宙わたる教室 第1話 ネタバレ 感想~実験教師の青空の作り方

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夜八時の青空教室

伊与原新『宙わたる教室』

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藤竹(窪田正孝)は岳人(小林虎之介)の計算が速いことに気がつく
大麻の計算、連立方程式もすぐにわかる
しかし文章問題は全く解けない。
「文章を読むのが疲れる。
全然入ってこない。
不良品なんだよ」
そう答える岳人

岳人は職場のおっさんに定時制のことをからかわれ、ノートを見たおっさんは「全部ひらがなばかり」とまたまた笑われ、オッサンを殴ってしまう。←ワタシが許す!
悪い友人コウタからは大麻の売人としての仕事を斡旋されている。

教室で宇宙の本を見ていると藤竹が「面白いですよ」と話す。
興味がある本なら読めるかもしれないと本を渡すが振り払う。
退学届を出す岳人
「柳田(岳人)くん、名前を書く欄を間違えてますよ」
書き直す岳人
「全然意味が入ってこない
文字を読むと疲れて気分が悪くなる
それいつからですか?
子供の頃からですか?
今まで誰かに指摘されたことありますか?
字を書くのも・・・」
「うるせえな!
車の免許があればもっと仕事を選べるんだよ
人と関わらなくても生きて行ける」
「なるほど、学科の試験ですね。」
「でも無駄だった
1年経っても全く変わらない
教本1冊読めない」

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藤竹はテストに出した食塩水の濃度問題を質問する
スラスラと答えを言う岳人
全く手をつけなかった文章問題が音声で聞くと答えられる。
音で聞けばわかるので文字では頭に入ってこない
「多分柳田くんは発達性ディレクシアではないかと思います」
ディレクシアはスムーズな読み書きが出来なくなる
特に漢字は難しい
柳田が文章を読めないのは、努力の有無や学力の問題ではない
この発達障害傷害の存在は最近まで解明されていなかった。
情報の中身は理解できるのに文章が読めない。
親や教師に理解されることが少なく、大人になってから判明することも多い。
文章を読むというのは、階段を上り続けるようなもの
どうしても疲れてしまう
だから本や教材を音声で学習する人も多い
「一度ちゃんと診断を受けてみてはどうですか
いくら練習しても歌が苦手な人もいる。
読み書きが苦手な人もいる」
「俺は怠けてたわけじゃない
努力が足りなかったわけでもねぇ
俺は・・・
俺は」
号泣する岳人
「笑いやがって
よってたかってバカにしやがって
チクショウ!
チクショウ!」
「柳田くん・・・。」
「なんで俺に教えたんだよ!
今更そんなこと言われてどうしろって言うんだよ
何年無駄にした?
10年?嫌もっとだよ
俺が喜ぶと思った?
前向きに慣れるとも
結局不良品は不良品
なくした物は取り戻せない
こんな思いするくらいだったら
何も知らないままで良かったんだよ」

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2週間後
あれ以来、柳田岳人は出席しない
電話をかけ続ける藤竹
「こういうとき学校の先生はどうするんですかね?」
ベテラン英語教師の木内泉水(田中哲司)に相談する。
「一度心が折れるとここの生徒は特に・・・」
一年の時の岳人は頑張っていたという。
後半は意地でも授業に出ている感じだった。
Whyの授業では「空はなぜ青い」に反応
彼の中には素朴な疑問がある

岳人は職場で持ち場が変わるがやる気がない。
悪い友人・コウタから大麻のことで留守電が入る。
藤竹からの着信にはでない・・・。

立ち食い蕎麦に岳人
そこに藤竹がやってきた。
券売機の前で小銭を落とす。
知らん顔するが岳人に気付く
そばとトッピングを色々試している藤竹
「研究と実験はトライアンドエラーの繰り返し」
と言う。
明日の4限の授業に誘う
「空はなぜ青いのか
知りたくないですが?
来る時に煙草をお願いします」

