「夫婦の亀裂」
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近江の絹糸を見た幸(小芝風花)は、この絹糸ができるなら近江でも絹織ができるのではないか。
丹後にはエエ糸があったから絹織業が発達した。
糸から反物にしたら・・・。
「近江でも同じことができまへんやろか
旦那さん?」
絹糸を手に取る惣次(加藤シゲアキ)
「なるほど
織物ばっかり見てて糸に気が回らへんかった。
梅雨が明けたら近江行ってくる。
幸ようそこに気ついたな。
わての女房はただ者ではないわ。」
惣次の顔から笑みが消える
天満から近江の長浜までは二十八里
何度かはせ参じる惣次。
帰ってきた惣次は人払いをして幸に
「長浜のあたりは昔は絹を織ってた」
糸の評判が高くなり、京都に売られる
村の暮らしは貧しい。
仲買ばかりが儲けてる
長浜の近くに波村という村が有、米もあまりとれない。
波村の庄屋は乗り気。
昔はようけ羽二重織っていた。
村の暮らしがようなるならと職人を紹介してくれることに。
惣次はあと2年で江戸に店を出す。
「あんたの読みがこうも当たるとはな。
ホンマに末恐ろしいおなごや」
よそに横取りされんように上手く立ち回らないといけない。
しばらくまた長浜に行く。
店は番頭の鉄介に任せ、お家さんのことをあんじょう頼む。
店のことはするなと釘を刺す。
富久(高島礼子)は幸に里へ帰り墓参りをするように言う。
幸は里帰りし、母と妹が働く奉公先を遠くから眺め墓参りをする。
道中で幸を五十鈴屋に連れてきた紋之介と出会い
「ずぶとう生きなはれ」
と励まされた。
鉄助(八嶋智人)から
「旦那さんが店の手形を持ち出してます」
と慌てて伝えられるも
「旦那さんが五十鈴屋のためにならんことなさるはずがありません。
じきにエエ知らせ持って戻らはりますやろ」
と答える。
師走になり惣次が戻る。
近江の絹糸を見せて、皆を安心させる。
夜、幸は絹糸を見て微笑む
「宝の糸だす。
気安う触るな」
と取り上げる惣次
村のみんなは大喜びだと笑う。
貧しい村にとったらこんなええことはない。
「前に言うたとおり江戸に店だしますで
商いのことはもう何も心配いらん
あんたはわての影に隠れてたらええ」
幸を抱き寄せる
「あんたには早ようワテの子を産んで欲しいのや
店はもうわてにまかしたとったらええ」
呆然とした幸を押し倒す
治兵衛(舘ひろし)の家に行く幸
江州商人は
「信用と誠実をぶら下げている」
と言う。
旦那さんが手形を持っていくことを相談した幸
「村に貸し付けてますのやろう」
「あとで村の負担になりまへんか」
「そうせなな新しい物は産まれまへんさかいな
それが産地を支える事になるか
金で縛りつける事になるかは
同じ前貸しいうても大きな違いだすわ」
「支えることになるか
金で縛るか」
「惣ぼんのことや損はせえへん算段つけてるやろ
商人は算盤はじいて利を出す
算盤の入れ方には人間の地が出る
己の損得だけ考えてるか
我も人も考えてるか
今度の商いでは
惣ボンの商人としての値打ちが試されますやろな」
9月になり、江州波村から羽二重が届く。
一年も立たないうちにここまで上等な羽二重を織るとは・・・。
みんなが驚く。
富久はお祝いをするという。
しかし波村に五百反ぼ発注したと聞き驚く幸。
そんな中、両替商の山崎屋が破綻。
惣次が波村に持って行った手形は全て山崎屋のものだったのを知っていた。
そうした方が現銀にかえる手間がないと思っていたが、惣次は山崎屋が代替わりして危うい商いをしているのを知り、山崎屋の手形を波村に持って行った。
今からすぐに波村に行って謝罪をしてほしい。
そうしなければ五十鈴屋の信用は地に落ちる。
「口を出すな」
と惣次
「金で縛っていうこときかすんだすか?
旦那さんは人をだますんや」
惣次は幸を殴り倒す。
全員が惣次を止める
富久は
「幸に手をあげるとは何事や!」
と叱る。
しばらくして波村から職人達がやってきた。
とうとう女房に手を挙げたな。
そもそも丁稚だちにも手を挙げてたんやから、もともとDV気質ではあるのよね。
惣次に代替わりして店の再建は順調。
幸のアイデアで支払い方法を変更したり、仕入れ先を丹羽から江州波村を見つけたり。
店を広げ江戸に出したい。
富久さんが他のみんなと一緒に・・・と言っても、自分のアイデア(幸のやけど)を余所の店に儲けさせたくないという銭ゲバぶり。
いや、でもま、そこはよろしい。
富久さんが人が良すぎる。
惣次の言う通り、まずは自分の店でしょ?
新しい織物先を独占する。
それは良いが、それならWIN-WINでないと。
不当たり手形を出して、金で縛りつけるなんてさ。
長男の放蕩ぶりも最低でしたけど、次男の自分が常に上に立ちたいというプライドが鬱陶しい。
三男の智蔵は・・・うまく行ってないみたいだし・・・。
作家として売れるのはいつの世も難しいのね。
これだけ個性豊かというか、男としての魅力がどこにあるのかわからん家に嫁ぐ幸って。
それにしても幸の商人としての実力がどんどん発揮されてますな。
先週は広告。
今週は商品の産地。
しかしそれが原因で惣次との商いに対する考え方の違いが夫婦の亀裂に繋がる。
この苦境をどう乗り越えるのか。
予告には幸の白無垢姿が。
ええ、もしかして智蔵と!?
惣次はそう都合良く死なないだろうけどさw
最初から智蔵と結婚させてやりたかったなぁ。
しかもそれってあり?
長男、次男、三男と旦那が変わるて・・・。
長男はともかく次男とは子作りも・・・。
でも・・・幸なら。
んで・・・やっぱり小芝風花ちゃんは「大奥」より、「幸」やな。
心なしか「大奥」の京都弁もおかしいもん(爆)
時代劇を制作することは珍しい昨今。
こんなに続けて時代劇で主演するってねぇ。
小芝風花ちゃんはフィギュアをやっていたか、所作が美しいからな。
色も白いしよく和服が似合うな~。
読んでいただいてありがとうございます。
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キャスト
幸(小芝風花)
惣次(加藤シゲアキ)
徳兵衛(渡辺大)
智蔵(松本怜生)
お竹(いしのようこ)
鉄七/鉄助(八嶋智人)
お勢(萬田久子)
富久(高島礼子)
治兵衛(舘ひろし)
菊栄(朝倉あき)
梅(内藤理沙)
お杉(大西礼芳)
佐七(葵揚)
田中健,細川直美,板尾創路,吉見一豊,永瀬ゆずな,街田しおん,長澤樹
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