「初恋の悪魔」 最終話 ネタバレ 感想~切なすぎる最終回。トラもヘビも好きなのに。

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鹿浜(林遣都)と悠日(仲野太賀)は弓弦(菅生新樹)に摘木が怪我して小鳥(柄本佑)が病院につれて行ったと言う。
鹿浜は不審に思い二人に電話をかけると繋がらない。
森園(安田顕)に電話をすると玄関で鳴る。
森園が摘木に怪我を負わせて逃げたと言う弓弦。
さらに不信感が募る。
弓弦は鹿浜に隠し持ったハサミで斬りかかり、二階のコレクションの部屋に篭城。
やってきたのは雪松(伊藤英明)
雪松は自分が殺人犯だと言うが、すでに鹿浜には真相がわかっていた。
雪松が回想。
8年前は遊んでいただけなのに、からかっていただけなのに、どうしようどうしようどうしよう
雪松へのメールが止まらない。
そこにいた友人達4人で大地君の靴を脱がせ川に流すように指示。
そのうち、友人の一人、塩澤君が耐えられなくなった。
大地くんのお父さんお母さんに謝りたいと言い出した
塩澤君の靴を脱がしたよ。
3年後、2年後、同じことが起こる。
友人を殺害して、靴を脱がせる。
「鹿浜、俺が犯人ということにして、死刑になって終わることにする。
お前には県警の…」
「あなたが死刑になってもこのメールは届きますよ
ずっと続くんですよ!」

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鹿浜は馬渕にハサミを渡す。
自分もハサミを手にする。
「雪松署長の指示で、一連の事件を秘密裏に処理しますのでご安心下さい。」
出てきたところを追いかける鹿浜。
1階に下り、弓弦を押さえ込む。
ハサミを振り上げる。
馬渕は全員が無事であると叫ぶ。
鹿浜は弓弦に手錠をかけた。
雪松はハサミで自害しようとするが膝から崩れ落ちた。

病院で目覚めた摘木はトラだった。
馬渕と摘木を二人きりにする鹿浜。

1ヶ月後、なぜか鹿浜の家で同居している馬渕と摘木。
雪松は朝陽殺人の容疑で再逮捕される。
馬渕は職場に復帰。

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森園は冤罪で逮捕された矢澤とリサ(満島ひかり)の釈放が決まったと報告にやってきた。
刑務所に迎えに行く摘木
リサは一目で「摘木」がヘビでないことに気づく。
喫茶店に行く二人。
「あの子は今、どこにいるんだろう。
何してるのかなぁ
ごめんね、あなたも知らないんだもんね。」
「ひと月前までいて。
リサに会いたい。
リサを助けたい。
それだけを願っていたって」
「目を瞑って貰っても良いかな?
効いてないフリして。
二人きりにして貰っても良いかな。」
うなずく摘木
頬杖を
「ただいま。星砂。
ありがとうね。待っててくれて。
私もさ、あんたに会いたかったよ。
これからはさ、ずっと一緒だよ。
また夜の散歩して帰ろうな。
遠回りして帰ろうな。」

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まだまだ続く謎の同居生活。
とうとう鹿浜は二人に出て行くように言う。
「迷惑なんだ。」
二人は新居の住所を渡す。
「遊びに来て下さい。」
「行くよ」
と言いつつ二人が帰ったあとメモを捨てる。
一人の生活に戻る。
フレンチを食べ後者を飲みソファで寝て、二人がしていたように靴下を投げる。
捨てたゴミ袋を拾いに行って、ゴミをぶちまける。
住所を書いた紙が見つからない。
捨てたリンゴと新しいリンゴを手に取り
「元に戻っただけだ」
と呟く鹿浜。

夜、鹿浜邸の模型を作っている鹿浜、
小鳥、馬渕、摘木、鹿浜、森園の人形を置く。
そのまま寝てしまい目を覚ます。
外に出ると髪を結んだ摘木が立っている。
「風、気持ち良いですね。
散歩しませんか。」

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公園のベンチに座る二人。
「多分、会えるのは今日が最後かもしれません。
お別れをしに来ました。
鹿浜鈴之介さん。
あなたに会えて良かったです。
あんたのこと好きになりました
あなたはとても素敵な人です
これからも、あなたのことを思っています」
両手で顔を隠して号泣する鹿浜
「はい」
いろんなことを笑って話す二人。
鹿浜は真面目に
「世界中たくさんの暴力はあるし、悲しいことはあって。
僕が生きているうちにそれがなくなることはないと思います。
でもね、人に出来る事って耳かき一杯くらいの事かも知れないけど…。
いつか、いつかね
暴力や哀しみが消えた時、そこには僕の耳かき一杯も含まれてると思うんです
大事なことは世の中は良くなっているって信じることだって」
「仲良くなれる人っていて当たり前じゃないと思うんです。
今いなくて良いんだと思うんです
今ここにいなくても。
別の所にいるかもしれないしね。
その人も一人かもしれない。
大事なのはちゃんと自分のままでいることだなって
元気でいて下さいね」
「はい努力します」
「あなたも元気で」
「はい。努力します」
「ありがとう!
ありがとう!
僕はもう大丈夫です!」
立ち止まる摘み木
背を向けたまま真っ直ぐ右手を挙げる摘木
笑顔で手を振る
満月の下、力強く駆け出す摘み木
穏やかに見送る鹿浜

