恐竜少年の仮説
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藤竹(窪田正孝)は7年前金井悠(佐久本宝)のことを思い出す。
金井は高専から明京大の3年に編入したいと言っていた
<きっと金井くんなら大丈夫>
熱心に勉強と研究をした金井の試験データがなければカメラの達成出来なかった
しかし金井の名前は論文に掲載されなかった。
石神怜生(高島礼子)に疑問をぶつける藤竹
<論文を最良の形で発表する
大学院生ならともかく
高専の学生の名前を入れたら論文の格が下がる>
<科学の前に人は平等なはずですよ>
<平等・・・あなたにもそのうちわかりますよ>
金井の担当教師・諸田にも抗議するように勧める藤竹
しかし諸田も学校から何人か明京大に編入させて貰うのは石神教授の後押しが必要
<藤竹さんこそあんまり金井をその気にさせないでください。
研究者になりたいなんて
論文に名前が載って、彼がますますその気になっては本人のためにならんでしょう>
その後、カメラの完成に喜び会う
石神や関係者大学生たち
金井は目が合った藤竹に小さく微笑む
結局、金井は編入試験すら受けず学校が斡旋した会社に就職した
藤竹は論文から自分の名前を外し、大学を辞めた。
どうしても許せなかった。
そこに残るのは彼らの考えを肯定していることになる。
「今でも・・・最後に見た彼の顔が忘れられないんですよ。」
長嶺家
退院した長嶺(イッセー尾形)の妻が科学部のみんなに会いたがっているが、もう科学部は潰れるかもしれない。
しかしこれで良かったのかもしれない。
「若者を挫折させたくないってこと?
そんなのつまんない」
とお説教する長嶺妻
科学準備室に長嶺が一人。
保健室登校が続いていた佳純も科学準備室を覗く
「科学部は解散するかも知れないというとつまんない
そんなつまらんジジイと結婚した覚えはないと言われちゃってさ。」
長嶺は佳純の書いたノートを見て、それなりにやってきたんだなぁと思う。
アンジェラもやってきた
「二人も来てたんだね」
料理していても実験に使えるんじゃないかと考える。
佳純や長嶺も同感
「ホントにごめんね」
「そういうことじゃない。
良かったよ。あんたがいないとどうも調子が狂う」
「本当にそう。
安心するっていうか。
だから、いてくれないと困ります。
あとは・・・部長ですね」
空いた席を見つめる3人
部屋で実験結果のグラフを見つめる岳人
壁に貼った火星のポスター
藤竹は有給休暇を取り、伊ノ瀬を訊ねる。
「どうだい研究室の居心地は?」
君の場合は
「教師、辞めようと思っています」
「考えて決めたことならそれでいいんじゃないか?
君の論文に興味を持っている友人がいるんだよ。
一度会って見ないか?」
「研究を続けるかどうかもわかりません」
理由を訊く伊ノ瀬
「僕がアメリカに行ったのは石神さんの考えをどうしても受け入れることが出来なかったからです」
そこで見たのは日本と真逆
まだ何者でもない若者が研究に没頭。
それが羨ましかった
日本で同じことができたら
それを証明できたら
この国でもう一度科学を信じられる
「それが君の実験か」
「でも僕がしたのは傷つくことが人一倍恐れている若者を傷つけただけでした
彼の情熱と好奇心を弄んで。
結果的に科学部も壊れました
結局・・・僕は何一つ証明することが出来ませんでした。
教師としても・・・
研究者としても失格です」
「君と初めて会ったときのことを覚えているよ。
一見 飄々としているがいいざ実験や研究となると目をキラキラさせて
科学への情熱を持っている少年のような男だと思った
孫や子供達を見ていて思うンだ
あの子経ちは宙や木や土屋無視を見て
毎日いろんなものを発見している
そんな彼らに世界はいまだに驚きと発見に満ちているということを
教えられるよ、こっちが
本当にそれでいいのか?」
雨上がりの通りを歩く岳人
「あ、虹!」
虹を見つけた子供の声に宙を振り向く岳人(小林虎太郎)
「がっくん」
振り向くとパクテソンがいた
「今、ばあちゃんの店を手伝ってんだよね。
この間ばあちゃんが倒れてさ
ばあちゃんの生きがいは残しておかないと」
「お前のばあちゃん怖いもんな」
「それにさ、なんかがっくん見てたら、やりたいことがあるって良いなって思ったんだよね
俺もそろそろ変わらなきゃなって
行くわ。
俺も頑張ってみるわ」
ぼんやり考える岳人
岳人のスマホに藤竹からの着信
留守電を再生
”柳田くん、明日の放課後物理準備室に来てくれませんか
