宙わたる教室 第8話 ネタバレ 感想~科学部、空中分解。

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メテオライトの憂鬱

伊与原新『宙わたる教室』

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実験に没頭する岳人(小林虎之介)は、長嶺省造(イッセー尾形)に
「研究者になったらずっとこんなことばかりできるのかな
いや、研究なんてて途中でだるくなるかもしれないけど」
少し心配する長嶺

伊之瀬嘉之(長谷川初範)はノア・ラングレー(ブレーク・クロフォード)と相澤(中村蒼)のJAXAを訪れる。
完全プライベートだと話す。
ノアはNASAの研究者。
見学に来た小学生の案内もする相澤。
小学生を送り出すと石神教授(高島礼子)がやってきた。
ノア・ラングレーを紹介すると驚く石神教授
伊之瀬とラングレーを見送った相澤が部屋に戻ると、石神教授がいた
「エイムズの主任研究員がなぜ公式ではなくやってきたんですか?」
「私はただ古い友人を案内して欲しいと言われただけです。」
「夢の実現のためには何をするべきかどこにいくのか見失わないで下さい」
「なぜ藤竹にそこまでこだわるんですか?」
「彼は自分から最良の場所を捨てたんです
あんなに啖呵を切ってましたが、何が出来るんですか?
さっぱりわかりません
好きしたらいい
ただ我々の邪魔をしないで欲しい
取るに足らぬ扶養菜小石でもできるだけ避けたい」
「藤竹は自分を見失っていません。
藤竹を見くびらない方がいい」

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ある日、三浦孔太(仲野温)がチンピラ二人を連れて科学準備室にやってきた。
そこら中のものを壊しまくる3人。
名取佳純(伊東蒼)が藤竹を呼びに行く
「ムカつくんだよ。
勝手に目標見つけて!」
三浦は絶対に岳人をこっちの世界に戻すと言って出て行く。

教室に入ってきた岳人と長嶺
「なんだよこれ」
「三浦くんでしたっけ?
彼がきました。」
なんで呼ばないんだと怒る岳人
「まだあんなヤツと切れてないのか」
と長嶺が詰める
「つるんでねえーよ」
「むこうがそう思ってない」
「やめて。私たちで喧嘩してどうするのよ」
アンジェラ(ガウ)が二人を止める。

次の日の夕方。
岳人は三浦からの電話に激怒していた。
イライラする岳人のやる気が空回り。
その様子を理解するアンジェラ。
長嶺には「本当にむこうが勝手に絡んでるだけなのよ」とフォローもしてくれる。

佳純は丹羽要(南出凌嘉)にコンピュータのことを質問している。
少し追い詰められている様子の佳純に
「大丈夫?」
と声をかける丹羽

そんな時、アンジェラが怪我をする。
大声に驚いた藤竹も駆けつける。
岳人はアンジェラの心配もせずに怒り出す。
「おい、壊れてるぞ。
マジ何してくれてんだ」
アンジェラが謝罪するが、アンジェラだけが悪いんじゃない。
長時間作業が続いて疲弊している
焦るとろくなことがない
「最たる原因は自分だろうが」
「また俺か」
「過去はなかったことにはならない。
人のせいにしても仕方ない。
大事なのは自分の力で」
「説教たれてんじゃない
どいつもこいつもやる気がないならやめちまえ」
「柳田くん」
藤竹が仲裁
「こんなことじゃ
誰も一緒に仕事してくれんぞ」
「だったら一人でやるだけだよ」
「そんなに学会が大事か
賞でも取れれば大学に推薦されるのか
それともこっそり奨学金でも貰えるのか」
長嶺に飛びかかる岳人
藤竹が仲裁に入るが突き飛ばされる
佳純は過呼吸で座り混む

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数日後
科学部は空中分解寸前
佳純は保健室から出られない。
アンジェラは部活に参加せずに帰る
「先生少し話さんか」
長嶺は藤竹を誘う

物理準備室
「柳田はどうしてる?」
「一人で混もって修理しているみたいです。
でも・・・彼だけではどうにもならないでしょう。」
「私はね藤竹先生
柳田のような若者が大学に住んで研究者にでもなったら素晴らしいなって思うんです。
ホントにそう思う」
「彼がそんなことを?」
「一度きりだがポツリと
私は心配なんですよ。彼のことが
私はそれなりに世の中のことは知っているつもりですが、想像以上に甘くない
身の丈に合わないことをすることに世間は厳しい」
「身の丈?」
「生まれとか境遇とか才能とかそういうの・・・」
岳人は頭が良い。
大学入試も突破できるかもしれない
だが研究者として認められるってのは一握り
エリートってやつは自分たちと同じレールを歩いてこなかった人間が、足下まで近づいてきたら蹴落とす
学者になるなんて、定時制に通って高卒の資格をとるのとわけが違う
夢を持ったことは嬉しい
必死になればなるほどね
それが破れた時の傷は深いだろ
挫折を味わったら、どこまで落ちていくかわからん
「本当にいいのかね?
彼をこれ以上その気にさせて
期待させて。
本当にいいのかね?」