鹿浜邸リビング
本を枕にして寝ている
馬渕、摘み木、小鳥が来る
野球場の模型を置く馬渕
「第9回自宅捜査会議を始めます。」

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事件の方ですが…。
ま、前代未聞の事件が逮捕後はあっさりと描かれていたのが、このドラマが刑事モノではないってことかな。
謎は少し残ります。
雪松署長の行動が今ひとつ整合性がないと言うか。
息子を庇いたいけど、逮捕して欲しいと思っていたのかしら?
鹿浜にヒントを渡しすぎていたと思う。
雪松のマヌケな通知音。
息子のメール。
記憶の改ざん…。
歪んだ父子関係。
隠し通せるわけがないのに。
息子のサイコパスを引き出したのは隠蔽させた父親なんだけど、少し謎が残る終わり方をしたら、それはそれで父もサイコパスだったのかなと思えます。
そう思うと、雪松署長の整合性の取れなさも合点がいくというか。

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で、鹿浜と摘木、馬渕。
事件後も同じようなパジャマを着て鹿浜の家に居座るのは無神経だなぁって思っちゃった(苦笑)
事件現場になったから、寂しくないように一緒に暮らしてた??
でも弓弦の事件が起こる前に、おばあちゃんの事件は起こっていた部屋だからねぇ。

鹿浜が帰宅途中、摘木と遭遇して慌てて隠れた時。
あの時の摘木の走り方はヘビだと思ったんだけどなぁ。
トラとヘビってお互いに気を遣っていたわり合っていたのよね。
ヘビはトラをずっと守っていたし。

最後の林遣都は圧巻でした。
あの泣き方。
もう泣かされてしまう。
トラがヘビを演じているのでは…?と思いながら見ていたけれど、トラはヘビを演じられるほどヘビのことを知らないと思うし。
ヘビはリサ(満島ひかり)にも会えたのかな?と思いながら…。

悠日はトラだけが好きだけど、鹿浜はトラもヘビも好きなはず。
だから辛いし切ない。
ヘビがトラに吸収され、人格が一つになるのは良いんだけど。
切なすぎたよ。
でも思い出は消えない。
でもでももうもう他の人を好きになれないんじゃないかな、鹿浜は。
別れを言ったあとの走り方はトラだった気がする摘木。
点が線になったような気がしました。
スゴく満足感のある最終回。
やっぱり事件はオマケだったのかしらw
そして悪魔は摘木かな?小悪魔ってことで。

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林遣都もスゴかったけど、ヘビとトラの松岡茉優もスゴいぜ。
癒やしのコトリン柄本佑ももっと見たい。
馬渕も復帰出来て良かった。
ヤスケンも弁護士に復帰できないもんか。
あんなに一生懸命になってくれる弁護士さん。
冤罪も晴らしてくれる弁護士さんは必要。
石子と羽男にも紹介したいw

続編はないんだろうなぁと思いつつ、「マーヤーのヴェールを剥ぎ取る」だけのおもろい事件も見たいなぁ、このメンバーで。
刑事モノを見て見たいなぁと思わせられるほど、みんなのキャラが好きだったなぁ。
コトリンと渚ちゃんの行方も知りたい。
鹿浜のアレはキューピッドになっているのかな?

なんともまぁ満足度の高いドラマでした。
政界平和とか人付き合いとか…メッセージ性のあるセリフすら心地良い。
コレですよ!
あ、別にだれに言っているわけでもないですよw

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感想はコチラ
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「初恋の悪魔」 第3話 ネタバレ 感想~ヤスケンは何者?ミステリー強めに展開
「初恋の悪魔」 第4話 ネタバレ 感想~馬渕と鏑木は恋愛感情なのか?
「初恋の悪魔」 第5話 ネタバレ 感想~林遣都の高音に驚き、ヤスケン弁護士に驚き、来週は第二章に驚く!
「初恋の悪魔」 第6話 ネタバレ 感想~ヘビ女とトラ女、どっちがホントの鏑木なのか。
「初恋の悪魔」 第7話 ネタバレ 感想~響子って誰?ヤスケン、生きていて!
「初恋の悪魔」 第8話 ネタバレ 感想~署長の息子(菅生新樹)ってホントに息子?
「初恋の悪魔」 第9話 ネタバレ 感想~シみんな生きて最終回を迎えて欲しい!

出演
鹿浜鈴之介(林遣都)
馬淵悠日(仲野太賀)
摘木星砂(松岡茉優)
小鳥琉夏(柄本佑)
雪松鳴人(伊藤英明)
森園真澄(安田顕)
小洗杏月(田中裕子)
服部渚(佐久間由衣)
口木知基(味方良介)
尾白詠子(瀬戸カトリーヌ)
野上千尋(萩原みのり)
出口玲雄(西山潤)
馬淵朝陽(毎熊克哉)

コメント

  1. 小島 緑 より:

    お久しぶりです。
    私も今回イチ押しのドラマでした。切なかった・・・両手で顔を覆って泣くって!こっちも泣いたよ~
    初恋実らせてあげたかったけど、人間的にだいぶ問題のあった鹿浜君がどんどん人に優しく、ヒトの気持ちがわかるようになっていく成長が見られて良かった。
    私も松岡茉優さんの演技にはびっくりしました。完全に演じ分けてましたよね。
    満島さんとの場面も見ごたえあった~
    毎熊さんも好きだからもう少し観たかったかな、田中裕子さんも最高でした。
    模型の中に四人が入り込んで事件解決っていうのも今までにない形で、あらゆる意味で新しい、そして坂元さんらしいセリフ満載で最後まで楽しめた~

    すいません、興奮してだらだら書いてしまいました。
    他の感想も読ませてくださいね。

    • tarotaro tarotaro より:

      小島 緑さん、コメントありがとうございます。

      林遣都くんの泣き方は反則なくらにグッときましたね。
      この脚本家・坂元裕二さんの作品にご出演される俳優さんはみなさん演技力が素晴らしいですね。
      セリフも表情も印象的なシーンが多いです。

      ついつい見入ってしまいます。
      もう少し見たかったなぁって思います。