「あきない世傳 金と銀」 最終話 ネタバレ 感想~小芝風花ちゃんは忙しいだろうけど是非続編を!是非!続編を!!

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「店主の器」


髙田郁/あきない世傳 金と銀シリーズ

あらすじはコチラ

波村から来た仁左衛門(中原丈雄)は、惣次(加藤シゲアキ)に
「店主の器やない」
と言われてしまう。
立ち去ろうとす仁左衛門を引き留める幸(小芝風花)や鉄助(八嶋智人)
「もったいのうございます。」
波村の羽二重は素晴らしい。
それを世に広めないのは勿体ない。
五十鈴屋はそれができる。
「ご寮さんは店主の器やな」
しかし羽二重をおさめる約束はなかったことにしてもらう。
金はきっと返す。
惣次とは二度と仕事をしたくないのだ。

翌朝、惣次が消えた。
波村に詫びとして用意した銀三貫もなくなっている
惣次は智蔵の元へ
「五十鈴屋に戻って商いせえ言うてんねん」
「わてに商いの才がないのはご存じですやろ
店でなんぞありましたんか
五十鈴屋は兄さんとご寮さんがいたら安泰や」
「お前も五十鈴屋の男やろ!」
飛びかかる惣次
「上は道楽者で下はあかんたれ
わてはどないな思いで店を守ってきたらわからんやろ
ワテがおらんかったらワテがおらんかったら五十鈴屋は・・・」
文をたたきつける
「これ持って五十鈴屋に戻るんや。
言う通りにせえ!
ええな」
呆然と見送る智蔵

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「これをお家さんに渡すよう言われたんだす。」
文をを受け取る富久
「隠居・・・。惣次が隠居するて」
同じものを天満の呉服仲間にも届けていた。

智蔵は「ともかくしばらく待って」と幸に言うが
「隠居の届まで出さはったんだす。
ひょっとしたら江戸に行かはるつもりかもしれまへん
江戸に店を・・・」
銀三寛持ってでているのでなんぞ商いをするつもりかも
その話を聞いていたお杉(大西礼芳)どん
「智ぼんさん
今は店を守ることを考えておくれやす」
「すまんな
どない考えたかて
店主の役はわてには荷が重いんや」

治兵衛(舘ひろし)が富久(高島礼子)を見舞う
「店主の器」ではないと言われたことがこたえたのかもしれないと富久
「隠居して智ぼんに店を譲ることで、五十鈴屋が波村と取引できるように思わはったのかも」
と治兵衛
「店主にふさわしいのは幸だす。
わてな幸を養女にしようと思ってます。
よそから養子を取って・・・」
五代続いた徳兵衛の血もここまで・・・。
話を聞いていた幸は智蔵の家に行く

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「今すぐ五十鈴屋に戻っておくれやす
お家さんが気の毒だす。
ホンマは智ぼんさんが六代目を継ぐことを願ってますのや」
「幸はどないなるんや?
わてが店継いでしもたら幸は」
お家さんにお頼みして、また奉公人にしてもらいたい
惣次からは離縁状が届いた。
商いの手伝いはしたいから、どうか奉公人になってでも店に置いて貰いたい。
「智ぼんさん、六代目継いでわてに商いを続けさせておくれやす」
「幸はホンマに商いが好きなんやな」
「おもしろおます」
「わては違うで。」
9年前に本を書いて生きて行くと決めた時から、店のことは捨てると決めた。
それを今更・・・
「勝手や
店放り出した旦那さんも
こないな時に力になってくれない智ぼんさんも
お家さんが手代が奉公人らが守ってき店がどうなってもええんですか。
力を貸してくれへんのですか
なんで店戻るって言うてくれへんのだす」
「兄さんに言われたわ
いつまでこのようなもんにしがみついてんのやって。
けどこないなもんがわてには大事なんや。」

とぼとぼと店に帰ってくる幸。
お杉は姿を消した。
江戸に行くらしい。
あの話を聞いてたのだろうと幸。

智蔵が五十鈴屋にやってきた。
「五代目徳兵衛隠居につき、弟のわてが六代目を継ぎたいと思てます
これからは商い第一に精進いたします。」
喜ぶ鉄助と幸だが富久は
「店をしょってく覚悟がほんまにおますのか」
甘い考えなら五十鈴屋を渡すわけにはいかない
「よう考えてのことだす。
覚悟は出来てます。
ひとつだけお家さんにお願いしたいことがおます。
二人で話を」

