明日を生きる理由
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朝野太陽(山田裕貴)は長崎花火協会の会長の審査を受け、『桜まつり』に出品することになった。
太陽の父・陽平(遠藤憲一)は、最初こそ反対したが、逢原雨(永野芽郁)にチャンスをあげて欲しいとたのまれた。
ただ判断するのは会長だからと念押す。
雨の自宅には太陽の妹・朝野春陽(出口夏希)が来ていた。
春陽は早く結婚したら良いのに。
雨の妹になりたい。
雨は春陽は花火師になりたかったのでは?と問いかけると、春陽はうなずく。
ただ父に「お前には無理」と言われ諦めたと。
それくらいの気持ちだったのだと笑う。
帰り際
「チャレンジしてみたらどうかな?花火師」
と春陽の背中を押す
明日、事故にあうかもしれない。
何が起きるかわからないからやりたいことはやった方が良いと
「そんなこと言ってくれたの雨ちゃんが初めて。
ありがとう。お姉ちゃん!」
帰宅した太陽は、「桜まつり」の出品を断ったという。
「桜待つまであと35日しかないから。
赤い色も克服できていないし。
次の春までにはなんとかする。」
「次の春・・・。」
自分の部屋で千秋(松本若菜)日下(斎藤工)と話す雨
日下はそのうち太陽が五感を失う病気なんてないことに気付く。
そうすれば雨に何があったのかと不思議に思う。
「彼は答えの出ない問いを一生死ぬまで抱え続けるのです。
あなたが進もうとしている道はそういう道です。」
声が聞こえた気がしたと太陽が部屋に入ってきた。
「太陽君
お願いがあるの。
ぎゅってしてて欲しいの。
朝までずっと。お願い。」
布団に入り、雨を抱きしめる太陽。
「寒い?」
「あったかい。すごくあったかい。
あのね太陽君。
大げさなこと言っても良い?
私たちルキアってもうすぐ3週間だね。
まだたったの3週間だけどそれでも私。
太陽君のこと愛してる。
この先目が見えなくなっても、耳が聞こえなくなっても、あったかさを感じられなくなっても。
思っていることを伝えられなくなっても。
ずっとずっと愛してるからね。」
太陽は布団の中で雨のほうを向き、見つめ合う
「それだけは変わらない。ずっと変わらない」
「オレも愛してる。」
「うれしい。すごく嬉しい。ありがとう太陽君」
太陽が雨を強く抱きしめる。
翌朝、呼吸を乱した雨が廊下を這う。
階段から落下。
慌てて起き上がり駆けつける太陽
「血が出てる」
「大丈夫。感じないの。もう・・・」
絶句する太陽
検査入院をすることになった雨。
太陽はそっと部屋に入り、雨の触覚がないことに気付く。
「ねえ雨。ホントは病気じゃないんでしょ?
何があったの?病気じゃないんならどうして?」
「太陽君は気にしないで。大丈夫だから」
「大丈夫じゃないよ。
触覚が急になくなるなんておかしいよ。
どんなことでも受け止めるから」
「こっちきて」
太陽がベッドに座り、雨の手を握る
「変な感じ。
さっきまであんなに温かかったのに。
気持ち良かったのに。
無くなっちゃったんだな、私の触角。
奇跡なの。
私、奇跡を背負ったの。」
「奇跡?」
「今からいうことを起こることも、何があっても驚かないでね。
千秋さん、日下さん」
誰もいなかった病室に案内人の二人がやってきた。
驚く太陽
「太陽君、前に事故に遭ったよね。
意識をなくしているとき、日下さんが現れて言ったの
このままでは太陽君が死んでしまう。
私が五感を差し出せばあなたを救うことができるって。
だよね。
急にそんなこと言われても信じられないよね。
私も最初は夢かと思った
でも私その奇跡を受け入れた。
だけど安心して全然平気だから。」
雨が精一杯笑う。
「あり得ないよ・・・。
そんな奇跡なんてあるはずないって。
雨はこの人たちに騙されてるんだよ」
「ホントのことよ」
あなたたち雨に何をしたんですか?
