「コントが始まる」 第5話 ネタバレ 感想 ~菅田将暉の涙ポロリのタイミングが秀逸

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「カラオケボックス」

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「マクベス」に高校時代の友人で今や経営者となった小林勇馬(浅香航大)から仕事の依頼があった。
条件も良い。
会いに行くようにマネージャー・中村倫也に言われた春斗(菅田将暉)は、こじらせ爆発。
小林勇馬(浅香航大)は潤平(仲野大賀)の彼女・芳根京子のモトカレ。
そのことをずっと引きずっている潤平を見ていたので、どういうつもりで仕事を依頼してきたんだろうと思った春斗。
勇馬は大学に進学せずやりたいことを見つけたマクベスを羨ましく思っていた。
大学に進学してやりたいことをやっと見つけた頃から、マクベスは自分の支えとなり、応援するようになった。
今もずっと応援している。
結婚もしている勇馬は潤平へのわだかまりなんぞ微塵もない。
しかし春斗は、「見下されている!」「対等ではない!」「お情けで仕事なんて欲しくない!」と勇馬の仕事を断った。

公園でネタ合わせをするマクベス。
しかし潤平はやる気がない。
潤平のバイト先の雀荘に後輩が現れ、後輩が連れてきた上司たちに「一発ギャグをやれ」や「だから売れないんだ!」などと言われ参っていた。



ファミレスに移動した3人。
春斗と潤平は険悪な雰囲気のままだ。
勇馬の仕事を相談せずに断ったことも潤平は気に入らない。
「勇馬がお情けでくれた仕事やんのかよ?」
瞬太は春斗は潤平を気遣ってくれたんだと、潤平が勇馬と顔合わせ辛いと思ったんだろうとフォロー。
春斗は笑いながら、勇馬は潤平になんのわだかまりもないと伝えた。
「まだ気にしてんの逆に新鮮だって。
高校時代から時間止まってんじゃねえのって笑ってたわ。」
「もう疲れたわ。」
と潤平がため息をつく。
「マクベスやっててよかったなって思うことのほうが圧倒的に少ないわ。
何でこんなむなしい気持ちになってまで続けんだろう。」
春斗は自分の意見のない潤平に怒る。
「何にもないんだよ。
俺には才能もねえし。ごめん。
お前に見下されて世間にばかにされて。
もう平凡じゃないふりすんの疲れたわ。
これ以上続けるの怖いんだよ。」
「このまま 笑い者になったまま終われんのか。
見返してやるしかねえだろ。」




「お前もやめんの怖いだけだろ?」
二人の言い合いは続き瞬太は
「参ったちゃったな」
と呟く。
コンビに加入した頃、先輩のお笑いコンビの喧嘩を見ていたマクベスの三人。
その時二人は「ああなったら おしまいだな」と言っていた。
その二人と重なったとため息の瞬太。
「何じゃあ もうダメってこと?
もうダメじゃん。」

マクベスは当初の予定通り6月の単独ライブを最後に解散することが決定した。
潤平と瞬太はファミレス出た。
瞬太は毎日楽しいと思っていた。
なのに解散をするのは勿体ないと。
しかし潤平は、それは卒業式前の高揚感なのだ。
ゴールが見えているから全てが輝いて見える、離れがたく思う。
だけど一年生からやり直したいとは思わない。
潤平に否定されても、瞬太は春斗と潤平と一緒なら1年からやり直したいと思うと笑う瞬太。



春斗は里穂子(有村架純)のバイトが終わるのを公園で待った。
そしてマクベスの解散を報告した。
「努力って報われると思いますか?」
里穂子に質問した春斗。
「努力した人は報われてほしいとは思いますけど本当に報われるかどうかは、正直分からないですね。」
里穂子は報われた経験が少ないのかもしれない。
何かで成功した人は「報われる」って肯定的に言うし、失敗した人は「報われない」って否定的に捉える。
「こんなに真剣にやって来たんだからいつか報われなきゃウソだろってずっと思ってました。
自分たちの努力だけは必ず報われるって信じてました。」
残念ながら報われなかったと春斗。
「すぐに結果に結び付かなくても後から遅れて結果が出る努力もあると思います。」
里穂子は華道部の部長で全国優勝を目指していたが3位に終わった。
春斗は、それは努力の結果が出て完全に報われているのではないかと指摘するも、その時は優勝を目指したと話す里穂子。
それ以来、華道はしていないが、この間お客に店の花を聞かれた。
全て答えたら、たいそう喜ばれた。
そうやって報われることもあるんだと思ったと話す。
「マクベスでやって来た10年間は決して無駄ではない」
「いや別にこの10年が無駄だったと思わないし、全国3位は報われてると思いますけどね。」

そして里穂子の妹・つむぎ(古川琴音)も引っ越しをすることにした。
驚く里穂子。



先週、引っ越しの予告があったので、解散するんだって思っていたけれど、回想シーンだったのね。
しかもとても楽しそうな。
ま・・・解散が決まったけど。
お笑いコンビって(このドラマはトリオだけど)、夫婦みたいなもんよね。
家族って言っても血は繋がっていないから、やっぱり夫婦。
別れる時は揉めることのほうが多いんだろうねぇ。
だけど・・・ゴールが見えていたら割り切って吹っ切れるかも?
マクベス卒業までの離れ難くも光り輝く毎日が待っている・・・ってホントに?
そうは行かなさそうな予告でしたねw

春斗は意固地でプライドが高い。
勇馬(浅香航大)は素直な気持ちを話したと思うんだけどなぁ。
勇馬の仕事を受けない時点でもう対等ではない。
みんなに見下されているような負のスパイラル。
いや、もともと春斗は人を見下したいタイプの人間かもしれない。
だから成功した人間全て敵!見下されてる!って思い込んでしまうのかもね。



実は春斗の性格が一番厄介だと思っていたんだよなぁ
面倒臭いしひねくれているし。
春斗と潤平は一度行き詰まったのか・・・新しい風を呼び込むべく瞬太を加入させた。
それから瞬太が二人のバランスをとっていたんだろうなぁ。
だから瞬太は「毎日楽しい」って思えるのね。

人生って後でになってわかることって沢山あるよね。
ワタシなんて毎日それの繰り返し。
些細なことでも。
記憶力は年々悪くなっているけれど、この頭で20代に帰れたら、もっと違った人生かも。
ま・・・ちっとも可愛くないと思うけどw

今日の感心ポイントは菅田将暉の涙のタイミングと太賀の中国人と神木キュンの天真爛漫さ。
まだ5話しか見ていないの?ってくらいそれぞれのキャラクターが掘り下げられていて、密な時間を過ごさせて貰っている。
感謝!




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出演
高岩春斗(菅田将暉)
朝吹瞬太(神木隆之介)
美濃輪潤平(仲野太賀)
中浜里穂子(有村架純)
中浜つむぎ(古川琴音)
恩田光代(明日海りお)
坂斉凜奈(米倉れいあ)
下條良枝(松田ゆう姫)
村主うらら(小野莉奈)
真壁権助(鈴木浩介)
安藤友郎(伊武雅刀)
小林勇馬(浅香航大)
高岩俊春(毎熊克哉)
安藤友郎(伊武雅刀)
岸倉奈津美(芳根京子)
楠木実籾(中村倫也)

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