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幸は離れを片付けている
離れは智ぼんが使うから出て行く準備だと言う。
そこへ智ボンがやってきた
「智ボンさんこの度はありがとうございます」
「幸、ちょっと来てくれへんか。」
「へえ」
「9年目に店出た時ここまで幸に送ってもらったな。
わては好きな話書いて、幸を嫁さんにしてそれはかなわんことやった」
幸の手を取り橋の上に立つ
「幸、わての・・・いや、六代目徳兵衛の嫁になってほしいんや」
「え?何言うてますのや。テンゴいうたらあきまへん」
「テンゴやない」
「あかん、あきまへん」
4代目の後添えになって、5代目と梨園。
「智ぼんさんが笑われますやろ
後ろ指さされます」
「人が何言おうがええ。
わてに商いの才はない。
店主の器やないことは己が一番ようわかってる
けど気づいたんや
人形にならなれるやろ
そや人形浄瑠璃の人形や。
幸言う人形遣いが、振り付けして」
「奉公人としてお仕えして、振り付けでもなんでもします。」
「幸がご寮さんとして腕ふるうてこそ五十鈴屋は日本一の呉服や」
「智ぼんさんは大事なもん捨てて人形になるやなんて。」
「わてが一番大事に思てんのはアンタやさかい」
住吉さんの商売繁盛のお守りの猫を手渡す智蔵
「六代目のご寮さんになって商売繁盛させておくんなはれ」
「へえ」

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店の者が集められる
「今日は皆に言うておくことがあります
呉服仲間のお許しを頂いたゆえ、六代目を智蔵が継ぐことになりました。
それともう一つ
ここにいる幸を六代目の嫁に向かえ、商いを手伝って貰うさかい」
富久が言い皆が驚く
「わてが無理言うて頼んだんだす
9年も店を離れていた。
幸にご寮さんでいて貰うのが店のために一番ええことやと思って
今が五十鈴屋の正念場や
皆に助けて貰わな乗り切れるもんやない
どうぞ力貸しておくれやす」
「どうかおたのもうします」

祝言より波村!と二人は波村に参じる
「自ら身を引いたんだす。
手形のことほんまに申し訳ございまへんでした
今日は改めてお願いに参じました
波村の羽二重どうか五十鈴屋に売らせていただきたい
手形で損が出た分は肩代わりします。
ひとまず銀2寛前銀としておもちしました。」
「波村の羽二重。
五十鈴屋の浜羽二重として
どうかもういっぺん五十鈴屋と手組んでおくれやす」
「五十鈴屋さん
先代さんには裏切られた恨みがある
ほやけどそればっかりでもあらへん
こない貧しい村によ何遍も足運んで羽二重織るよう勧めてくれた。
信用してたさかいに裏切られたという思いだった。」
「商い広げることを考え、周りがみえんようになってしもたんです」

智蔵と幸の祝言が行われる。
幸の母は三度目となると「もう恥ずかしい」と思って出席はしない。
富久はその後二人に見守られ亡くなる。
富久の四十九日もすぎ波村の反物が入荷。
忙しくなる五十鈴屋。
二人は大川を見つめ、金色と銀色を見る。
「旦那さん、来年は五十鈴屋の当たり年になりますで」

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ああ、駆け足だった。
これ、このキャストでもう少し、もう少し長く見たいなぁ。
これだけの長編ですもの8話じゃ・・・。
それに妹の結は飛び出して・・・。
ここからもまだ原作は続く。
そしてワタシは待ちきれず原作を読むことでしょう(爆)

だけれども。
限られた時間の中で、制約のなかでこれだけ楽しいドラマを8話にまとめたとも言える。
3人兄弟の上から順に夫にするおなごってそうはいないよね。
幸の母も恥ずかしいと思っているようだし。
だけど幸こそ清廉潔白←大奥と比べてしまうわw

