宙わたる教室 第5話 ネタバレ 感想~火星作ろうぜ!

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真夏の夜のアストロノミー

伊与原新『宙わたる教室』

あらすじはコチラ→

岳人(小林虎之介)、アンジェラ(ガウ)、佳純(伊東蒼)、長嶺(イッセー尾形)の4人で正式に科学部が発足。
顧問の藤竹(窪田正孝)は活動目標として、高校の科学部などが研究発表を行う学会への参加を提案
見学に訪れた発表会のレベルがあまりに高く、部員たちは参加を尻込みする。
藤竹は知り合いに声をかけられ論文の話をしている。
生徒4人はどこの学校かと聞かれ「定時制」と答えると困惑するブースの高校生たち・・・。
なんの研究をしているのかと聞かれ「火星を作ってる」と答える岳人

夜、名取家
姉・名取円佳が佳純(伊東蒼)の部屋にきた
「今日うちの学校で何やってたの?」
「科学部に入ったの
他校の学校がどんなことをしてるか見に来ようってなって」
「あんたたちなんて見に来たところでレベル違い過ぎて参考にならないでしょう
どうせ新しいことはじめたってすぐ諦めるくせに」
「そんなことない。」
「せいぜい頑張って」

佳純が屋上でパンを食べていると、キャバクラにつとめる麻衣(紺野彩夏)がやってきた。
麻衣の可愛いお弁当を見て佳純。
娘のエマがこういうのじゃないと食べなくて困っていると笑う麻衣。
夏休みだと給食がなくて困るけど美味しいよと給食を食べた事のない佳純に言う。
「夜じゃない学校にいるとさ、いつもより高校生って感じするよね
でもやっぱなんか落ち着かないんだけどさ」
微笑む佳純

科学部
「ヒントはありましたか?」
尻込みする4人
「ではまずは昨日のコンテストに出てみますか
あれは関東地方の科学部だったら参加できます。」
昨日の発表会で質問もできなかったのに。
佳純だけは「やってみたい」という。
「諦める理由を探すのもうやめたいなって」
「そうは言ってもよ、できるか?」
「別に背伸びを必要はありません。
もしダメだったら辞めたら良い」
「それでいいなら。」
「そうだな」
「わかったよ。やってみるか」
期限は2週間
「なんとかなります。
大丈夫」

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帰り道の4人
今までの実験からなら色砂かな?
クレーターを作る実験・・・と言いながら帰っていると
キャバクラにつとめる麻衣(紺野彩夏)が男と揉めている
仲裁に入る岳人
「警察を呼ぼうか?」
アンジェラがスマホを取り出すと退散する。

エマちゃんをあやしているアンジェラと佳純
「こんなに小さい子がいたんだね」
長嶺がいう
「あれは別れた旦那か?」
「そう。面会日だったけど、約束の時間が過ぎてもかえしてくれなかった。」
旦那っていうより、旦那の母が娘の親権を取り戻せって言っているらしい。
仕事や学校の時には保育園で夜まで預かって貰っている。
わりと同業の子たちも預けている。
それでもダメな時は、お互いに助け合っている。
「麻衣ちゃんもえまちゃんも偉いね。」
アンジェラが笑う。

科学部
「色砂を使ったクレーター実験」をテーマに取り組むことにした。
砂のままだと形が崩れる。
アンジェラが
「固めればいいんじゃない?
セリーみたいに」と提案。

数日後
科学部を覗く麻衣
色砂で作ったゼリーを半分に切る岳人
クレーターの内部構造を確かめる実験と笑い麻衣も驚く

さらに数日後
学部の4人がまとめた
「隕石衝突によるクレーターの内部構造の可視化実験」
を読んだ藤竹は即席にしては見応えがあると太鼓判。
あとの手続きは藤竹が引き受ける

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さらにさらに後日
科学部の部屋があいていないと佳純が困惑。
岳人と職員室にきた。
教頭先生と話している藤竹
「参加できないってどういうことですか?」
「定時制高校参加の前例がないってことでつきかえされました」
「そんなの理由にならない!」
大声で言い放つ藤竹に驚く佳純と岳人

「科学部もはじかれましたか?」
木内(田中哲司)が藤竹に声をかける
「定時制ということで他の部でも同じことが多くて。」
定時制の場でできる限り取り組みをしてもそこから先に進む手段がない。
制度上の理由
根拠のない偏見

