「ミステリと言う勿れ」 第4話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～3にこだわる男

「記憶喪失の爆弾魔！爆発のタイムリミットが迫る」

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『ミステリと言う勿れ』田村由美

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雨の日にポテトサラダを買いに出かけていた久能整(菅田将暉）は雨に打たれながら「山賊の歌」を歌う男(柄本佑)に出会う。
しばらく会話をして、男が記憶を失っていることに気づく整。
救急車か警察を呼ぼうとする整をやめて欲しいと強く言う男。
東屋で雨宿りしながら何気ない会話を続ける整と男
「話していると何か思い出すかも
ウザいですか？」
「話せ」
と男に言われた整は話を続ける。
雨は循環していると整というと、男は水素と酸素で水を作れば新しい水になる。
と答え男が「爆発」という言葉をはっし、自分で驚き時計を見る。
「スマホは持ってませんか？」
スマホにはリチウム電池が必要で粗悪品は発火する。
リチウムは水素爆弾が出来る・・・
「爆弾」と言う言葉にまたも意識をする男
「爆弾を仕掛けたかもしれない・・・」
突然、男が言い出し驚いた整は、風呂光聖子(伊藤沙莉)に連絡する。
男は記憶喪失でどこに爆弾を仕掛けたかわからないと伝えると、風呂光と池本優人(尾上松也)はとにかく話を繋いで欲しいと整うに懇願。
爆発まであと1時間。

「爆弾どこに仕掛けたか思い出せませんか？」
地下鉄に乗ろうとしていたが思い出せない。
肝心なことは思い出せないのだ。
整は男の時計が30分進んでいることに気づく。
小学校の頃の先生にいつも遅れるからそうするように言われた。
小学校の先生との思い出話を語る男。
「山賊の歌」を教えてくれたり、一緒に三社祭に行った｡
東京タワーにも連れていってもらった｡
「楽しかったな～｡」
そのせいで先生は飛ばされて、いじめられるようになった。
学校の近くに雨乞いの神社がありいつも一人ぼっちだったという男。

整は続けてお母さんはどこにいったんですかと聞く。
三好達治の「乳母車」の話をする男。
ひとしきり話したところで
「俺がまだ小さいころ母は親父と別れて出ていった｡
俺捨てられたんだった｡」
それから荒れた生活を送る。
父は女を作って帰ってこなくなった。
そしてイジメ。
笑えなくなり、眠れなくなり、楽しいこともなくなった。
「最悪だった｡全部あの女のせいだ｡」
一番最悪だったのはあの女がとっととくたばったことだな｡
小学校6年のとき俺の知らない所で知らないうちにいつの間にか死んだ｡
男の指輪には牡羊座のマークが刻まれていた。
「なぜ爆弾を仕掛けたんですか」
「それが生まれた時からの使命だから。
「なぜ？」
「報いを受けるべきだから。」
「なぜ？」
「俺は特別だから。」
「なぜ？」
「どうでも良いだろ！
俺がそうしたかったから。」
「なぜ？」
「なぜだろう？」
「全部思い出したんですね。
あなたが爆弾を仕掛けた場所は銀座線ですか。
爆弾を仕掛けた場所がわかりました。」
風呂光に電話をかける整。
爆破まで残り48分

「あなたはずっと３の話ばかりしていた｡」
山賊雨は三束雨
カルテットには興味がなくて三拍子のワルツが好き｡
2つの水素と1つの酸素を合わせた3つで水ができる…割愛ｗ
東京の地下鉄3号線は銀座線｡
「あなたはれに乗って爆発の瞬間を見に行こうとしてた｡
じゃあそれはどこなのか？」
男は浅草の近くに住み、東京タワーには遠い場所にいた｡
その近くに、男の母校の小学校があるはず。
「あなたが爆弾を仕掛けたのは最悪の思い出の報いを受けるべき所
その母校だと思います｡」