幸が智蔵と添い遂げたとのは良かった。
智蔵も幸が好きだったもんね。
幸だって智蔵が一番好きだった。
商いの素人である智蔵の代わり幸が五鈴屋を仕切ることが目に見えて・・・おわり。
ここからが幸のあきんど人生なのに最終回か。
幸が奉公人として五十鈴屋に来てからは12年くらい?
その間、ずっと幸を見守ってくれた。
でも幸のような才能がある跡継ぎがやなかった五十鈴屋。
ちょっと甘い考えの富久さんが亡くなる。
幸は最初に五十鈴屋に来た時から特別な才能があった。

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しかしホント。まさか兄弟三人に嫁ぐとは。
しかもなかなかのクセが強い三人。
ワタシは加藤シゲアキさんのお芝居は「六畳間のピアノマン」しか記憶がないのですが。
この時は関西弁に苦労していた模様。←うろ覚えですが
今回も関西弁のアクセントは正確だとは言いませんが、時代劇だし。
それにお芝居は苦手なのかなと思っていたのですが(失敬)、なかなかどうしてDVな惣次がハマっていたように思います。
今は遠い昔の夫、渡辺大さんはクズ役がお手の物w
そして三男の智ボン・松本怜生さん。
関西弁が上手だなぁと思っていたら、出身は愛知で大学から大阪。
こういう人でも、かなり関西弁が上手な人っているんですよねぇ。
ワタシの同期にもいました。
この数年でそんなネイティブになれんの?って言う(爆)
そして彼、「下剋上球児」 の椎野だったのね。
キラキラした目が印象的でしたけど、椎野は嫌なヤツでした。
大注目です。
いつか朝ドラでヒロインの弟とか兄とかそのあたりにキャスティングされそう。

最後は幸が一番力を発揮できそうな希望のある最終回。
しかも智蔵はこれまでの夫と違って、良き理解者でもあります。
もちろん試練はありそう。

ウィキペディアを見るとこの作品は13巻。
番外編をいれると14巻。
このドラマはいまのところ4巻あたりだそうで。
まだまだ先があるので、是非とも続編を。

しかし小芝風花ちゃんは忙しいからなぁ。
オスカーのNo.1女優。
ワタシの中ではそろそろ朝ドラも!?と思っていたんだけど、なかなか朝ドラに登場してくれません。
もしかしたら「ブギウギ」あたりはオーディションを受けていたかも?なんて思うんです。
歌は知らないけど、フィギュアスケート(戦績をみるとなかなかですよ!)の実績だと踊れたんじゃないかと思うし。
そんなことはエエねんけどw
「みをつくし料理帖スペシャル」のように続編をお願いします。

ああ。名残惜しい。
もっともっと書きたいけど、この辺で・・・。

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キャスト
幸(小芝風花)
惣次(加藤シゲアキ)
徳兵衛(渡辺大)
智蔵(松本怜生)
お竹(いしのようこ)
鉄七/鉄助(八嶋智人)
お勢(萬田久子)
富久(高島礼子)
治兵衛(舘ひろし)
菊栄(朝倉あき)
梅(内藤理沙)
お杉(大西礼芳)
佐七(葵揚)
田中健,細川直美,板尾創路,吉見一豊,永瀬ゆずな,街田しおん,長澤樹

コメント

  1. きび より:

    いい所で最終回でしたね
    私も原作読んでしまいそうです
    出演者に不祥事がなければ、シリーズ化も期待できますね
    澪つくしもキャストを変えて、続きをやって欲しいです

    小出さんの時代劇も続きが見たいです

    • tarotaro tarotaro より:

      きびさん、コメントありがとうございます。

      「みをつくし料理帖」も結局、待ちきれず原作を読んでしまったんですよねw
      こちらの作品はBS時代劇なんで、もし地上波で好評なら多少のキャストをかえても続編が見られるんじゃないかと思っているのですが・・・甘いでしょうか。
      高田さんの原作の作品はもれなく続編制作されているし。
      「みをつくし」はワタシも続編を作ってほしいです。
      特にあの医者は違うキャストで良いかもなんて当時から思っていたので、変更して黒木華ちゃんは変えないで!と思っていますw
      小出さんのは見ていなかったのですが、小出さんも永山さんも一発アウトになるしかないような案件だったので仕方ないとはいえ、視聴者としては歯がゆいです。