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コンピュータ準備室
岳人が寝転がってくる
藤竹が入ってくる
「俺さ、煙草やめたんだよね」
「知ってますよ。」
「お金ちょっとでも貯めたくてさ
給料全然増えそうにないし食べ子くらい辞めないとって」
「そうですか」
「あんたはさ、なんか諦めたことあんのか?」
「ありますよ。たっくさん。」
「俺さ。諦めることなんかもう慣れてるって思ってた。
学校でも仕事でもうまく行った事なんて、これまで一個もなかった。
諦めるなんて屁でもねえってそう思ってたんだ
でも思い出したわ。」
「何をですか」
「頑張ったことを諦めるのはつれえってこと。
ガキの頃、それを嫌ってほど味わって、そのうち頑張るのを辞めた。
簡単に諦めることを出来るのはマジじゃねえからだ。
あんたに会って・・・
字が読める
研究すればするほど、実験も楽しくて仕方ねぇ。
それで俺、変に夢見ちまったんだ。
あんたみたいになれんじゃねえかって。
馬鹿見てえだよな。
結局なんもできねぇ。
何にも変われてねぇ。
実験だって中途半端なままだ。
しょうがねえよ。
全部、自業自得だもんな。
でもよ・・・。
諦めるのって・・・やっぱつれえわ。」
「柳田くん、辞めるつもりですか?実験」
袖口で涙を拭き出て行く岳人

数日後の教室
岳人は欠席。
窓に月明かり
床に転がったままの部品を拾う藤竹
回想
<ようし火星作ろうぜ!>

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三浦にずっと腹立ってんですけど?
なんでそんなに岳人の足を引っ張りたいわけ?
何がそんなに気に入らないの?
自分のやりたいことが見つからないからって、人にちょっかい出すなよ!

もちろん研究者になるのは簡単なことではない。
でも岳人が大学へ進学し、もしかしたら何か研究するような会社に勤めることはできるかもしれない。
まだまだ若いんだから、それぐらいの夢は持っても良い。
もし研究者になれなかったら・・・本気で悔しいかもしれないけど、勉強の課程でなにか見つかるかもしれないし。

ああ、ホントに三浦さえいなければ・・・。
もし科学部が揉めることがあっても、まだ軌道修正できるのに。
なんでああいう輩って人の足を引っ張りたがるんだろう。

器物破損だし、神聖な学び舎に侵入してきたんだから、逮捕されても良いんじゃないの?
生徒達を守るためにもさ。
放置はやめとくれ・・・。

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科学部は空中分解。
佳純ちゃんが怖かったのは理解できるし、今までずっとバランサーでいてくれたアンジェラだって、どうしようもできない。
長嶺さんは岳人のことがわかっているからこそ・・・。
嫌なことも言ったんだよね。
だけど岳人のこの性格は危険。
没頭するのも良い
でも・・・失敗しないとわからないか。
ただ、三浦とはどうやって切れるんだろうか。

JAXAのほうは・・・。
高島礼子、久しぶりにいけ好かない役をやってるなぁw
中村蒼くんは大丈夫かなぁ。
長谷川さんも何も遊びにきたわけではなかろうもん。

ますます小林虎太郎くんが良いですね。
そしてやっぱりイッセー尾形圧巻。
来週は・・・藤竹の過去がわかるのかな?
「エール」では窪田正孝くんの弟役だった佐久本宝くんが登場。
「エール」ではいや~~な役だったけど、今回は?

あと2話。
ハッピーエンドしかないって思ってますわよ。

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宙わたる教室 第7話 ネタバレ 感想~順調な研究とJAXAが交わる?
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宙わたる教室 最終話 ネタバレ 感想~定時制高校からJAXAへ

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キャスト
藤竹叶(窪田正孝)
柳田岳人(小林虎之介)
名取佳純(伊東蒼)
越川アンジェラ(ガウ)
庄司麻衣(紺野彩夏)
池本マリ(山﨑七海)
長嶺省造(イッセー尾形)
木内泉水(田中哲司)
佐久間理央(木村文乃)
相澤努(中村蒼)
名取円佳(伊礼姫奈)
長嶺江美子(朝加真由美)
石神怜生(高島礼子)
伊之瀬嘉之(長谷川初範)
ノア・ラングレー(ブレーク・クロフォード)
丹羽要(南出凌嘉)
三浦孔太(仲野温)
朴大成(阿佐辰美)

コメント

  1. ノンルール より:

    …「蜜月関係」とは長く続かないもので、やっと良好になった岳人と省造があんなことに、しかも最も科学部を心配していたであろうアンジェラまでもが、嗚呼。

    ただ、実験を重ねるところをじっくり前回描いていたので、省造を演ずるイッセー尾形さんの独白が非常に効果的。
    (「ライオンの隠れ家」でのでんでんさんといい、彼といい、「お笑いスター誕生」コンビが今期は鈍い存在感発揮していますよねw)

    そうか、石神の標的はあくまでも藤竹だということも判明させた展開は意外で不気味。次回はどうなる?

    • tarotaro tarotaro より:

      ノンルールさん、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなりすみません。

      イッセー尾形さんとでんでんさんは違うタイプの役者さんとなりましたが、二人とも安定感が良いですね。
      石神はとにかく名声が大好きな感じですかね。
      女性であの地位に行くのは大変なんでしょうが・・・