「さよならマエストロ」 第9話 ネタバレ 感想~やっと父娘が和解。遅すぎる和解。来週最終回だぜ?

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父と私のアパッシオナート~

あらすじはコチラ→

最初に晴見フィルに出会った時の即興曲をスコアにおこした俊平(西島秀俊)。
晴見フィルは保養施設で披露する。

シュナイダーからの手紙を読んでしまった響(芦田愛菜)

5年前音楽の世界を離れた君に伝えたい事がありました
君が指揮者を辞めた理由は
かつてドイツを離れ四国の小さな町に越した自分と同じ。
”空っぽになった”
音を奏でることが無意味になった
シュナイダーは妻を亡くして
俊平は響の心を失って
どんなに拍手喝采を浴びようとも一番大切な人がいない。
世の中に音楽に背を抜けた
30年前のあの時
シュナイダーの心を灯してくれたのは俊平
18歳の俊平が忘れていた気持ちに気付かせてくれた。
幼い頃初めて音楽を好きになったときの気持ちを
僕らは最高に幸せな子供
そんなことに気付かせてくれる
君が愛する響の側にいますように
君と響のこれからの時間が豊かでありますように。

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合宿を終え、響は大輝(宮沢氷魚)の家で幼少の頃の話をする。
「いつもうちには音楽が会った。」
ずっとバイオリンを弾いて過ごして行くんだと思った。
とても恵まれた環境で過ごした。
とても幸せな子供だったと思う。
いつか響がソリストで俊平の指揮でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾く。
コンクールに出れば小学生までは大抵優勝できた
12歳の時、コンクールで他の子に言われた
指揮者の娘は得だ
うちはお金がないからレッスンも良い先生に習えない。
そんな良いバイオリンは貰えない
そういったその子はずっと上手で勝てなかった
年齢が上がったらめ恵まれた環境のベネフィットはなくなった
自由に表現する子に比べ、何を誰に伝えたいのか
初めて疑問を持った
自分は小さい頃から周りにいる人達もともしかして違うのかも
一番近くにいるあの人と全然違うのかも知れない
認めたくなくて必死に練習した
でも頭の中で声がする
その楽器にはあんたよりふさわしい子がいる
ソリストにはなれない
親子だからってずるしてる。
優勝しても褒められても
完璧な演奏ができない自分が許せなかった
ご飯食べる時間も寝る時間も
足りないなら人の1000倍練習したら報われる
そしたらお母さんに言われたのもう辞めてって
”響は何を弾きたいの?
誰に伝えたいの?
芸術や創作は戦いじゃない
自然に演奏したくなるまで少し待とう”
パパもママもできない人の気持ちはわからない。
必死に練習をした。
そうやって練習して
15歳の時に受けたコンクールで奇跡が起きた
嘘みたいに弾けた
いつかパパが言ってくれたこと。
人は苦しみからも不安かもら自分からも解放されて無心になれる
響の名の由来は人生が美しい響で満たされますようにと込められた

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客席で見ていた両親も喜ぶ。
俊平は代打で仕事が入る。
このコンクールで優勝すれば、俊平と同じ舞台に立てる。
感動した俊平は仕事に急ぎながらアドバイス
”あそこを修正すればもっと良い演奏ができるよ。”
”もっと・・・?”
もっと良い演奏なんてできないんだよ。
今のが私の最高だったんだよ。
もう頑張れないんだよ。
ファイナルの時間になって逃げ出した。
コンサートホールから遠ざかりたくて
前も見ずに歩いて事故に遭った

病院に駆けつけた俊平
”どうした?”
”パパにはもう会いたくない。
パパのせいだよ。
パパのせいで私音楽が嫌いになったんだよ。”
「その日、パパは指揮者をやめたの」
18歳まで楽譜も楽器もできなくて指揮者になり、大きなチャンスを掴んだその日に俊平はは音楽をやめた。
「わたしのせいで。」
「でも帰ってきた。
マエストロは帰ってきた
響さんのところに。」

俊平がすき焼きの買い物に出掛けている間、響は俊平から貰った手紙を全て読んだ
”ドイツよりも寒いですか。
学校にはもう慣れましたか。”

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帰ってきた俊平。
「遅いから全部読んだ。
音楽の話ひとつもなくて
音楽しかできないくせに話題探すの大変だったでしょう」
「すごく狭い世界にいた
何も見てなかった
この5年でいろんなことにl興味を持てた
響に手紙を書いていたおかげだ
イラストも上達したし。」
「上達?」
「マイナス100点から0点になった」
「昔約束したでしょ
日本の甘栗いつか食べさせてくれるって
いつまでも勝手くれないから自分で買った。
それからもう一つ約束覚えてる?」
「約束??」
「一緒に演奏するって。」
俊平がピアノを弾き、響がバイオリンを弾く

ヴァイオリンコンチェルト第2楽章

「私、酷いことを言った。
ごめんなさい」
「長い間、ひとりぼっちで音楽を
ずっとひとりぼっちで
僕はそんなことにも気付かずに
崖の上にギリギリに立っていた響を突き落としてしまったんだ
ごめんな。
本当にごめん。」
「私、またバイオリン弾いても良いのかな」
「音楽家なんだよ。ずっと
赤ん坊の頃ガラスのコップを叩いて笑ったあの日から」
「もう大丈夫だよパパ
私もう大丈夫だからパパも私も
長いお休みはおしまい
もう前に進もう?
帰ってきてくれてありがとう。
お帰り、パパ。」

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音楽家としてアドバイスをした俊平だけど、先生からならともかく、父親からは言って欲しくなかったんだよね。
まぁ、5年は長いし、今までの態度もアレだけど。
なんだかプッツンと切れてしまった響の気持ちはわからなくもない。
ってか響って名前すらもプレッシャーだしな。

18歳から音楽を初めて昇り詰めた人には凡才の気持ちはわからない。
そんな人を家族に持つのは大変。
すんごく腑に落ちた部分もある。
だけど俊平と響以外にも家族がいるからな。
特に海は可哀想。
海は音楽に目覚め無かったのか?
ピアノはやってたみたいだけど。
こう言っちゃなんだけど、二人目のほうが伸びるとか言うじゃん。
スポーツでもなんでも。
海はそこまで音楽に熱心じゃなかったのかな?
だけれども。よくわからない理由で大好きな父ちゃんと離ればなれって。
ぺーちゃんと海にも手紙書いてたんだろうね?

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そういえばシュナイダー先生は妻を亡くして音楽から遠ざかったらしいが、なぜ四国へ?
YOUは何してに四国へ?
日本語もできないのに、何の伝手があって古民家へ?
答え合わせはなかったな。

しかし長すぎた。
もう、ホントに長すぎた。
仲直りまでが長すぎる。
来週、最終回だぜ?
もうちょっと早く仲直りしても良かったじゃん。
もともと響は素直で明るい性格だったようだしさ。
もっともっと可愛い響を見たかったなぁ~。
可愛い愛菜ちゃんを見たかったなぁ~。

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キャスト
夏目俊平(西島秀俊)
夏目響(芦田愛菜)
森大輝(宮沢氷魚)
内村菜々(久間田琳加)
古谷悟史(玉山鉄二)
近藤益夫(津田寛治)
課長(芝大輔・モグライダー)
滝田(山本圭祐)
白石一生(淵上泰史)
夏目志帆(石田ゆり子)
夏目海(大西利空)
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羽野蓮(佐藤緋美)
鏑木晃一(満島真之介)
富子(白石加代子)
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近藤心(おじゃす)
柳亭小痴楽(本人役)
藤巻直哉、加藤章太郎、村中暖奈、パスカルズ

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