「35歳の少女」 第6話 ネタバレ 感想~キスシーンの後ろめたさ

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愛美(橋本愛)、進次(田中哲司)、結人(坂口健太郎)、望美(柴咲コウ)も求職中。
みんななかなかうまく行かない。
家族の幸せを願う望美は、みんなで豆腐を食べて仲直りをしようと思いつく。
「私は結人君といてこんなに幸せなのにママやパパやマナちゃんがつらい思いしてるのが嫌なの。
家族を笑顔にしてあげたいの。」

全員家に集合!
豆腐を食べる準備をする。
「ここで 3人で暮らしたら?」
望美が提案する。
「3人で また ここで暮らしてお互いの悩み聞いたり励まし合ったりすれば25年前みたいに家族が一つになってどんなに つらいことがあっても頑張って行けると思うんだよね。
お願い ママ。
私が事故に遭う前のみんなに戻ってほしいの。
あの頃の笑顔が 大好きだから。」
「その人は お姉ちゃん以外興味ないんだから。
この人は お姉ちゃんを心配することと私やパパを寂しくさせる以外何もして来なかったのよ?」
望美は一緒に暮らすことだけでも許してあげて欲しいとママに懇願する
「分かった。
昔みたいに ここで家族で暮らしましょう。
望美 もちろん あなたもよ。
この間 「出て行け」と言ったのは
間違いだった。
結人君と一緒にいてもあなたのためになると思えないから一刻も早く 帰ってらっしゃい。
あなたと暮らして結人君は今 幸せだと思う?」

「もちろん…。」
と答える望美だが、愛美はそうは見えなかったと言う。



結人はガマンしているように見えた。
「結人君は はっきり言った?
お姉ちゃんはアナウンサーになれないって。」

「言うわけないじゃん応援してくれてるし。」
「それは 傷つけちゃいけないと思ってるからよ。
でも 現実は違う。
あなたがアナウンサーになるのはもう無理。」
何があっても応援してくれると言っていたがそれは事故に遭う前の話。
パパもママもアナウンサーになることは無理だと思っている。
自分は大人になったような気になって家族のためとか言ってるけどあなたは罪滅ぼししたくて家族に 自分の願いを押し付けてるだけなの。
頼むからもう これ以上余計なこと しないでくれる?
25年前、お姉ちゃんが寄り道して事故に遭っただけでも迷惑なのに目覚めてからも 自分だけが純粋なままみたいな顔して…。
私たちに いろいろ嫌な思いさせてるの分かってる?
こんなことなら あの時死んでくれればよかったのよ。
そうすれば 私たちだってこんなことにならなかったんだから…。」
思わず愛美をビンタするパパ。
「何よ… 私は みんなの本音を代弁してあげてるだけでしょ?
分かった? お姉ちゃん!お姉ちゃんのおかげで
大好きだった家族は みんなバラバラになっちゃったの。
もう 昔には絶対に戻れないの!
それなのに幸せの天使みたいな顔してこんなもの 買って来ないでよ!」
愛美が出て行く。
そして望美も出て行く。



その日の夜、結人が帰宅しても望美がいない。
必死に望美を探す結人。
鈴木保奈美に電話しても本人に聞けと言われるし、留守電になるし・・・。
あちこちを探し回っていると望美から着信。
「結人君。私は アナウンサーになれると思う?」
「それは…。無理だと思う。」
「やっぱり…気 使ってたんだ 結人君。
私…25年前に死んだほうがよかったのかな。
私のせいで 家族みんなが不幸になってるから。
私、結人君を幸せにしてる?」
「当たり前だろ。」
電話の向こうでもサイレンが鳴っていることに気づいた結人は、アパートに向かう。
アパートには望美が膝を抱えて座っていた。
「目覚めてから ずっとモモみたいに時間泥棒に時間を盗まれたと思ってたけど…。
本当は…。私が みんなの時間を盗んでたんだね。
昔はみんなを笑顔にすることができたのに…。
今は もう それができない…。
逆のことばっかり やってる…。
こんなことなら…本当に死んだほうがよかったのかも…。」



「俺も 望美の願う通りになれば素晴らしいと思う。
俺にできることがあれば何でもやってやりたい。
望美にアナウンサーになってほしいしお前の家族にも笑顔になってほしいし…。
お前が25年 眠ってたせいで苦しむのも もう やめてほしい。
でも…。どうすればお前を その苦しみから救ってやれるか分かんない。
俺には 何にもできない。けど 俺は…
これから 何があってもお前のそばにいる。
どんなことがあっても 離れない。」
「結人君はカメのカシオペイアだったんだ。
絶望したモモに言った言葉みたいだから 」
「正確に言うとカメは喋れないから甲羅に文字が出るだけなんだよ。」
「どんな文字だっけ?」
「”私が ついている”」
結人は初めて望美にキスをした。



結人は、自殺した生徒を救えなかったから望美を救いたいのか。
本当に望美が好きなのか。
中身は子供で弱っている。
そんな子にキスして良いのか。

橋本愛ちゃんのキャラはまんま「同期のサクラ」と一緒だなぁ。
ワタシ・・・橋本愛ちゃんには遊川作品以外のものに出て欲しいですよ(苦笑)
愛美ちゃんを見ていると痛いし疲れる。
自己肯定できないし、依存心も強い。
そしてとげとげしている。
姉に対して「死んでいれば良かった!」は言い過ぎだけど、言いたい気持ちはよくわかる。
母ちゃんがちゃんと姉の看病をして妹のケアも出来ていたら、もっとウエルカムな妹でいられたと思う。
いや、母ちゃんだけでなく父ちゃんだって悪いよね。
だいたい25年も偏っていたかもしれないけど娘の意識回復を信じて頑張って来た妻をディスってたもんなぁ。
酒癖悪いしさ。





事故がなければ幸せだったかもしれない。
だけど・・・事故がなくても家族バラバラだったかもしれない。
事故がなくても望美はアナウンサーになれなかったかもしれない。

望美にイライラしちゃう気持ちはわかる。
だけどやっぱり気の毒だわ。
「昔はみんなを笑顔に出来たのに今はもうそれが出来ない」
そうなのよ、大人になると人を笑わせることが難しいのよ。
子供だから可愛いの。
小さいだけで可愛いの。
同じ言葉を言っても幼稚園児と小学生ってだけでも愛らしさは違う。
小学生なら許されることも35才では許されない
でも望美は何もわからない。
知らない。そこがねぇ。



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主題歌:King Gnu/三文小説

出演
時岡 望美(柴咲 コウ)
広瀬 結人(坂口 健太郎)
今村 進次(田中 哲司)
今村 達也(竜星 涼)
今村 加奈(富田 靖子)
相沢 秀男(細田 善彦)
林田 藤子(大友 花恋)
時岡 愛美(橋本 愛)
時岡 多恵(鈴木 保奈美)

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