第17週「ほんまに離れとうない」
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山下はトミと会うため大阪へ。
トミは二人の結婚に大反対することとなった。
立派な大人のすることではない。
順番が違う。
堕ろすなら金を出す
「ワテはスジをとおしますで！
嫁いで来るなら歌手は引退して欲しいと思ってたけど、こうなった以上、あのおなごはありまへんけどな
やっぱりはじめから反対するべきやった」
「そやけど社長
子供は思い通りにはそだちませんで･･･」
自分の娘の話をしてトミに叱られる山下。
「せやけどボン
えらいたくましなったと思いますで」
小さい頃はすぐピーピー泣いて、学校にも行けなかった。
結局演芸場で漫才見て。
「あんたが一緒に劇場やら映画館やら連れていくから、すっかり道楽もんになった」
「ボンはただの道楽者やあらへん。
知ってますか？
ボンの夢はチャップリンやらキートンやらを村山に呼ぶことです。
たいしたもんや」
「そんな夢みたいなこと考えるのもあんたのせいや」
先代は日本中を笑わせたい。
でも愛助は肝心の世間の常識が学べてない
無責任に子供作って。
「無責任ちゃいます
福来さんは歌手をやめてもいいと言わはったんです。
せやけどボンが止めはったんです
福来さんが歌手をやめるんは日本の損失やいうて。
わしもそう思います。
あれほどの才能を･･･。
ボンは日本のエンターテインメントをわかってる。
村山の将来は大丈夫ですは
社長、どうかボンを信じたってください」
土下座をする山下
「この山下。一生の頼みや！」
頭を下げる
「くさい芝居やめ
誰がなんと言うおうと
ゆるさへん
子供だけやない
これは家族をどう考えるかや
村山は家族や。
家族はおんなじ方向向いて頑張らなあかんねや」
頭を下げたまま床を見つめてる山下
出て行くトミ
愛助を見舞う山下
「とにかくスズ子さんは身重で大事な時期
せやから信じて待つように言うてくれへんか
お腹の子は必ず僕の子にする」
「それを聞いたらごっつい安心すると思います」
咳き込む愛助
山下は愛助の手紙を読んでいた。
正座をして聞くスズ子としかめ面で聞く坂口
「ジャズカルメン楽しみにしています。
今のスズ子さんの最大のお仕事は無事に出産をすることです。
あなたは僕の生きる希望です
その希望がもう一人増えると思うと僕も頑張って病気を治さなあかんとおもいます。
スズ子さんも体を大切に
この子をててなし子にはしません。
予定日には必ず駆けつけるつもりです。
それでは失礼します
あなたの愛助」
「まさか福来さんのことを･･･」
「何も知らんボンから出てきた言葉です」
「ありがとうございます」
「ワテ少し心配な気持ちで待っとったんですけど勇気づけられました。
はよお父ちゃんに会いたいな」
お腹に話しかけるスズ子
羽鳥家
「妊娠！
それはめでたい！
彼は知ってるのかい？」
「はい」
「じゃようやく許して貰えたのかい？」
「いえ･･･それはまだ。
頭が痛いところで･･･。
その前に先生「ジャズカルメン」のことでご相談があります。」
妊娠していてもこの仕事はできるのか･･･
「そうか。腹ぼてのカルメンか！
いやこれはこれで面白くなるかも！」
「身重の体で歌ったり踊ったりできるわけないじゃない！」
麻里が窘める。
「ワテはおなかに赤ん坊おっても先生の”ジャズカルメン”だけは絶対にやりたい
ただこの体はワテ一人で決めることはできません
せやから病院の先生に相談してみよう思います。」
「できるような気がするんだけどねぇ」
羽鳥をまた叱る麻里。
麻里は3人産んだ私が全力でサポートする。
自分が産んだ産院を紹介すると言う
産院を訪れるスズ子、麻里、坂口、山下。←なんで坂口と山下まで
村西病院の村西ドクターはスズ子の大ファン。
看護師・東（友近）と2人でコンサートにも見に行っていた。
ジャズカルメンの頃には6ヶ月に入るし安定期。
それぐらいになると仕事をして出産する人もいる。
全力でサポートするから大丈夫と太鼓判をおしてくれた。
スズ子は「頑張るで！」とやる気に満ちている。
トミは愛助の子であっても「堕ろせば良い」と思っているのは現実をみてないというか。
あの体の弱い愛助がこのあと、父親になれることはないやろうとは考えないのね。
もちろん、我が子には元気になって欲しいけど、孫の顔を見る最後のチャンスやと思うけど。
まぁ、歌手をやめたら結婚を許すと最大の譲歩を見せたのに、既成事実を作った。
やっぱり年上の女に騙された！ってとこでしょうか。
愛助を道楽もんに育てた山下は首を切ったって言うのもね。
トミも必死だったかもしれんけど、子育てを丸投げした結果やんね。
そりゃボンだもん。
周りは厳しくでけへんで。
しかもボンのわがままは可愛いもんやって思ったんでしょう。
周りの使用人に頭ごなしに命令するタイプでもないしさ。
羽鳥先生の口から「腹ボテカルメン」ってワードがでるとは思わなかった。
そこまで想像して楽曲にも影響があったんだろうか。
ま、妊娠してるんだから脚本も変更したのかしらねぇ。
医者も看護師もマネージャーも全員で「腹ボテカルメン」を盛り上げるようだけど、麻里さんだけはしっかり間見守ってほしいｗ
もう麻里さんだけ、頼りになるのは（爆）
ドクターの女中の母も、看護師の農家の母も。
舞台に立つ女優とは運動量が違うやろ（苦笑）
そして予告の「カルメン」
めっちゃ楽しみだけど、愛助、死ぬじゃん（苦笑）
今日はまだ元気そうに見えたけどな。
顔色は悪かったけどさ･･･。
しかし･･･。
小雪に関西弁も無理だけど、友近の関東弁もヤバい。
予告の麒麟・田村の関東弁も。
なんで？のキャスティング。
もちろんトミのような役に友近は無理なんかもしれんけどさ。
麒麟・田村が愛助も無理やしｗ
それでもなぁ、普段から関西弁を使ってるタレントはそのまま使うほうが良い気がする。
昨日死んだ盛山もねｗ
関西弁でも関東弁でも問題ない役やった。
なら関西弁の方が自然やったかもｗ
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主題歌 – ハッピー☆ブギ/中納良恵,さかいゆう,趣里
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キャスト
花田鈴子（趣里/少女時代：澤井梨丘）
花田梅吉（柳葉敏郎）
花田ツヤ（水川あさみ）
花田六郎（黒崎煌代/幼少期：又野暁仁）
村山愛助（水上恒司）
茨田りつ子（菊地凛子）
小林小夜（富田望生）
羽鳥麻里（市川実和子）
羽鳥善一（草彅剛）
村山トミ（小雪）
坂口（黒田有/メッセンジャー）
山下達夫（近藤芳正）
東（友近）
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