科学部
「私たちエントリーもできないのね。」
「僕の力不足です
申し訳ありません。」
「俺たちみてえな人間は結局何やったってそんな風にはみ出される」
「惑星科学会には参加出来ます
事務局に電話いて確認しました」
「直前にダメっていわれるんじゃないの?」
「学会はそんなところではありません。」

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大学の学食で同期の
大学の学食で相澤努(中村蒼)と話す
「理解できない
定時制のことだよ
こんなこと言いたくないが、お前なんていいわれてるか知ってるか
”もう終わったヤツ”
そう言われてんだぞ」
これ以上キャリアに穴があけるべきではない。
自分たちには科学の発展に尽力する義務がある
「無駄な時間使うな」
「高校の時のコンテスト覚えているか」
「お前のこと初めて認識した場所だからな
懐かしいな
実験に熱中したもんな俺ら
大会の前の日なんて興奮しすぎて熱出したりしてさ
それがどうした?」
「うちの科学部がエントリー拒否された
はじかれたんだよ
定時制は参加の前例がないからって」
「でも世の中そういうもんだろ」
「なあ、本当にそう思うか?」
「そうであってはいけない・・・とは思うよ
ただ参加資格があるとは家
毎年でてくるのエリート校
前例がないってことは空気読めってこと
石神先生が、科学政策振興委員の委員長就任したって知ってるか?」

科学部
「夏休みなんでなんかしませんか?
天体観測とか?
この時期に見られる流星群があるんです。
一晩学校に泊まってみんなでみましょうよ」
落ち込んだ部員達に声をかける。

夜の繁華街
岳人に声をかける麻衣
「こないだありがとうね」
「何が?
これから学校で星見るんだよ。
流星群。
仕事終わったら来れば?」
「いけたら行く」

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夜の学校
「楽しみ過ぎてたくさん作った。」
とアンジェラが料理を出す。
木内(田中哲司)が天体望遠鏡を持ってきた
「ずっと聞きたかったんですけど
先生はどうして科学の道に進もうと思ったんですか」
と佳純
「きっかけは恐竜ですね」
隕石の衝突で絶滅したことを知って、天体とか惑星に興味を持つようになった
アンジェラが恐竜の名前の星座はないね?と呟く
「星座が作られていた時代に恐竜が発見されていなかったんです。」
星座の名前がついた恐竜はブラジルにいる。
ブラジルでは恐竜の発見が遅かったので、「スタウリコサウルス」の(学名:Staurikosaurus)学名の意味は「南十字星のトカゲ」だ。
「この学校に来たのは?」
と続けて聞こうとした佳純の声が
「なぁあれ火星じゃないか?」
という岳人の声にかき消される。
火星が輝いている。
麻衣が差し入れを持ってやってきた。
エマは田舎の両親の家に泊まりに行っていると言う。
「結構星見えるね。
コンテストの提出には間に合ったの?」
しーんとする面々
「間に合わなかったの?」
「そうじゃなくて」
「門前払いされた
定時制高校の参加の前例はないんだと」
「そんなん気にしてどうすんの?
私なんて、毎日偏見の目で見られまくってるよ」
この格好でベビーカーを押しているだけで子供が可哀想
お母さんがキャバ嬢で可哀想
シングルなんて可哀想
こんな小さい時から保育園に入れて可哀想
「文句言うそいつらは誰も助けてくれるわけじゃない
そんなヤツのいうことで腐ってる暇なんてないんだよ。
私たちみたいな人間はとか。
どうせ俺なんかとか。
結局そういうふうに決めつけてるんの自分なんじゃない?
大事なのは自分たちが何をしたいかでしょ
ここでできなければ出来るところでやれば良い
やっちゃうんだよ。
やったもんがち!」

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「庄司さんは・・・何で定時制にきたんですか?」
「私はね。
いつか自分のお店を持ちたいの
そのために高卒の資格くらいあったほうがいいかなって。
ゆくゆくは経営の勉強もしたい。
学校じゃないと多分サボるから
やっぱり学校ってなんか行ってみたかったんだよね。
なんでだろうね。」
「そうよね。」
とアンジェラがうなずく
「庄司さんもさんもどうですか?
科学部一緒にやりませんか?」
「私はパス
だってやらなきゃいけないこといっぱいあるから。
これからもずっと一緒にエマと生きていくから。
絶対守るって決めた宝物だから」
「そうか。
そうだな」
「この宙には
まだ知らないことが無限に広がっています
知らないことだらけですよ。」
「ってことはさ
俺たちにもまだまだ無限の可能性があるってことだよな」
「その通りです」
「そうよね」
「そうだよ。」
「だね。」
「はい。」
5人の生徒が呟く

