「ミステリと言う勿れ」 第10話 ネタバレ 感想~整君の痛みも代わってあげられたらよかった

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「ファイナルエピソード!さようなら、ライカさん」

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『ミステリと言う勿れ』田村由美

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整(菅田将暉)とライカ(門脇麦)は初詣の帰りに焼肉屋にいく。
整はライカについて話を聞く、
ライカのためらい傷について聞く。
「これは私がつけたんじゃない千夜子がつけたんだ。
私は千夜子が産みだした人格の一人だ」
千夜子は解離性同一性障害。
昔で言うところの多重人格。
父は暴力を振るう男。
性的虐待もする。
母は助けてはくれない。
千夜子は耐えて耐えて
ある日とうとう耐えきれず自分の中に逃げ込んだ
そしてライカが出て行くとそこに化け物がいた。
千夜子の痛みを引き受ける為だけに生まれてきた
化け物に襲われている時、父が唯一大切にしているカメラになろうと思った。
そしたら痛くも苦しくもないからね
父の大切なものになろうとしたのかと思うと吐き気がする
そのうち、千夜子の人格はどんどん増えた。
千夜子はすぐに死にたくなるから。



香音人(早乙女太一)が両親を焼き殺してくれた
壁に炎を描いたのはライカだった
精神科病棟に入院してから楽になった。
自殺の心配がなくなり、多くの人格が役割を終えた。
残るはライカだけ。
千夜子は10才のままの精神状態で、歩けないと思い込んでいるので、毎日ライカがせっせと歩いている。
千夜子は成長した。
春から病院を出て里親のもとで暮らすことになった。
千夜子の成長を見届けてから、ライカもいなくなる。
「友達と焼肉を食べるなんて思わなかった」
整も同じ気持ちだった。

一度は店を出た整とライカ。
しかし整が忘れ物をしたと戻って来た。
「ボールペン落ちてなかったですか。」
それから客が次々に入ってきた。
整はまたサスペンスドラマで刑事が犯人を遠くから呼ぶのがおかしい!などと矛盾点を着く。
そうこういっているうちに・・・。
店の娘(志田未来)の父(堀部 圭亮)が逮捕された。
ヤツは強盗殺人事件の犯人・浦部沢邦夫だった。
店の奥には志田未来の本当の両親が縛られていた。



娘は二人が『自省録』の暗号で話していることに気づき、自分も同じように助けを求めた。
床に落ちた五円玉と十円玉は、強盗。
オススメメニューの「ゴーヤトーフがふやふやしていて!」と言っていたがメニューにゴーヤトーフがない。
「ふとや」をとると「ゴートー」
他のオススメメニューは、タン塩、酢もつ、ケジャン、テールスープの頭文字で「たすけて」
二人は会話しながらも、父親に扮していた男が強盗犯であることに気づいていた。

池本優人(尾上松也)に今年は絶対に事件に首は突っ込まないと言い切る整は、ライカとともに帰る。
ライカはとっても楽しいという。
そして整に
「困ったことになった」
と言う。
ライカはライカの意志で出ることも消えることもできた
だから千夜子が危険な目にあうことはないと思っていた
願いは千夜子こが幸せになること
だからいつ消えても構わない
でも…整に出会った
整と一緒に足湯につかり、クリスマスプレゼント交換。
何も感じないようにカメラになったはずだったのに、整との時間が楽しいとかうれしいってことなんじゃないかと思った。
整がまた会いに来るのを待っている
きっとこれからも待ってしまうような気がする
このままだと消えたくない
ずっと病院にいたい
そう思ってしまう
「私がいたら千夜子は幸せになれないのに
だから今日の初詣を最後にしようと決めていたんだ
春を待たずに千夜子の中で永遠に眠ることにした
つい欲が出てつおあの店に入った。
これでお別れだ整くん」




