「君が心をくれたから」 最終話 ネタバレ 感想~限りなくバッドエンド。後出しルールが多すぎる

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雨の音色と未来の約束

あらすじはコチラ→

聴覚がなくなる日。
雨(永野芽郁)は春陽(出口夏希)にメイクをしてもらった
「辛くてくじけそうになったら思い出して、
今日もどこかで春陽ちゃんを応援している私がいる。
頑張れ~春陽ちゃんって私、応援している」
「私、花火師になるね」

そして学校へ。
初めて出会った場所、放送室。
そして教室

「”今日も幸せだったね”
夢だったの今日も幸せだったねって一日を終えるのが
太陽君が隣にいてくれる人生で良かった。
この人生で幸せだった
大げさじゃないよ。心からそう思ってるよ」
号泣する太陽
「でも俺のせいで。
もしあの日雨が降らなかったら。
俺が声をかけなければ」
「それでも出会ってた。
雨がふらなくても、私は太陽君を好きになってたよ。
だからお願い。
私の大切な思い出をそんな風に言わないで。
ありがとう。
あの日、私をあの赤い傘に入れてくれて。
忘れないよ。」
太陽に時間を聞く雨。
「3時前だよ。」

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「もう会いに来ないで。
私のこと二度と思い出さないで。
これが私の最後のお願い。」
「まってよ。
やだよ。俺やだよ。そんなの。
雨にもう二度と会えないなんて。
嫌だよ。」
「お願い。これでおしまい。
私たちの恋は今日でもうおしまい。
約束ね。さようなら太陽君。」
雨から表情が消える
「雨?雨?」
呼びかけに応答しない。
雨の腕時計を確かめる
ディスプレイの表示が消える。
「なんで?なんで?」
雨の聴覚は午後4時ではなく、午後3時に消える。
しかし雨の為のみで日下(斎藤 工)は太陽に午後4時と伝えたのだった。←雨、自己中

人形のように車椅子に座る雨の横に太陽もぐったりとしゃがみ込む。
日下に「助けて欲しい」と頼みこむ日下。

翌朝、雨が目を開く。
見慣れた天井。
腕には時計がない。
慌ててリビングに戻る。
ジュースを飲むと甘い。
そこへ望田 司(白洲 迅)がやってきた
「戻ったんだね五感。」
「太陽くんは?」
「落ちついて聞いてほしい。
太陽君は亡くなったんだ。」

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夜、教会
太陽の遺影が飾られている。
雨も喪服で現れる。

昨日の太陽実家。←回想
「午前0時に死ぬ」
太陽は父・陽平(遠藤憲一)、春陽、司に話していた。←こんな大切な家族会議に市役所員だからって同席?
春陽は信じる。
そんな春陽に母の言葉を伝える。←先週をご参考にw
「俺もそう思う。
お前は強くて優しくてでもすっげー生意気な、俺の最高の妹だ。」

喪服の雨に春陽が太陽のメッセージを渡す
メモには
「シンディーに魔法の呪文を唱えてみて」
と書いてあった。
太陽の声が聞こえる。

”雨、ビックリさせてごめんね。
急にこんなことになって。
今からちゃんと説明するね
あの教室のあと、日下さんに言われたんだ。”
<<奇跡はまだ終わっていません>>
雨は心を捧げる選択をした。
その心を受け取るか否か。
心を受け取れば太陽は天寿を全うする。
断れば太陽が死に、雨の五感が戻る
<<どうする?太陽君”>>
顔がほころぶ太陽。
雨に向き直る
”本当なら俺大晦日の夜に死んでたんですよ。
でもこの奇跡が猶予をくれた
雨と生きる時間を
それに俺はもう・・・。
充分もらったから。
返します。雨に心
うなずく日下

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”こんな大事な決断、勝手にしてごめんね。
でも俺、全然後悔してないよ。
だから雨。
お願いだから泣かないで。
俺は笑ってる雨が好きだよ。
大好きだよ。
ありがとう雨。
あの日、俺の傘に入ってくれて
今日まで一緒に生きてくれて。
ありがとう。
そうだ。約束しよう。
未来の約束。
雨、一人前のパティシエになってね。
沢山の人を幸せにする
そんなお菓子を作って欲しいんだ。
雨にはできる。
絶対できるよ。
それでいつか君の夢が叶ったら、天国で雨を降らすよ。
ありったけの心を込めて。
その時、あの傘をさしてくれたら嬉しいな。
だから。
もう一度約束”

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2024年4月1日
朝野家の墓参りをしていた。
爆竹とライターを手にした雨は、墓場で鳴らす。
気配を感じて振り向くが誰もいない。
スマホが鳴る。
「君に見せたいものがあるんだ」
太陽の父からの電話
「太陽の花火だよ。」
桜祭りの花火の予備を作っていた。
見届けて欲しい。


「大丈夫か?雨ちゃん」
「精一杯生きて生きます。
太陽君のぶんまで」←前向き~

”最後にあの言葉を伝えるよ
雨の心を支える言葉。
色々考えたんだ。
でもやっぱり一つしかなかったよ。
出会った頃からずっと思っていた事だから。
なんどでも言うよ
100回でも1000回でも1万回でも”
赤い傘の花火が空に咲く
”雨はこの世界に必要だよ。”
太陽との思い出、フラッシュバック。

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数年後
とあるパティスリー
作業台の上に太陽から貰った赤いミサンガ
制服には太陽から貰ったボタン。
突如天気雨が降る
外に出る雨
太陽くん私と友達になってくれてありがとう
恋人になってくれてありがとう
あなたと出会ってからの10年間は人生で一番大切時間。
”雨。”
太陽の声を聞いた気がして振り返る。
店名は「SUN&RAIN」
「叶えたよ。二つとも。
赤い傘と未来の約束」

