『ハヤブサ消防団』 最終話 ネタバレ 感想 ~ 思ってたのとちと違うけど・・・

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理想の世界(ユートピア)

池井戸潤『ハヤブサ消防団』

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“随明寺”住職・江西佑空(麿赤兒)が“聖母アビゲイル教団”を受け入れた
三馬太郎(中村倫也)は住職はアビゲイルの人間だとは思えないと言う。
住職は一連の事件にアビゲイルが関係していると気付いたのは、消防団が東京に発った日。
杉森が寺にやってきたのだ。
全てを察した。
「展子への償いのためです。
私はこの魂を売ったのです。
展子を取り戻すために」

居酒屋・さんかくの店主・賀来夫妻は、信者が儀式を開くと聞きつけた。
儀式は皆既日食の日に開催されると推理する三馬。
聖母降臨の儀式を阻止しようと一致団結。
中山田洋(山本耕史)は警察に任せるべきだというが、「ハヤブサは僕らハヤブサ分団で守らなければなりません」と宣言。一同も大きくうなずく。

三馬と杉森がさんかくで対峙
ユートピアを作るという杉森に
「ユートピアはどこにも存在しない
あるとしたらそれぞれの心の中
ハヤブサを理想郷にするのはこじつけ」
作家は人の本質を見極める
作家人生をかけて言える。
「あなたに人々を救う気はない
あなたにあるのは歪んだ支配力だけです。」
「我々は人々を救っています」
省吾(岡部たかし)の心を救った。
消防団は救えなかった。
なのにカルトとレッテルをはって排除しようとする。
「安っぽいエゴですよね」
彩のこともただ騙して利用している
「手段は問題じゃない」
と杉森
「それをカルトと呼ぶんです。」
全て覆す。彩が信じ込まされていることもハヤブサも彩も救うと三馬が断言。

ソーラーパネル建設予定地に信者が集まる。
山原賢作(生瀬勝久)らが様子をうかがっていると刑事もやってきた。
真鍋のことをマークしていたのだ。
アリバイがあると言っていたのは欺くため。
省吾が死んでなければ口を割らせていたのにと悔しそうにする。

三馬が帰宅すると、映子(村岡希美)がいた。
「ノブちゃん」
と呟く映子に三馬が歩み寄る。

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8月26日 ソーラーパネル建設予定地。
信者が集まる。
先頭には映子がいる。

三馬は
「聖母アビゲイルと呼ばれて。山原展子の生涯」
と言う脚本を書き上げた
住職と映子の話を本にしたのだ。
アビゲイルのことをドラマ化したいと三馬に呼び出され彩がやってきて脚本を読む。

展子は愛情を受けず毎日のように暴力を受け毎日泣いていた。
高校生の江西和尚が展子にご飯を渡す。
展子はよくハヤブサにいたときの楽しい思い出を話してくれた
突然出来た妹だったが展子と家族になれた。
しかし父は、わずか1年で展子を里子に出した
新しい家でも苦しい思いをした展子は逃げ出して江西和尚に会いにきてくれた。
幼い展子が一人で・・・
しかし暴君だった父の意向に逆らえず会わなかった。
後悔している住職
大人になった展子は売春をしたり万引きしたり。
「侮辱です。」
ここまで読んだ彩は怒る
「兄である江西住職と映子さんから聞いた話だ」
つらい人生を歩んでいた展子は病にかかり入退院を繰り返す。
そこで誘われてサークルに参加した。
アビゲイルのヤツらが展子が余命わずかという点を利用した
教本に書かれていると内容と展子の人生は違う。
瀕死の展子が江西に訴える
「私が予言できるとか言い始めて
私には特別な力なんてないの
みんあを騙すようなやり方は間違っている。
私・・・。死んだらハヤブサに帰りたい。」