「それは千夜子さんの病気が良くなるってことですよね?
千夜子さんの幸せがライカさんの願い。
「そう。それが、私の たった一つの願いだ。」
「それならよかったです。
ホントによかったです。
すごく残念ですけど
ライカさんの願いがかなうなら、僕はそれでいいです。」
「千夜子は整君のことは知らない。
だから見掛けても、話し掛けないでやってくれ。」
「僕にも傷があります。」
マフラーをとり傷口を見せる整
「この傷はライカさんの傷と同じ痛みです。」
「そうか。
整君の痛みも代わってあげられたらよかったな。
ありがとう整君。
君と友達になれて…。
初めて少しだけ生まれてきてよかったと思った。
最後に一緒に焼き肉が食べられてうれしかった。」
「僕も うれしかったです。」
「じゃあ 元気でな。」
千夜子さんの幸せがライカさんの願い
「さようならライカさん」



大学の講義でも浮かない顔の整に天達(鈴木浩介)が話しかける
花見の良さがわからなかったが、初めて一緒に見たいと思った。
その美しさについて誰かと語り合いたいと思ったことに驚いているという整う。
「あなたは まだ頭でしか知らないことが多いけど
この先体験することで考えが変わることもあるだろう。
それは恥ずかしいことじゃない。
人に会い 人を知りなさい。
それは 自分を知る旅だよ。」

ライカ退院の日。
整は千夜子が車椅子で病院を出るのを見送る整。
満開の桜を見ていると風呂光がやってきた。
池本優人(尾上松也)からライカの病気と退院の日を聞いた聞いた風呂光聖子(伊藤沙莉)が整にこの日を教えていたのだ
「千夜子さんに会えましたか?」
教えてくれたことに感謝する整
「久能さん さみしくないですか?
あの私が友達になってあげます!
なってあげるっていうか
すいません。何か偉そうに。
いや そうじゃなくて何ていうか
刑事としてではなく、一人の友達として久能さんと接したいっていいますか。」
「ありがとうございます。
では そういうことで。」
桜を見る整は
「日本のソメイヨシノって全て1本の木から始まっていて挿し木や接ぎ木をして増やして全国に広がっていったんです。
つまり全てクローンなんですよね。
ということは僕が昔よく見てた桜も、今見てるこの桜も同じ遺伝子を持ってるってことで。
時間も場所も越えて同じものを見てるのが何か不思議だなぁって。」
        
      




         
   
ああ、もう。
最後は風呂光じゃないといけないわけ?
風呂光の出番やないやろ。
押しが強すぎるよ、風呂光。
慰めにきたのかもしれんけど、こういうときはそっとしておいて欲しい。
グイグイくるのがまた苦手。
整は松也と友達になれば良いのに。
ライカの退院情報もそっちから聞くほうが自然だしさ。
男子の友達作ろうぜw

ライカの話はライカで終わりたかったなぁ。
もういなくなってしまったかもしれない(まだわからんよね?)ライカのことを思って、桜を見て欲しかった。
いやいや・・・焼肉を食べた日が最後では無く、桜を見てお別れが良かったなぁ。
桜はライカと見てほしかった。
ライカは苦しみしか味合わない人生なのに、「整君の痛みも代わってあげられたらよかった」なんて。
友達以上の告白ではないか。
泣いちゃうよねぇ、整も。
暴力を振るい、性的虐待までして、カメラが好きとか父親こそ精神病棟に入るべき人だった。
こう言ってはなんだけど…。
焼け死んで良かった。
そして千夜子はそのことを知らないのだから、親殺しを背負わなくても良い。
そう思うと、ライカの苦しみが辛いよ。
          




            
      
志田未来の焼き肉屋さん。
ほんのちょっとした役に志田未来ちゃんをキャスティングするなんて、抜かりないわねぇ。
最初からおかしいと思っていたんだよ、ケチエモン!じゃなくて、堀部圭亮。
ライトな謎解きも楽しかった。

ま、でも何より、ライカよ。
こういう役が上手い門脇麦ちゃん。
「麒麟」よりずっと合っていた(爆)
門脇さんの正しいキャスティング!って気がします。
そう思うと、伊藤さんも風呂光でなければ良かったんじゃないかって思うんですよねぇ。

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CAST
久能整(菅田将暉)
風呂光聖子(伊藤沙莉)
池本優人(尾上松也)
ライカ(門脇 麦)
犬堂愛珠(白石麻衣)
天達春生(鈴木浩介)
青砥成昭(筒井道隆)
薮鑑造(遠藤憲一)

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