”それと君が心をくれたから”
タイトル回収・・・。

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回想につぐ回想と最後のタイトル回収。
昨日のさよならマエストロ
と一緒でしたね。

雨、嘘をつきすぎでしょう。
ってか、五感を失うのは深夜0時じゃなかったの?
なんで聴覚だけ夕方になくなるのさ。
自分勝手やわ。
全然そんなの優しさじゃないしさ。

で・・・雨に五感が戻ってハッピーエンドかと思ったらバッドエンド。
太陽が死んでしまう。
今までの3ヶ月が無駄だったのかと苦笑い。

太陽が雨の五感を戻すしてくれたら、死ぬって言ったのに。
そうして奇跡を起こしてくれ!って言ったのに、いつでも奇跡は起こせないって言われてたじゃん。
五感を失ったら奇跡を起こせるって教えておくれよ(苦笑)
死んだらそこで二人とも終わりじゃなかったっけ?
なんだかいろんなルールが存在して、それを小出しにするから、後出しばっかりって思ってしまう。

このルールが適用されるなら・・・日下さんは恋人に見捨てられたのね。

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3ヶ月は一緒に生きて楽しい時間だったのかもしれん。
せやけどさ、太陽が3ヶ月だけ生き返るくらいでも良かったのにね。
この3ヶ月、ホント、恋愛にだけ生きてたもんね。
ここから数年後、りっぱなパティシエになって店まで持ってさ。
雨、太陽が死んで立ち直るの早いな。
でもこれ全然ハッピーエンドじゃないけどね。
結局死ぬならこの3ヶ月・・・
ああ、もうこれしかないわ。
雨の時間もムダだったけどワタシの時間もムダだったよ。

山田裕貴くんお疲れ様!!
めっちゃ泣いてたね。
だからジーンときたけど。
だけどね。お疲れ様。
永野芽郁ちゃん、今度はもっともっと可愛い女の子の役が良いな~w

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CAST
逢原 雨(永野芽郁)
朝野太陽(山田裕貴)
望田 司(白洲 迅)
朝野春陽(出口夏希)
柳田達夫(螢 雪次朗)
花村竜一(佐藤貴史)
菊野 純(谷 恭輔)
飛岡雄星(萩原 護)
日下(斎藤 工)
千秋(松本若菜)
逢原霞美(真飛 聖)
朝野陽平(遠藤憲一)
逢原雪乃(余 貴美子)

コメント

  1. moon より:

    たろたろさん いつもレビューありがとうございます。

    最後はきっと救いがあるはず…ハッピーエンドになるはず…と思って観続けましたが…モヤモヤします(苦笑)
    本当、たろたろさんのおっしゃる通りこういう結末になるなら、最初から太陽が3ヶ月間だけ生き返る方が良かったな〜。そちらのほうが奇跡って感じかも。
    なんかこのドラマって『あれ、これは良いんだ…?あれ、これはダメなんだ…?』っていう設定(?)が多かったですよね。いろいろ曖昧だし。脚本家さんが考えたルールだから仕方ないのか?
    それに、失う五感とその回のテーマが直結しない回が多かったような?
    花火を見れたのは良かったけど、やっぱり先週ちゃんと見せてあげたかったなと思うし。(人とぶつかって間に合わなかったとか…)

    雨も逆に太陽を苦しめることをしがち(汗)店名が『SUN&RAIN』だったのは…やっぱりと思いつつも良かったけど。

    でも、永野芽郁ちゃんと山田裕貴くんは良かったな〜。2人が瑞々しくてとても素敵だったから最後まで見守れたと思います。
    声も良い。
    2人じゃなかったらファンタジーといえどもあまりに過酷すぎて辛すぎて観てられなかったな。
    ほかの皆さんも良かったし、キャスト陣に救われてましたよね…
    宇多田ヒカルの主題歌は好きでした。映像も綺麗だし、台詞も全体的に詩的でロマンティックだったのにもったいないなぁ。

    最近は井上真央ちゃんのやつもそうだし、二階堂ふみちゃんのもそうですがファンタジーが多いですよね。もう、今は突飛な要素がないと恋愛ドラマは難しいのか?この枠で恋愛ドラマなら…結構前だけど、「デート」や「海月姫」が大好きだったなぁ。

    「春になったら」すごく好きです!
    最終回…楽しみ。

    • tarotaro tarotaro より:

      moonさん、コメントありがとうございます。

      モヤモヤな最終回でしたね~。
      五感をあげたのに助からなかった太陽。
      これを「奇跡」と呼ぶんですかねぇ。

      ホント。
      触感がなくなってるのに排泄はじぶんでしてんのか問題。
      内臓の感覚はあるのか?
      っていう。

      ラブストーリーにはすれ違いがつきものですが、脚本家がイケズで花火も見せてくれないように思えて(苦笑)
      雨は常に自己中の自己満足で。
      五感を差し出すことも自己満足の一種だったのかも。

      キャストは良かったです。
      ファンタジーのラブストーリーって難しいですね。
      何年か前に「恋はDEEPに」で石原さとみが人魚になりましたけど。
      あれはずっと明るくて、でも「ええ・・・」ってなって。
      最後はハッピーエンドでしたけど。
      なかなか連続ドラマでファンタジーラブストーリーは難しいですね。
      宇多田ヒカルも脱落していると思う(爆)

      「春になったら」は楽しいですね。
      最近は月9より月10のほうが当りが多いw。
      月10もラブストーリーは苦手そうだけど。
      月9のラブストーリー「デート~恋とはどんなものかしら」が好きでした。
      「海月姫」より昔だ~(汗)