皆さんに話さなきゃいけないことがあるんです”
次の日の夕方
「柳田くん」
岳人の部屋を訪れる、長嶺、佳純、アンジェラ
心配する佳純だが、学校で待つことにする
たまり場でコウタが酒を飲んでいる。
「お帰りがっくん」
無表情にコウタを見つめる
物理準備室
岳人は来ない
「そろそろ時間ですかね」
「あんたの話というのはなんだい?」
「みなさんに謝らなきゃいけないことがあります。
この科学部を作ったのは、僕の実験のためでした。
僕は子供の頃から科学の前では人は平等だと信じてきました
現実は全く違いました。」
どれだけ科学に興味があっても
上に立つ人間が才能がないと言えば終わり
そもそもその気にさせて期待させるのはよくないと言われる
未来ある人間を排除する
自分が信じていたものがそんな世界だった。
だから大学を辞めてアメリカに行きました
もう一度研究者としての自分を見つめ直そうと思った
そんな時、ロビンという少年に会う。
アメリカ先住民の家族と隙間だらけのトレーラーハウスで暮らす。
ロビンは寒さをしのぐために、スクラップを集めて暖房装置を作った
作りはシンプルだが、うなるほど素晴らしい暖房装置
小さな科学
それを有人基地の機械に応用できないかと考えた。
ロビンを紹介されたとき友人は
<この子はロビン、僕たちの同僚>
と紹介した。
ロビンは恵まれた環境ではない
勉強が好きでも科学に興味があったわけでもない
「その時に思いました
どんな人間でもその気にさえなれば必ず何かを生み出せる
その仮説を証明したくて作ったのがこの科学部です。
科学とは無縁のみなさんにきっかけを与えてどんな結果が生まれるのを観察しました
でも皆さんは僕なんかの予想を大きく飛び越えて行きました
僕はいつの間にか君たちに夢中になりました。
くじけそうになるたびに励まして、もっともっとと
そのせいで柳田くんを傷つけ、結果的に科学部も壊れて
皆さんに大きな失望を与えてしまいました。
僕の実験は・・・失敗です。
全て皆さんを利用した僕の責任です。
本当に申し訳ありません。」
頭を下げる藤竹
泣きそうな顔でアンジェラ
ドアを開け入ってきたのは傷だらけの岳人
「さっきから訊いてりゃ実験だの失敗だのって
失敗だったっていうのかよ
勝手に終わらせてんじゃねーよ!」
アンジェラに向き直る岳人
「この間はひでえこと言ってわるかった。
この通りだ許してくれ。
佳純も怖い目に遭わせてすまなかった。」
「本当に大丈夫なの?」
怪我を心配するアンジェラ
「あいつらはもう来ねえから。」
「そうか。」
長嶺がうなずく
「科学部があんたの実験かなんてどうでもいい
俺はただ俺たちの実験を続けたい
俺たちの装置を使ってクレーターができるか
それだけだ。
あんたはどうしてえんだよ。」
うつむき目をそらす藤竹
「なあ!なあ・・・
ここは諦めたものを取り戻す場所なんじゃねーのかよ
本当の気持ちを訊かせてくれよ」
「私も訊きたいです」
「先生」
「諦めたくない・・・
楽しかった 君たちといるのが
科学はこんなにも楽しいものなんだって
もう一度感じさせて貰いました。
君たちと・・・もっともっと・・・新しい景色がみたい」
「だったらやるしかねーじゃん。
だいたいさ、あんたの実験が失敗かどうかなんて誰が決めんだ」
「先生がやろうとしてたことは誰もしたことがない実験だったんですよね
だったら失敗もなにもないです」
「あんたの仮説
俺たちが証明してやるよ
だから俺たちをもっとやる気にさせろ」
「もう締め切りまで10日もないですからね
皆さん・・・覚悟はいいですね」
「俺たちで日本の科学界をぶっ壊そうよ」
「いいねいいね」
誰もいないたまり場にコウタ
コウタの回想
<気が済むまで殴れ
その代わりもう科学部には関わるな>
コウタに殴る蹴るをされても手を出さない岳人
<てっめ、言ったよな
3人でいたらどうにかなるって
ずっと一緒だって。
あの言葉は嘘かよ
なんで変わっちまうんだよ
一人で先どんどん行きやがって>
<変わってねえよ
なんも変わってないよ
それによ
もしそうだったとしても
一緒に過ごした時間がなくなるわけじゃないだろ
違うとこで認めながら生きていける>
実験を繰り返す科学部
藤竹の回想
<それにね私にはまだ終わったようには思えないんだ
実験は想定外の結果が出てからが本番だよ>
伊ノ瀬の言葉が蘇る
原作は続編が発表されるそうです。
来週は最終回だけど、もしかしたらドラマの続編も見られるかもしれない・・・。
ああ、とうとう最終回かぁ!