展子の遺骨は教壇が権利を主張して持って行かれてしまった。
展子は死んでもなお教壇に利用されている
消防団の面々が東京に旅立った日、。杉森は住職に展子の遺骨は渡すから協力しろと訪ねてきたのだ。

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信じられない彩
「展子さんは聖母なんかじゃない
皆既日食に日になくなったわけでもない
仲間である映子さんの言葉だったら信じますか?
映子さんは幼なじみだった。」
大人になってから再会し、
「私ね今、アビゲイルってとこにいるの。」
と来ていた。
辛くなった数年前、アビゲイルのことを思い出し、門を叩いた。
しかしその時のアビゲイルは展子がいたときのアビゲイルじゃなかった
聖母と称えられている展子の写真を見て驚く映子
”逆らうものには鉄槌を下す”
という教えに疑問を持つ。
聖母様のことで先生と話したいと関係者以外立入り禁止の部屋に突き進む。
そこで展子の死を利用し、祭り上げ、暴力をする杉森たち幹部のことを知ってしまう。
映子もまた鉄槌を食らわされ、心を閉ざしたふりをした。
「聖母アビゲイルなんてもんはおらん。
彩ちゃんを救ってや。」
と三馬を訪ねてきた。
彩は映子に
「三馬太郎さんという作家がいるんです。
三馬さんがアビゲイルと同じくらい大切な人になってしまいました。
どしたら良いんですか?」
と相談していたのだ。
「彩さんも展子さんと同じただの一人の人間です。
聖母なんかじゃない」
「聖母じゃなきゃ駄目なんです
私は特別な存在でユートピアがみんなを救う
三馬さんはアビゲイルじゃないからわからない!」
「わからないよ!
だってそんなに苦しそうで辛そうで
彩さんが全然救われてないじゃないですか
僕は嫌なんです。
自分の大切な人がそんな
聖母なんかより本当の展子さんの人生のほうが尊敬できると思いませんか!
最後まで必死に生きたんです
彩さんも展子さんもただの人間です」
三馬も消防団のみんなも毎日必死に生きているただの人間
人間だから弱くて良い
僕も弱いです
だからもし何かに導かれハヤブサに来たなら。
一人じゃなんにも乗り越えられないから温かい消防団の面々に、同じ思いをしてきた彩さんに出会わせてもらった。
「いきなり信じていることの全てを捨てろなんて言いません
でも今日は行かないで下さい。
ここにいて下さい」
「みんなが私を待っています」
「僕と一緒にいてください。」
彩が三馬を見る
「焼きそばを作ります。
一緒に食べましょう」
黙り込む彩。
涙を頬を伝う。

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信者がソーラーパネルに集まる
彩は重い足取りで儀式の場所に向かう。
途中で展子の幻に出会う
”きっと同じようにこの土地を愛する人達が守ってくれますよね
一つの家族のようなこのハヤブサを”

皆既日食をみようとみんなが外に出る。
すると防災無線から彩の声が聞こえた。
「私の事を待ってくれている仲間達へ
私たちは長い間ガマンして、ようやく今日という特別な日を迎えました
これまでハヤブサでは不幸な事が多くありました
過疎が進み観光客が減りました
火事が続き、家を失った方がいます
なくなった肩もいます
ハヤブサは和佳で平和な町ではなくなった
でも今日からハヤブサは変わります
私たちにとて無限の円
世の中の不幸を癒やすユートピアになるのです。
そう。本当は言いたいです。
でも真実を伝えなければいけません。
ハヤブサ地区で連続して起きた火事は、このユートピアを作るために私たちアビゲイルが起こした放火です。
放火の実行班は信者の徳田省吾さん。
放火を指示していたのは同じく信者でルミナスソーラーの真鍋
山原浩喜はさんは真鍋によって殺害されました
東京でなくなった徳田さんもおそらく真鍋によって殺害されました
アビゲイルの事実上のトップである杉森は事実を把握しています。
私、立木彩もこれらの事実を知りながら黙って今した
ハヤブサの皆さん申し訳ありませんでした
アビゲイルを信じている人たちごめんなさい。
私は聖母なんかじゃないです。
ユートピアは幻想です。」

