『緊急取調室』 特別招集2022 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～8億の金に目が眩むバカップル

8億円のお年玉

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松原 しおり（菜々緒）がすべてを自供。
しおりは表向き家政婦とななっているが、修一（木村了）とは結婚を前提に
1ヶ月前、男がいきなり入ってきて、源優奈（板垣樹）を守ろうとして殺害してしまったと。
その時通報すれば正当防衛になったかもしれないが、遺体を遺棄した・・・。
真壁有希子（天海祐希）は優奈の事情聴取を申し出た。
源 秀子（高畑 淳子）は断るも、保護者を同伴させた上で裁判で12歳以下の子供の証言をさせたことに倣ってならどうかと食い下がる。
秀子に付添われた優奈の取り調べを行う。
1ヶ月前、男が侵入してきたとき、菜々緒は
「なんで！あんた！」
と言ったと言う。
秀子の顔色が変わり、取り調べはここまでとなった。
真壁が睨んだ通り、しおりと遺体の男は面識があったのではないかとキントリは考える。
このあと行われるはずだったしおりの取り調べは中止となった。

しおりが帰った源家は荒れた。
秀子だけがしおりと遺体の男の関係を知らなかったのだ。
息子・修一（木村 了）、夫・悦男（井上 順）も遺体の男がしおりの元恋人だと知っていた。
夫は取り調べで「妻が男を殺した」などと自供した。
警察を混乱させるつもりだと秀子は理解していたが、本当にそうなら良いと思っていたと言い放つ←ひどすぎない？
あまりのショックに秀子はフラフラと家を出て自殺を図ろうとしたところを山上善春（工藤阿須加）が助けた。
事件の報告を受けたとき隠蔽を選んでしまった。
秀子は真壁に話しをした。
裁判官の家族が殺人を犯したとなれば自分が今まで冤罪で無罪と認定した被告たちまで不審を抱かれるかもしれない
今抱えている案件でも裁判を降りればいいと追い問題ではない。
女の裁判官の地位を上げるためにここまで頑張ってきたのに、定年のわずか4ヶ月前にこんな事件が起きてしまった。
「なんだかんだ言って、立派な立派な裁判官として定年したかったのではないか」
と秀子を尊敬していた生駒 亜美（比嘉 愛未）は非難した。
「あなたの法廷で今回の事件を裁くとしたらどんな判決を下されますか
どのように自分を裁かれますか」
真壁が秀子に聞くと、秀子は取調室で供述すると言う。

しおり（菜々緒）を逮捕した。
殺人罪だ。
当初正当防衛を主張したしおり。
生駒 亜美（比嘉 愛未）はしおりを落とすと自信満々い取り調べを行うが、しおりに黙秘されてしまう。
結局、真壁が担当。
修一を好きになったのは自分と環境が似ていたのからなのではないか、
修一も両親の経歴を前にコンプレックスの塊だった。
しおりは優奈の為に元彼の男を殺害したと涙ながらに言っていた。
しかし実際は。。。優奈はその男に拳銃を向けられてはいなかった。
一緒に遊んでいたのだ。
男を殺害した理由も違っていた。
しかも男が8億円の強奪をするきっかけを作ったのもしおりだった。
経営していた店が上手くいかない。
借金がある。
現金を配達する警備員を紹介して、冗談半分で現金強奪でもすれば？と言っていたのだ。
結局、元彼と警備員は仲間割れをして元彼は警備員を殺害。
そしてしおりを頼ってきた。
8億円の現金の行方は知らないと自供したのも嘘だった。
修一は訴訟トラブルを抱えており、ハンシャに脅されていた。
8億円あれば・・・。
二人はレンタカーを借りて8億円を隠した。
これだけあれば自由になれる。
レンタカーから金も出てきた。
修一も罪を認めた。
二人が隠したかったのは遺体ではなく金のほうだった。
しおりは優奈に裏切られたと言うが、優奈は嘘をつくのは辛いから倉庫の鍵を開けてしおりに楽になって欲しかったのだと言う。
秀子は裁判官を辞職、悦男（井上 順）も大学を辞職。
秀子は留置所のしおりに手紙で「罪を償ったらうちに戻ってきなさい」と手紙を書いていた。