部屋でパソコンに向井調べ物をする佳純
ドアの隙間から佳純をみるまどか

科学部
「これ見て貰いたいんですけど・・・。」
ランパートクレーターのプリントを差し出す
「これを再現できないですかね?
教室に火星を作れないかなって。
柳田さんの・・・部長の
火星を作るって言葉がずっと気になってたんです。
取り組むなら火星をって」
「火星の条件ってなんだ?」
「なんとかなるよ」
「でもうまくいくかな?」
「失敗なんてあり得ないです
まだ誰もやったことがないからです。
やってみませんか?」
「そうね。」
「うん。」
「そうだな。」
「よし!」
「火星作ろうぜ!」

学会でで登壇する石神怜生(高島礼子)教授
定時制高校の教師をしている藤竹の噂を聞く・・・。

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今日も良かったっすね。
キャバ嬢の麻衣ちゃんは何か問題を起こすんじゃないか。
クソ元旦那(いや離婚の理由も知らないのにクソってことはないかwそれは偏見かw)に暴力振るわれたり、エマちゃんが連れて行かれたりするんじゃないかとヒヤヒヤしたけれど、麻衣ちゃんが一番大人で、一番夢を持っていた。
麻衣ちゃんの言葉にほんのり涙。
定時制高校の生徒だから
それに囚われていたのは自分たちかも。
もちろん周りからそう言われるから肯定感が低くなるのはわかる。
それでも良いじゃん。
やりたいことをやるそれが西園寺!
いや、西園寺さんじゃないけど、西園寺マインドを麻衣ちゃんに見たわ!

別に学会で優勝したいとかそんなんじゃない。
全日制の高校に行っていたとしても予選通過しない学校も多いんだしな。
みんなで何かやったって事実が大切。
麻衣ちゃん役の紺野彩夏さん。
めっちゃ良かったですね。
可愛くてキャバ嬢にもシングルママにもでもしっかりした女性にもちゃんと見えた。

んで・・・科学部だけでなく、次週からは藤竹先生にも何か・・・。
高島礼子さんは何者なのか?
因縁がありそうだけど・・・。

もうホントに演者さんたちが素晴らしい。
早く次回が見たいけど、最終回を見たくない気分。
ずっと続けば良いのに~。

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宙わたる教室 第1話 ネタバレ 感想~実験教師の青空の作り方
宙わたる教室 第2話 ネタバレ 感想~夢に優劣はない
宙わたる教室 第3話 ネタバレ 感想~木村文乃先生、酷いよ。
宙わたる教室 第4話 ネタバレ 感想~世代間ギャップにじわり
宙わたる教室 第6話 ネタバレ 感想~好きだから真剣
宙わたる教室 第7話 ネタバレ 感想~順調な研究とJAXAが交わる?
宙わたる教室 第8話 ネタバレ 感想~科学部、空中分解。
宙わたる教室 第9話 ネタバレ 感想~初めての実験に失敗なし
宙わたる教室 最終話 ネタバレ 感想~定時制高校からJAXAへ

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キャスト
藤竹叶(窪田正孝)
柳田岳人(小林虎之介)
名取佳純(伊東蒼)
越川アンジェラ(ガウ)
庄司麻衣(紺野彩夏)
池本マリ(山﨑七海)
長嶺省造(イッセー尾形)
木内泉水(田中哲司)
佐久間理央(木村文乃)
相澤努(中村蒼)
名取円佳(伊礼姫奈)
長嶺江美子(朝加真由美)
石神怜生(高島礼子)
伊之瀬嘉之(長谷川初範)

コメント

  1. ノンルール より:

    紺野さん、管理人さん仰るように「様々な色を持ったキャラ」を絶妙に演じていましたよねw

    それにしても定時制ってハードル高いんですね!
    佳純の姉の異様なエリート意識の高さにはビックリでしたが、
    負けないでもらいたいものです。

    本作は秀作なので、あえて週末の楽しみにしている小生ですw

    • tarotaro tarotaro より:

      ノンルールさん、コメントありがとうございます。

      きっと佳純の姉も佳純を認めてくれるんじゃないかと思っています。
      新な敵?
      高島礼子さんが気になりますね。
      邪魔しないでくれると良いですが