彩は三馬の家にやってきた。
二人で一緒に皆既日食を見ようと・・・。
しかし三馬の家の屋根には真鍋が猟銃を持って待っていた。
三馬は撃たれてしまう。
さらに彩を狙う。
消防団のメンバーがやってきた。
警察もやってきた。
賢作も猟銃を真鍋に向ける
「撃て!アビゲイルのない人生は無意味だ」
省吾の仇とばかりに真鍋の銃口を近づける賢作。
「撃ってもこいつが喜ぶだけや」
宮原郁夫(橋本じゅん)が賢作を止めた
警官に確保される真鍋。
さんかくで杉森が鶏ちゃんを食べる
動じる様子はないが警察が学べを連行
「聖母は彼女だけじゃない
次々と降臨する無限ループです」

皆既日食がピークを迎える
薄れる意識の中で展子を見た三馬

ハヤブサからは観光客が消えた
喪服姿の江西と映子が展子の遺灰を散骨する
彩は拘置所に入っている。
三馬の本は売れているがアビゲイルはなくならない。
それでも今日もハヤブサ消防団の活動に参加する三馬太郎。

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ここまでずっと楽しみにしていたこのドラマ。
今期No.1です。
最終回を除いては・・・かな。
洗脳はこんなに早く解けるのかなぁって疑問もあるけど、それはそれでも良い。
良いんだけどさ。彩が教祖様になる最終回は絶対に違うからさ。
防災無線で自供するみたいな。
防災無線ってさ、田舎にきて初めて知ったんだけど・・・。
あんなにちゃんと聞き取れないのよ(苦笑)
ま、動画も配信されてたけれども。
うーん。
うーん。
展子の人生の話は先週までに終わらせても良かったかも。
彩は最後まで苦しんでいたけれど、確かに苦しいとは思うんだけど。
今までハヤブサの面々に迷惑をかけて。
山原浩喜を殺害したのは真鍋だとしって。
最後は良いところを全部持って行くっていう・・・。

んで展子さん・・・。
やたら幻のように出てくるのはなんだかやっぱり聖母なんじゃんって言う。
幻・・・入らなかったな。
幻を見てしまうことこそが、神格化されてしまうというか。
ホントに彩の洗脳は解けたのか?って言う。
彩、逮捕されたけど・・・ドラマだけを見ていると犯人隠匿かな。
実刑になるのか。
実刑になるなら、彩はどんな悪事を働いていたのか知りたい。
なんだかんだで彩もヤバいことやってたのかな?

そしてワタシの疑問。
なんで三馬の父のアルバムの中に展子の写真があったのか?
かなりの疑問だったんだけどなぁ。
なんかの伏線かなと思ったんだけどな。

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真鍋はライフルまで持ち出して、杉森は鶏ちゃんまで食べてさ。
杉森には鶏ちゃん、食わしてほしくなかった←そこ?
最後の最後の聖母は主題歌を歌っているちゃんみな。
ちょっと方向性が違う。
カルトは絶滅しないし、できない。
そこだけリアル。

消防団のメンバーはとても好きで。
省吾が信者だったなんてのはホントは嫌だけど。
原作では違うらしいのでw
でもドラマ的にはそっちのほうが盛り上がるよね。
結末は・・・原作とドラマとどう違うのかは知らないんですが・・・。
同じ結末でももうちょっと違う演出が良かったかな。
カルトは絶滅できないけど・・・彩と展子のことだけでなく、杉森や真鍋のことをもう少し知りたかったなぁ。
真鍋なんてなんでライフルを操れるのか?
よくわからない。

藤本勘介(満島真之介)のキャラが最高だったかなw
純粋バカが可愛くて、満島真之介に似合っていたなぁ。

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