帰省していたので22時過ぎまで車でテレビを見つつ、帰宅。
バタバタと荷物を降ろしたので、チョコチョコ見逃しているかもしれませんが、だいたいこんな感じ？
新キャラの比嘉愛未さんは正義感の塊で男女差別に敏感なタイプ。
比嘉さんは正統派の美人だし声も良いし隙もないからこういう役が回ってきがち。
だけどこういうキャラはあまり面白みがない。
連ドラならこれから成長に期待ができるけれど2時間ドラマだと成長までは行かないのでねぇ。
一方、野間口徹の役はクセがあってちょっとしたアクセントにはなってました。
モツさんこと鈴木浩介と同じようなキャラを取り合っているような二人が共演しているのも面白かったッス。
小日向さんは忙しいのか別撮りでキントリの面々と同じシーンもない。
管理官の出演シーンも少なめ。
なんと言っても主演の天海祐希さんも主演にしては少なめな気がした。

どうせなら天海祐希VS高畑淳子を見たかったなぁ。
最後は菜々緒さんか。
菜々緒さん・・・お芝居が下手なわけではないんだけど・・・。
ワタシが初めて彼女の演技を見たのは『サイレーン』かな？
ああいう役がピタっとくるけど、あんな役ばかりしたくないだろうし。
だからって『4分間のマリーゴールド』で清純派？ヒロインを演じるもストーリーも良くなかったし、全く似合っていなかったし。
今回は、悪女なのかな？と思っていたけど、目先の金に目が眩んだ只のバカだった。
ついでに修一もバカ。
バカップル。
息子に厳しくしすぎてあんなバカになるなんて。
裁判官という職に全ての力を注ぎつつ子育ては大変なんだなぁ。
息子がああなったのはもちろん高畑淳子だけのせいではない、夫・井上順のせいでもある。
しかも「今のお前嫌いだ」なんて言われちゃって、一人だけのけ者。
息子があの年になってもスマホのチェックをするなんてそりゃ耐えられないだろう。
スマホのチェックをする時間が判事にあるのかっていうのも・・・

ああいう家にショーパブのダンサーが嫁に行くもんじゃないよねぇ。
ってか、ショーパブを接待に使う弁護士事務所ってなんだ。
うん？接待で修一が連れてこられたんだっけ？
どっちにせよ、修一、あんまり仕事がうまく行ってないんだろうなぁ(苦笑）
結婚もしていないまだ婚約？中の女性に家庭を崩壊させられた。
高畑淳子も井上順も職も名誉も失う。
息子と息子の彼女は逮捕。
優奈ちゃんはイジメにあうかもしれない。
ただ優奈ちゃんは修一よりは賢そうだった。
出所してきてこのバカップルが一緒になるのは反対だけどねｗ
だからとて孫育てを高畑淳子と井上順が行って・・・今度は成功するのかしら？
秀子（高畑淳子）なら良い弁護士になれそうだけど、人を育てるのは苦手そうだなぁ。
何にせよ、一番気の毒だったのは、遺体の第一発見者となった近所の男の子だよ。
彼がPTSDにならないかとっても心配。

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キャスト
真壁有希子（天海祐希）
梶山勝利（田中哲司）
渡辺鉄次（速水もこみち）
監物大二郎（鈴木浩介）
山上善春（工藤阿須加）
玉垣松夫（塚地武雅）
菱本進（でんでん）
小石川春夫（小日向文世）
かやの（中村静香）
しんじ（生島勇輝）
磐城 和久（大倉 孝二）
生駒 亜美（比嘉 愛未）
酒井 寅三（野間口 徹）
松原 しおり（菜々緒）
源 修一（木村 了）
源 秀子（高畑 淳子）
源 悦男（井上 順）

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