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無視続けていた悪い友人からは
学校へ行くという留守電が入ってきた。
翌日。
案の定、コウタとパクはバイクで学校に乗り込んで来た
藤竹叶(窪田正孝)、佐久間理央(木村文乃)、木内泉水(田中哲司)が対応する
「授業が出来ないので出て行って貰ってもいいですか?」
やってきた岳人
「なんで連絡くれないんだ
こっちに戻ってこいよ
こいつら何してくれるんだ」
「無駄にするかどうかは自分次第です
ここには何だってあります。
教師にできるのは場所を用意してまつ
ただそれだけです
ここは諦めたものを取り戻す場所ですよ。」
「ごちゃごちゃうるせーんだよ。」
藤竹に殴りかかろうとするコウタを突き飛ばす岳人
「悪いけど今日はもう帰ってくれ。
今から実験なんだよ。」
「ふざけんなよ!」
「いいよもう行こう!」
パク・テソンが頑張れと言って二人は帰って行く。

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授業が始まる
「空はなぜ青いのか」
子供に聞かれて正しく答えられる大人は少ない
今日は簡単な実験をする
「今からこの教室にささやかな青空を作ります。」
灯りを消した教室
懐中電灯を太陽に見たてる。
プリズムを通すと虹のように見える
太陽光は波長によって色が違う。
煙草とライターを岳人から借りる
煙草3本に火をつける藤竹
下からライトの光が当たるように煙草をセット
囲いから煙が立ち上る
煙は青く見える
レイリー散乱という現象
波長の短い青い光が分散されて空に映る
太陽に背を向けても目に飛び込んでくる。
「それが空が青い理由です。」
カーテンを開ける。
夜空が青空に見える岳人

校庭の隅で煙草に火をつける岳人
藤竹がやってきた。
「あれのどこが青空なんだよ
ショボすぎるだろ」
「見えませんでしたか?」
「見える分けないだろ。
この学校には何だってあるつったな。」
「はい。
それにもしなければ作れば良い」
「は?」
「僕はこの学校に科学部を作りたいと思っています
部として成立させる為には最低3人必要なんですよ。
柳田くん、一緒にやりませんか?
記念すべき部員第1号として
知ってますか?
火星の夕焼けって青いんです。」
「へえ」
そっと微笑む藤竹。

物理準備室
岳人の生徒名簿を見る藤竹。
キャビネットに戻す。
閉めた扉に若者が映るが・・・振り向くと誰もいない。

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学校の読書感想文に指定されていた作品。
フィクションだけど、実在する定時制高校がモデルになっているとか。
定時制高校がモデルとなったドラマってのはたくさんありますが、このドラマの場合は。
主人公はエリートっぽいけど、教師としては新米。
何か挫折とか・・・あるっぽい。
実験として教師になった理由はなんだろ?

今回の主人公生徒は岳人。
小林虎之助くん
彼は、めっちゃ若く見えません?
26歳とは思えません。
下剋上球児の日沖弟です。
真っ直ぐな目とでもイライラしたところ・・・。
それが素晴らしかったです。
職場で父より年上のオッサンが岳人をいじめるシーンにはイライラしました。
殴っちゃいけないけど、殴りたいわな。
岳人はそうやって同世代のクラスメイトや教師、両親、大人からもからかわれたり、陰口を言われたりしたんだろうな。

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岳人は「ディスレクシア」という発達障がいで、文章を読むのが苦手。
それを知って救われた・・・と思うか、今更と思うかは自分次第だけど・・・。
救われない気持ちになってしまった。
だけどね。
このあとちゃんと診断されるのだと思うが、岳人はまだ若い。
今、わかって良かったと思う日がくるさ。
それに連立方程式なんて、文章を読めるワタシも解けないw
濃度の問題も難しいよね。
めっちゃ嫌いだった。
岳人ってすごいじゃん。
教師はともかく、両親はもう少し岳人に向き合って欲しかったなぁ。

全10話ってことで、これからもいろんな生徒と向き合い、主人公の過去もわかるんだろう。
岳人だってこれでOK!ってことにはならんだろうし。
今のところ気になるのは、名取佳純(伊東蒼)、越川アンジェラ(ガウ)、長嶺省造(イッセー尾形)
ガウさんはよく存じ上げないんですが、伊東蒼ちゃんやイッセーさん。
めっちゃ楽しみやないですか!
しかし火曜日はドラマが多すぎる。
まさかね、フジが早々と金曜8時ドラマを打ち切って、テレ朝の火曜にぶつけてくるとはね。
どうなんよ。もう!

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キャスト
藤竹叶(窪田正孝)
柳田岳人(小林虎之介)
名取佳純(伊東蒼)
越川アンジェラ(ガウ)
長嶺省造(イッセー尾形)
木内泉水(田中哲司)
佐久間理央(木村文乃)
相澤努(中村蒼)

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