言って下さいよ。」
日下を掴もうとした太陽だがすり抜けてしまう
「我々に触れる事は出来ません」
この姿もあなたと逢原さんにしか見えなません。
「朝野太陽君。」
日下が太陽の目を見つめると、事故の様子を見せられる
呆然としている太陽。
目に涙がにじんでいる。
へたり込む太陽。
「どうして。何で・・・。」
「雨ちゃんはずっと悩んでいたわ
本当のことを言ったらあなたが自分を責めてしまう
だからたった一人で戦っていたの
わかってあげて」
「ホントなの?ホントに奇跡を」
泣いている雨が小さく笑う
「じゃ、雨が夢を諦めたのも。
昨日の言葉も。
全部俺の為に?
オレが奪ったんだ」
「違うよ。」
「全部オレが・・・。
お願いします。
オレの五感を雨に渡して下さい。
オレはどうなってもかまいません。
だからそれでこの奇跡を終わらせて下さい」
「できません。
一度奇跡を受け入れたら、全ての五感を失うまで終わらない。」
「じゃオレは雨がただ苦しむのを見ているしかないんですか
五感が奪われるのも何もできずに」
「その通りです
あなたに彼女を救うことはできません。」
夕方、病院の屋上。
うつろな目の太陽が飛び降りようとするが、日下に止められる
「そんなことをしても五感は返せない
奇跡が続いているうちにあなたが命を失えば
逢原雨さんも命を失うことになる」
雨が杖をつきながら歩いてきた。
「私は大丈夫」
「オレなんて死んで良かったのに。
助けることなかったのに。
救う価値なんて」
「あるよ。
あるに決まってるじゃん
太陽君には価値がある
絶対にある。
君がないって言っても私は何回だって言うよ。
誰にも負けない素敵な価値があるよって。
だってあなたは私の人生を変えてくれたから。
太陽はこの世界に必要だよ。」
高校時代、太陽が言ってくれた言葉を思い出す。
退院した雨は日下に言う。
「触覚が教えてくれること。
触覚ってきっと、幸せを助けるためにあるんですね。
たくさん教えて貰ったな。
この手に肌にたくさんの幸せを。
でもこんなことならもっと確かめておけば良かった。
次の感覚が表示されるとき、太陽君と二人きりにさせてもらえませんか?」
「わかりました」
「間違えてなかったですよね?
私が選んだ道。」
「あなたの選択は間違っていない。
だからあと1ヶ月
自分の幸せだけを願えば良い。」
リビングで呆然としている太陽のもとへ行く雨、
「0時ちょうどになるとね。
この時計に次に奪われる感覚とタイムリミットが表示されるの
次は耳か目か
どっちにしてもまた迷惑かけちゃうね。
ごめんね。
太陽君。
今まで黙ってて、
たくさん心配かけて、ごめんね。」
時計に表示がされた
「視覚だ・・。
ついに来ちゃったか。
タイムリミットは34日後
3月24日」
チラシに目をやる二人。
桜まつりの開催日も3月24日
”どうして私は生きて行くんだろう
辛い明日をどうして生きてゆくんだろ”
「ごめんね雨」
手を握られていることに気付く雨
「雨の大事なものたくさん奪って。
ホントにごめんね。」
”そんなの一つだ、たった一つだ。”
「左手貸して。」
赤いミサンガを出す雨。
「たくさん奪ったか
そんなことないけどな。
でもそう思うなら一つだけ貰っていい?
あなたの花火を私に見せて。
次の春まであなんて待てない
あと1ヶ月しかない
でももし太陽君の花火を見ることができたら、
もうそれ以上何もいらない。
だからお願い。
赤い色になんか負けないでよ。」
「雨・・・。」
「負けるな。太陽。
自分に負けるな。大丈夫
太陽君ならできる、
きっとできるよ。」
「叶える。
目が見えなくなる前に。
雨に花火見せるから」
「やった。
じゃあ、約束ね」
指切りをする二人
「約束」
触角を失ったら、歩けなくなるなんて後出しじゃない?
聞いてないよ~!!
筋肉も奪われて、麻痺している感じなの?
麻痺しているなら、尿意も便意もないの?
