「五鈴屋の大改革」
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惣次(加藤シゲアキ)のノルマ、そして支払えない客は切るという。
そんな惣次に富久(高島礼子)は「あの子には情がない!」と惣次のやり方を批判。
幸(小芝風花)はそんな惣次を庇うがそれも気に入らない富久。
そんな惣次の改革を助けるため幸はチラシより、本に広告をだせば良いのでは・・・と思う。
最初はけったいなことをいうと思った惣次だが、智蔵(松本怜生)を呼び出し、本に広告を出す方法を聞く。
智蔵の知り合いの版元を紹介して貰う。
「五節季の五十鈴屋」
と本に広告を出すことに決めた惣次はすぐに行動を起こす。
「いつまでも世間知らずや思てたけどあんさんも知恵ついたな」
と智蔵を評価する。
金を取りに行った惣次。
残された智蔵と幸はすこしぎこちない。
「お家さんどないしてはりますか」
「お達者だす。
今、お寺さんにお参りに・・・。
勝手なお願い快う引き受けてくれてありがとうさんでございます」
「長いこと好き勝手させて貰ったんやから、少しでも五十鈴屋の役に立てたら嬉しい」
「智ぼんさん浮世草子どないですか?」
「ようやっと出してもらうことになった。」
「ああ。
おめでとうさんでございます。」
戻って来た惣次にお杉(大西礼芳)が
「えらい親しそうにしてはるからご夫婦のお客さんかと思いました。
そういえば智ぼんさんとご寮さん
むかしから仲が良いですな」
という。
「いつの話してんねや
智蔵行くで!」
広告は評判をよび五十鈴屋は大繁盛。
惣次と幸も仲睦まじい。
惣次は丁稚に手を挙げることもなくなり、穏やかな日々が続く。
「幸、あんたは羽二重のような女子や
羽生和えはわての一番好きな綿や
なめらかでやらこうてほんまに綺麗や」
などと幸への愛情を見せる惣次・・・。
五十鈴屋の売り上げはあがる。
しかし江戸進出を目指す惣次はまだまだ上を目指す。
「なんとかして五十鈴屋の名を大坂中にひろめんと
今のままでは頭打ちや。
もっとおもっと考えて商いの工夫しなはれや!」
富久の疲れた様子を見逃さない幸。
「惣次の言うのがただしおました
この一年
かけも取れたし売り上げもあがった
奉公人の面構えがちごてきた
年寄りはもう口はさまんほうがええ」
「お家さんに教えてもらいたいことがまだまだあります。」
富久は疲れたので天満宮に代わりに行って欲しいと幸に頼む。
天満宮
拝殿に向かい手を合わせた幸は菊栄(朝倉あき)と再開。
出戻った菊栄は大人しくしていたが、代替わりで兄が継いでから紅屋は左前になり、商いに口を挟むようになった店の建て直しはまだまだ途中。
なんぞ目新しいものをと思って、伊勢の名物・擬革紙を使うと言う。
擬革紙を見せて貰う幸は柔らかく綺麗な油紙細工に驚く。
これで小物を作ったら売れるのではないか。
「紅屋の袋物」
「幸、2人だけの秘密やで」
「ご寮さんが新しい紅屋を作っていきますんやな」
帰り道、降り出した雨に困った幸にお勢(萬田久子)が傘を差し出す。
幸は名案を思いつく。
家に帰り傘に五十鈴屋の広告を出そうというのだ。
五十鈴屋の傘はオシャレ。
しかも売り物ではないことから、みんな欲しがる。
いつのまにか大川の向こうまで五十鈴屋の名前が広がる。
ある日、惣次は京ではなく丹羽のちりめんを見ていた。
江戸に進出するには京の織物だけでは足りない。
田舎の織物にもエエものがあるはず!
買い付けに行くという惣次。
幸は惣次が五節季払いにしたのは手元にお金が残るからってこともあったんですなと笑う。
惣次はそれに気付いた幸を聡い女子だと思う一方で、お杉から「五十鈴屋が好調なのは幸のおかげだと噂している」と聞いていたので面白くない。
惣次は本の広告、傘の広告は思いつきだが、仕入れ先のことまで知らなくてもよい!といきなり幸を突き放す。
惣次は「オレ様」だな。
いやでもな。
ワタシ、やっぱりお家さんがアカンと思うわ~。
放蕩して死んだ4代目徳兵衛が惣次を「情がないと言うてたわ」ってさ。
その4代目は情があったのか?
情も何も仕事せんと遊んでばかりの男にとやかく言われてないやろ。
惣次以上に駄目男だったのに。
なんでお家さんはあないに4代目が好きだったんだろう。
そうやって幼い頃から差別してきたから惣次もあんなにひねくれてたんだと思うしさ。
幸への愛情は本物だと思いたい。
でもなぁ。
「家に男が二人いた」
と言って離婚された方がいましたが。
今となっては時代錯誤かもしれないけれど、これは男女逆転していない江戸時代。
夫が仕事をして妻が家を守る。
しかも惣次は五十鈴屋は自分で持っている。
自分以外に商いができる人間はいないと思っている。
もし番頭や手代たちが自分より能力があれば切るか、手柄を横取りするタイプ。
なのに・・・幸のアイデアでなぁ。
幸の商才は許せんわなぁ。
家に縛りつけて、商いをさせなくすることでしょう・・・。
こちらの作品は全8話です。
もうあと2話。
最終巻までさっと見せてくれる感じなんでしょうか。
それにしても昨日の大奥の小芝風花ちゃんより、こっちのほうが断然美しい。
公家の娘で家治の御台所・・・よりご寮さんのほうが。
もしくは・・・小芝風花ちゃんは町娘向きだと思うのよね。
美人だと思うんだけど親しみがあるタイプ。
あ。眉毛だけは気になるんだけど(苦笑)
キャンメイクTokyo!だから仕方ないかw
読んでいただいてありがとうございます。
応援していただけると嬉しいです。
キャスト
幸(小芝風花)
惣次(加藤シゲアキ)
徳兵衛(渡辺大)
智蔵(松本怜生)
お竹(いしのようこ)
鉄七/鉄助(八嶋智人)
お勢(萬田久子)
富久(高島礼子)
治兵衛(舘ひろし)
菊栄(朝倉あき)
梅(内藤理沙)
お杉(大西礼芳)
佐七(葵揚)
田中健,細川直美,板尾創路,吉見一豊,永瀬ゆずな,街田しおん,長澤樹
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