高島礼子・・・憎たらしかったなぁ(爆)
高島礼子って正義感溢れる役が多いけれど、憎たらしい役が似合うんだよな(苦笑)
ホントに腹立つww
で、最近悪い役が多い長谷川初範が・・・多分良い人w←ここまできて裏切るとかねーだろw
どうしても最後まで信用出来ませんが・・・w
前科が多すぎて~。
ま、でもどの世界でも学歴至上主義でしょうが。
藤竹が異端児なのかもしれないけど。
今日は一切出演しなかった中村蒼ターンはどうなるんだろう。
もう科学部が空中分解することはなさそうなので、そこは安心。
しかし中村蒼は成功するんだろうか。
そこは心配。
岳人のいけすかねぇ半グレのようなコウタともやっと縁が切れた!!
パクくんもついでに足を洗えたようで良かった!
コウタは一体何をしたかったのか。
<ずっと一緒にいようぜ>
なんて言葉。
男に言われても女に言われても信じちゃいけない。
友達なら信じられるか・・・。
でも人はずっと同じ場所に同じ人間といるわけではないでしょ?
一人だけ何も見つけることができない焦りなのか。
拳で友人を傷つけて、気持ちは晴れたのか。
科学部の発表は決まっているし、岳人と佳純ちゃんが科学部を代表して発表する
胸熱の展開。
今日、岳人がアンジェラと佳純ちゃんに謝罪したシーンも良かったよ!
「佳純!」
ってなんてめっちゃときめくwww
いやいやそんな胸キュン展開はないでしょうが、小林虎太郎くんが胸キュン恋愛ドラマをする日も楽しみだなと思います。
あ、窪田正孝くんだって胸キュン恋愛ドラマは久しくないね。
もうやんないのかね?
そんなことを考えながら・・・最終回
もう少し見てたいのになぁ。
みんなの実験で科学会に小さな風穴を開けられたら良いね。
宙わたる教室 第1話 ネタバレ 感想~実験教師の青空の作り方
宙わたる教室 第2話 ネタバレ 感想~夢に優劣はない
宙わたる教室 第3話 ネタバレ 感想~木村文乃先生、酷いよ。
宙わたる教室 第4話 ネタバレ 感想~世代間ギャップにじわり
宙わたる教室 第5話 ネタバレ 感想~火星作ろうぜ!
宙わたる教室 第6話 ネタバレ 感想~好きだから真剣
宙わたる教室 第7話 ネタバレ 感想~順調な研究とJAXAが交わる?
宙わたる教室 第8話 ネタバレ 感想~科学部、空中分解。
宙わたる教室 最終話 ネタバレ 感想~定時制高校からJAXAへ
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キャスト
藤竹叶(窪田正孝)
柳田岳人(小林虎之介)
名取佳純(伊東蒼)
越川アンジェラ(ガウ)
庄司麻衣(紺野彩夏)
池本マリ(山﨑七海)
長嶺省造(イッセー尾形)
木内泉水(田中哲司)
佐久間理央(木村文乃)
相澤努(中村蒼)
名取円佳(伊礼姫奈)
長嶺江美子(朝加真由美)
石神怜生(高島礼子)
伊之瀬嘉之(長谷川初範)
ノア・ラングレー(ブレーク・クロフォード)
丹羽要(南出凌嘉)
三浦孔太(仲野温)
朴大成(阿佐辰美)
金井悠(佐久本宝)
コメント
こんばんは。
いつもは週末の楽しみにしていましたが、我慢しきれずに見てしまった私w。
今作の高島さん見ていると、「斎藤さん」で観月ありさと敵対していたママ役を思い出しました(微笑)。
今回、解せなかったのは「レディファースト」(?)だったのか、女性部員2名にはキッチリ謝ったのに、「オールドファースト」の省造にはそういったシーンがなかった岳人の描写。
丁寧に作っているのに、キャラ優先で謝罪シーンは入れなかったんですかね?
あと、中村蒼さんオミットには非常に同感です。
見ていて、安定感はあるのですが、色々疑問に思う回でした。
(活動シーンは毎回入れるので、「部活ドラマ」という点ではブレていないのが、凄い!)
ノンルールさん、コメントありがとうございます。
高峰さんには謝罪しないんだ~と思ったものの、二人はそういう関係でもないのかなとも思いました。
謝ったりしなくてもいいんじゃないかなと。
高峰さんも喧嘩売ってましたしね。
キャラ優先・・・なんですかね。
そこまでひっかかりはなかったです。