「ブギウギ」 第76話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～歌手を辞めてください！

第16週「ワテはワテだす」

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喜劇「舞台よ！踊れ！」の幕が上がる。
スズ子は大阪弁で芝居に挑む。
客席には羽鳥、愛助、坂口、小夜の姿も。
スズ子の芝居は笑いを誘う。
そして最後には羽鳥の作曲「コペカチータ」も歌い踊るスズ子。

舞台のあと、タナケンはスズ子に
「福来君。君の芝居は間がずれているがそこが面白い」
と評価する。
スズ子が舞台に立った瞬間お客様は目が離せない。
それは天性のもの
「僕とは間が違うが君はそれでいい
君は君のままでいい」
「ありがとうございます。」
「礼は言わなくていいよ
僕は君に何も教えてないんだから」
「最初からそない言うてくれはったら･･･」
「答えは自分で探し出すものです。」
「そうかあ･･･難しいな」
「何事も道のりは険しい
だからこそ面白い。」
笑うタナケン
「いやしんどいわ！」
「いいね西の言葉は」

タナケン・スズ子のコンビは話題となった。
スズ子の新聞の切り抜きを集める愛助はスズ子に急かされる。
スズ子と愛助は小夜をとサムを見送りに行く
「小夜ちゃん、体に気をつけて」
「愛助もな！」
「それとな小夜ちゃん
むこうに行ったらキートンの映画ポスター送ってくれへんかな？」
「任しとけ！」
「スズ子さん何を黙りこくってんねんな」
「サムあの･･･。この前はホンマすんまへんでした」
「おー大丈夫」
「小夜ちゃんとワテはずっと一緒で家族みたいやったらかつい･･･
いやもう、小夜ちゃんはホンマの家族やから
サムくれぐれも小夜ちゃんのこと宜しくな。
ちょっとガサツなとこあるけど、この子苦労人やねん
ずっと頑張ってきて、ホンマにええ子や
よう喋ってうるさいとこもある
お節介ばっかりで面倒なとこもある
そやけどこんなに優しいてこんなに頼りになる子は、ほかにおらへん」
スズ子に抱きつく小夜
「スズ子さん長い間･･･本当にお世話になりました！」
スズ子は紙に包んだ四つ葉のクローバーを差し出す
「小夜ちゃん、幸せに」
「グッドラック！」
「グッドラック！」
スズ子に見送られ小夜はアメリカへと旅立っていく

縁側に座るスズ子と愛助
「行ってもうたな･･･小夜ちゃん。
スズ子さん、大丈夫か？
そやけど小夜ちゃんに先越されるとは思わへんかったわ」
「何が？」
「結婚」
「ホンマや」
「一緒に住むようになってだいぶたつのになぁ。」
「ホンマやな。
せやけど歌にお芝居に忙しいて結婚やなんて手が回らへんかった」
「僕も一緒や半端にしたらあかんことやのに」

そんなある日、トミ（小雪）から伝言があると、社長秘書室長の矢崎（三浦誠己）が、スズ子と愛助（水上恒司）のもとにやってくる。
坂口はいけ好かんヤツと矢崎のことが気にくわない様子。
山下も心配そうに立っている。
矢崎は部屋に入ると坂口をどかし、スズ子と愛助の前に座る。
「今日はどんな要件ですか」
「社長からの伝言です
同棲を始めて二年。
年頃の男女が籍も入れず半端なままでは世間体が悪い
そろそろ結婚を考えてみたらどうやと」
「ほんなら認めて貰えるんですか」
「愛助さん」
「スズ子さん」
手を握り喜び会う2人。
「つきましては福来さんに歌手を辞めて頂きたい」
「あの歌手を･･･？？」

舞台は楽しいな～。
で、最後に「コペカチータ」を歌うスズ子。
え、こんな演出があるのに、「舞台に素人が入ってきたらやりにくい」って言ってた田中。
大丈夫か？
ただの八つ当たりやったな(苦笑）
羽鳥の歌を歌える歌手がいないとアカンと思うんだけど･･･。
田中ってやっぱり単なるクソメガネだったな。
フォローしようもない。

「コペカチータ」もエエ歌。
踊るタナケンも面白い
楽屋のタナケンが「西の言葉は良いね」ってさ。
あんたバリバリ西の人（苦笑）
この時にタナケンはいくつやったんやろう。

小夜は･･･本当に幸せになれるのかどうか。
そこはよくわからんけど。
小夜というキャラはかなり嫌われていた印象があるが、スズ子の言う通り、お節介でおしゃべりでうるさい子やけど。
スズ子は付き人と言うより、妹のように小夜ちゃんのことを思っていたのだろう。
安心できたんだろう。
六郎を亡くしたときも、父と別れるときも、愛助と出会った時も、いつも一緒にいてくれたのが小夜ちゃん。
精神的にスズ子も小夜ちゃんを支えにしてたと思う。
幸せになって欲しいなぁ。
2人の別れのシーンは涙がにじんだ。
ワタシもガサツなところが･･･となったことはあったが、なんだかんだで小夜ちゃんみたいな子は憎めない。
脚本的には･･･使い勝手の良いキャラだったのかも。
富田望生ちゃんにはきっともっと良い役を！！
サム、お前、ちゃんと幸せにしろよ！！

で、今度は歌手を辞めろてか。
でもトミの立場に立ったら･･･そりゃそうよ。
かなり譲歩しているよね。
村山興業の跡取り息子やもんなぁ。
ああ、こういうとき、史実というのは困る（苦笑）
予告を見てハラハラするけれど、でも、スズ子は歌手を辞めないし、愛助は･･･
そういうのネタバレをわざわざ読みに行かなくても知ってるもんね。
最愛の人との別れのカウントダウンが。
愛助･･･丈夫そうなのに！！

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主題歌 – ハッピー☆ブギ/中納良恵,さかいゆう,趣里

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キャスト
花田鈴子（趣里/少女時代：澤井梨丘）
花田梅吉（柳葉敏郎）
花田ツヤ（水川あさみ）
花田六郎（黒崎煌代/幼少期：又野暁仁）
村山愛助（水上恒司）
茨田りつ子（菊地凛子）
小林小夜（富田望生）
羽鳥麻里（市川実和子）
羽鳥善一（草彅剛）
村山トミ（小雪）
坂口（黒田有/メッセンジャー）
山下達夫（近藤芳正）
棚橋健二（生瀬勝久）