで患者に寄り添うなら
「助かりますよ。」
と患者さんを励ますのが看護師だと思う。
そんな中で遺言を録音するなんて、ホントの意味で寄り添ったことになるのか?
とても死がそこまで迫っているとは思えない遺言。
病気出余命宣告された方が録音するような遺言。
絵空事のようだ。



いや、絵空事だけど。
ユーコには子供がいるんだ。
最後まで生きることを考えない母親などいない。
夫は絶対に生きていると自信があったのか?
連絡は取れていなかったわけで、夫も亡くなっている可能性さえある。
その場合、子供が一人残されることになるんですよ?

たくさんの死傷者が出ていると考えられるのに、なぜ生きられる自分が、命を捨てて、助かった患者を看護しないのか。
そしてその子供や夫への遺言より、鈴愛へのメッセージが長いなんて。

漫画家時代も、漫画家をやめてからも、ユーコとボクテがコンビで出てきただけだったから、鈴愛にとってユーコだけが特別だと思わなかった。



そして、また律のポエム。

「俺が生まれた意味はそれなんだ。
鈴愛を守るためなんだ。」

だーかーらー!!
鈴愛を守らずに、清の太ももにノックアウトされて、鈴愛を傷つけるようなこと言ったやん。
鈴愛を守るために生まれたんじゃなくて、「翼と会うために生まれた」って言ってやれよ。
アンタ、父親でしょ?

今日は秋風羽織がでる!と思ってちょっとだけ気分が上がったけれど・・・。
コチラも期待ほどではなかった。
なぜ速達だったんでしょうか。
速達って対面で渡してくれるっけ?
ポストに入っているだけだと思うけどねぇ。

初代のXperiaだ!←ユーコの録音メッセージ
とか
初代ユーノスロードスターだ!←余貴美子先生の愛車
とか言って見ていれば良かったかな(苦笑)

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「半分、青い。」感想はコチラ→

主題歌+++++星野 源「アイデア」




キャスト
楡野鈴愛+++永野芽郁
萩尾律+++++佐藤健
楡野晴+++++松雪泰子
楡野宇太郎+滝藤賢一
楡野草太+++上村海成
楡野仙吉+++中村雅俊
萩尾和子+++原田知世
萩尾弥一+++谷原章介
西園寺龍之介+++矢本悠馬
西園寺菜生+++奈緒
楡野廉子+++風吹ジュン(語り)

コメント

  1. saki より:

    全く同じことを思いました。
    当時、私も見るのが辛かったのと、子どもが小さかったので情報詳しくないんですが、
    津波は地震の直後に来たんですよね?
    どういう状況があれば、録音なんてできるの?
    今日も辛すぎて聞かないようにしてたんですが…最後先輩看護婦さん??かなんかに呼ばれてたのかな。
    津波ではなく、何かの自己で病院に多くの人が担ぎ込まれて…ならわかるけど、津波後の映像を見れば、子どもだって「録音むりじゃね」ってわかるのでは?

    2ちゃんで仕入れた情報だと、北川さん自身は、地震のあと怖くて沖縄に行ったらしいですから、状況も心の機微もわかんないんでしょうね。

    私も人のことは言えませんが(苦笑)、全員子どもへの愛情が薄すぎますな。
    北川さん自身がそうなんだろうなーとしか。
    今日、ゆうこの録音で子どもの名前が出て、初めて「あ、この人子どもいたんだ」って思い出したくらいだもん。

    いよいよ明日がようやく終了。
    「すずめを守るために生まれた」にズコーとなりましたが、
    15分で扇風機が完成するらしいですよww。

    それにしてもスケートはどうなったんだろう。
    本当、掘り下げることができないんなら、陸上選手とかでよかったじゃん。
    近いもので、体操教室とかバレエとか。
    それにスケートやりたくて転校するなら、名古屋か仙台だよ。

    べっぴんの時の「うぎゃー」な書き込みは、
    「演出お金なさすぎ」「話が行ったり来たり」「つまらん」だったんですが、
    今回は例えようのない、いやーーーな気分が、しかもじわじわと来ていて、やっぱり秋風先生が出なくなった時点で、きっぱり辞めればよかったと、心底後悔しています。

    たろたろさんのツッコミで、かなり救われた3ヶ月でした。
    お目汚しばかりで(特に昨日など)失礼いたしました。
    「まんぷく」は失敗続きの大阪としては、後がないそうなので、しばらく様子を見ようと思います。

    • tarotaro tarotaro より:

      sakiさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      ワタシも当時、テレビから流れてくる映像に、心がえぐられるような気持ちになってしまい、あまりみていません。
      最後まで、仕事をしていた方もおられるのも事実だと思います。
      もしかしたら遺言をのこせた方もいるかもしれません。
      ですが、ユーコの遺言には違和感を覚えます。

      北川さんは、”娘のために”沖縄に避難したそうです。
      そんな人は多かったと思うし、勝手ですけどね(苦笑)
      娘のことは可愛くて仕方ないらしいです。
      でもユーコは・・・・。
      とりあえず、遺言に子供へのメッセが入ってい良かったです。
      良かったですが、梟町へ行くのも鈴愛んちに行くのも、とにかく子供は連れてこなかったので、ユーコが子持ちであることを忘れている人も多そう。

      >15分で扇風機が完成するらしいですよww。
      そうそう。
      で、売れるんですかね。
      マザーって名前の扇風機。

      スケート・・・ねぇ。
      でも、実際、スケートのシーンがなくて良かったなぁって思っているんですよ。
      シーズンは始まっているし、ただでさえ押さえるのが難しいリンクを、このドラマで貸し切りなんてされたら、スケーターが気の毒じゃないですか(爆)

      「まんぷく」は背水の陣かもしれないですね。
      「あさが来た」が当たったもんだから・・・ねぇ。
      脚本家さんは私的には当たり外れが多い人なんですが、当たりであれ!って思います!

  2. まるこ より:

    間、抜けたりしていましたが、なんとか最終週まで見ることができましたw
    ユーコの遺言聞いて泣いてしまったんですが、ユーコに泣いたというより、ユーコの病院の逃げられない患者さんを思うと辛くなって、亡くなった祖母を思い出したりして悲しくなった感じです(>_<)←震災は全く関係ないです

    ユーコ、子持ちだったの忘れてました笑。
    扇風機、やっと最終話で完成するんですね(^^;
    扇風機を完成させることが、なにかを成し遂げることになるのかがよく分からないんですが、最後を明日見届けたいと思います。

    北川先生のインタビューを見て、あまり良い印象は受けませんでした。。。

    • tarotaro tarotaro より:

      まるこさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      ユーコの遺言は美談ですよね。
      ユーコを身近な誰かに置き換えて、遺言だけを聞くと泣けるかも。
      でも実際、逃げられなかった患者さんを抱えてでも逃げようとしている医療従事者の方がほとんどだったのではないかと思います。
      東北の病院では、テレビを消したと言いますから・・・。

      最期まで「生きよう」していた方がほとんどだったのではないでしょうか。
      ユーコは、死ぬフラグが立ちすぎて、もう・・・・。
      あんな遺書を遺さずとも、遺言はたくさんありあました。

      なにかを成し遂げたのはずっと見ていた視聴者かも。
      脚本家が良い人である必要はないですが、作品がメッセージだと思っているので、受け取る側の感性を否定し、また作品内で伝えられなかったことをインタビューやツイッターで発言するのはやめていただきたいです。