風呂光から着信、小学校を見つけた。
暗号を送ってもらった整はすぐさま解読。
「たぶん爆弾が仕掛けられてる場所は音楽室です｡」
「何で分かったの？」
「三角形です｡」
男はずっと指で三角形を書いていた。
「１回目と２回目の暗号は３回目の答えをミスリードするためのフェイクだったんですよね？」
本当の答えは3つの暗号が揃わないと導き出せない。
そして解読すると「ONGAKU」となった。
男に「すごいね」と言われたところで思い出す。
男の時計はいつも30分進めている
「逃げて｡時間どおりじゃない｡
予告より30分早く爆発します｡
爆発は3時です！」
慌てて風呂光に指示をする整。

整はドラマの爆弾魔はどうして予告どおりの時間に爆発させるんだろうと思っていた。
少し前に爆発させれば巻き添えにできるのに。
それでも2度目までが予告どおりの時間だった。
「３度目の正直だよ｡」
爆発は解除された。
日曜日だったこともあり、被害者はいなかった。

そこに警察官がやってきた。
車で人をはねた気がすると自首してきた人がいたという。
男は車にはねられて記憶を無くした模様。
男に名前を聞かれた整は
「久能整です。」
と答えた。
男の名前は三船三千夫
三という字は最も神聖な数字らしい｡
だから名前に入ってると良いのだと小4のときに担任の先生が教えてくれた｡
「その先生が好きだったんですね｡
また会ってみたらどうですか？」
「死んだよ｡
俺が6年のときに死んだ｡
そのときは知らなかった｡
先生が俺の実の母親だった｡
母親が付けてくれたんだ｡」
「三船さんなぜ小学校を爆破しようとしたんですか？」
「最悪の思い出がある場所を吹っ飛ばしたかったんだよ｡」
「さっきはいじめの記憶を消し去りたいのかとそう思ってたんです｡
でも違ったんですね｡
爆破したいのと同時に爆破したくなかった｡
お母さんとの唯一の楽しい記憶がある場所を思い出すと苦しいから壊してしまいたい｡
と同時にずっと大切に守っていたい｡
あなたは本当はお母さんが大好きなんだと僕は思います｡」
「三好達治の『乳母車』…｡ラストがいいよな｡」
三舟の背中を見送る整。
｢母よ私は知ってゐる｣
呟く整。
そして自分の幼少期を思い出す。
スマホのアラームが聞こえた。
土手の近くにスマホを見つける
三舟のかも。
拾おうとしたときに風呂光に声をかけられ、手を振っていると・・・滑ってしまい土手の下に転げ落ちる整う。

今日は…。
別に警察の捜査会議とか入らなかったんじゃね？
って思うほど。
整と三舟だけで場持ちしそうだったなぁ。
とくに風呂光さんに違和感。
ちょっと大学生を頼りすぎではないか。
爆弾の話なんて最初から知らずに、いきなり「男」と出会って巻き込まれていく…ってほうがスッキリまとまった気がするな。
仮にも警察が「助けて下さい！」はねーべ。
主人公を際立たせるためには、警察が無能でなければいけないのはわかりますけどもｗ

柄本佑と菅田将暉のシーンは、二人ともボソボソと話すもんで、テレビ見てないと理解できなかったわ。
実況できなかったのが心残りよｗ

それにしても・・・膨大過ぎるセリフ。
地理がわからんので浅草が銀座線とか東京タワーから遠いとか。
そういうのはよくわからんかったけど。
そして三舟はすくなくとも爆弾を作れるような男で、でも世間を恨んで、でも爆破したいけどしたくなくて。
ギリギリのところで踏み外してしまった。
彼が爆弾を作れるような技術がなければ…でもやっぱりなんらかの犯罪は犯していたと思う。

そしてそんな犯罪者と話が合ってしまう整。
幼少期になにかトラウマがあるような気もするけど…なんとか踏みとどまって、普通の大学生となって欲しい。

　　
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主題歌:King Gnu 『カメレオン』

CAST
久能整(菅田将暉)
風呂光聖子(伊藤沙莉)
池本優人(尾上松也)
ライカ(門脇麦)
犬堂愛珠(白石麻衣)
天達春生(鈴木浩介)
青砥成昭(筒井道隆)
薮鑑造(遠藤憲一)

ゲスト
雨に濡れた記憶喪失の男(柄本佑)

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