麻痺してるのにどうして杖をつけるの?
手は動かせるし足も動かせるのに歩けない・・・。
触角を失う意味がちょっとわからない。
下世話な話だけど、おならもわからんよね。
もうすでに太陽に下の世話もして貰ってるんか?
なんだから「触角を失う」が綺麗ごとのように描かれすぎている。
ラブストーリーだから仕方ないのかもしれなけど、ファンタジーだからっつっても、まっさきに便意のほうを考えてしまう。
ああ、もういっちょ下世話なことを言うと、プラトニックなまま触角を失ってしまった。
もうチョメチョメ(以下自主規制)
なんで雨にだけ奇跡の提案があったのかねぇ。
太陽はもうどうすることもできない。
太陽は聞くも地獄、聞かぬも地獄だ。
どうすることもできないのに、どんどん弱る雨を見ているだけだ。
赤いミサンガもなんだかしばりつけておくための道具みたいだなぁ。
しかし二人の演技には心は動かされるのよ。
二人ともドバドバ涙流しちゃってさ。
それでも「触覚」を失う演技は暗中模索。
そんな演技誰もやったことないしね。
演出も迷っているような。
触覚失うルール、もうちょっと説明して欲しいわけよ。
奇跡とか綺麗ごとじゃなくよ!
便も尿もダラダラですとかちゃんと確認しなきゃ。
若い娘さんだもの、それを言われたら奇跡を起こすのやめたかもしれないのにさ。
それでも最後は斎藤工が折れると思うんだよね。
二人が幸せになるための試練だったのだ!とかってさ。
で、二人は幸せに暮らすのでしょう?
でしょ?
でも来週は「お姉ちゃん」って呼んでいた春陽が雨に消えろとか言ってた。
この子大丈夫か?ブラコンすぎね?
読んでいただいてありがとうございます。
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CAST
逢原 雨(永野芽郁)
朝野太陽(山田裕貴)
望田 司(白洲 迅)
朝野春陽(出口夏希)
柳田達夫(螢 雪次朗)
花村竜一(佐藤貴史)
菊野 純(谷 恭輔)
飛岡雄星(萩原 護)
日下(斎藤 工)
千秋(松本若菜)
逢原霞美(真飛 聖)
朝野陽平(遠藤憲一)
逢原雪乃(余 貴美子)
コメント
雨と太陽のチョメチョメって、、、
「不適切にもほどがある」を見た後で続けてこの回見てたせいか、たろたろさんと同じこと(かな?)思ってしまいました。
この二人どうなんだろ、、って。
なんか、そういう突っ込みでもないと、このドラマ、キツイですよね。
最初は、最終的に「雨の五感」は真飛聖さんが自分の命を代償にするのかなと思ってたけど、余貴美子さんが「癌で余命短い」ことがわかってからは代償にするのは余貴美子さんかあ、と思い直し。でも先週お祖母ちゃんは他界しちゃったからやはり真飛聖さんかなあと再度思い直し。でもどうなんでしょう。
以前のドラマで、同じように主人公がいろんなものを失っていく中で最後に命を救ったのは主人公の愛した男性だった、、みたいな話があった気がするけど、山田裕貴さんにそれさせたら太陽君があまりにも気の毒で。
今後も、たろたろさんの突っ込みブログ、楽しみにしています。
narakuさん、コメントありがとうございます。
どこまでもプラトニックなのが純愛ってところなんですかね。
でも同棲してるのに寝室は別々っぽかったし。
ワタシも母親が死んで償うんだろうなと多分、ずいぶん早い段階で思っていたんですが・・・。
予定調和すぎるでしょうか?
お母さんの入院費は誰が払っているんだろう・・・。
案内人もどうして案内人でいるのかよくわからないですしね。
そこらへんも・・・知りたい。
太陽君は死んでいたほうが良かったと後悔して生きて行くのも可哀想ですね。
最後には眠りから覚める眠り姫のように五感を取り戻すのかなぁ。
死亡エンドだと救いもないような気がするけど、それでも太陽が前向きに生きていき、赤い色が見えるとか?
ちょっと上っ面の綺麗ごと過ぎるんですよね(苦笑)