「奇跡の水」
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完璧人間だった兄・俊春(毎熊克哉)
「奇跡の水」のコントは俊春の実話をベースに作られていた。
勉強も運動常にトップクラスの成績だった兄。
外資系の証券会社に就職し結婚
子宝にも恵まれ20代で家も建てた。
両親がマクベスをやり続ける俺を黙認していたのは優秀な兄のおかげだった。
最初に異変を感じたのは2年前。
「興神水」という水を差し入れに持って来た。
それから水を送りつける兄。
もう送らないで欲しいと頼むが、
「信じられない奇跡が起こったから恵まれないお前のために特別に勧めてやってんじゃないか。」
と兄は言う。
必死で目を覚ますようにいう春斗だが、すでに兄嫁と娘は実家に帰った。
不幸になっていると諭すが
「これは 水神様のお導きなんだ。」
と意に介さない。
その後、離婚。
仕事もクビになり、洗脳から目覚めた時には友人は一人も残っていなかった。
「マルチ」にハマってしまった兄ちゃんは、弱音もはなかい強い人だった。
兄貴が不幸になったのは期待しすぎた家族のせいでもあった。
父はマクベスの解散を知っていた。
俊春がインターネットで見たのかもと。
”解散すんのは俺のせいだ”って大暴れしたらしい。
自分がまともだったら春斗にそんなプレッシャーが行くこともなかったと責任を感じている兄。
春斗は兄に声をかけた。
兄はマクベスのことを応援し、理解してくれていた。
結婚式でも余興をさせてくれた。
大いに滑ったし新婦側の親族はドン引きだった。
兄は無理して笑ってくれていたが、大滑スベリしたのがよほど面白かったのか、最後には涙を流して笑っていた。
そんな兄にずっと連絡を取るべきだと朝吹瞬太(神木隆之介)が背中を押す。
それからスマホに連絡を入れる春斗。
ラストにはこざっぱりした兄が
「俺が再婚する時披露宴でコントやってくれよ。」
「再婚の予定 あんのかよ?
「マクベスが売れるより先だよ。
お前は好きなことやれ。
両親をおとなしくさせるのは長男の役目だ。」
兄は「奇跡の水」のコントも見ていた。
「どんなに俺を説得しても無駄だ。
あのコントもスベってたな。
身内をイジるんならもうちょっとウケてくれなきゃ困る。」
「わざとに決まってんだろ。
だって兄ちゃん 俺たちがスベるの見て笑うの 好きなんだろ?
「ああ 最高に笑える。」
里穂子(有村架純)が会社を辞めた理由
彼氏に振られた。
結婚の話も出てたいた、式場や指輪のことを一生懸命調べたが、彼氏と思っていた人は別の女性と結婚すると言う。
ただ下調べをやらされてただけだった。
「そんなヤツと結婚しなくて良かった」とマクベスのみんなに慰められるが、仕事辞めたのは他に理由があった。
「言われたことは一生懸命やるタイプ」の里穂子。
同じ部署で取引先とトラブルが発生「困ってるから助けてほしい」と言われ協力していたら、取引先の苦情がすべて里穂子にくるようになった。
みんな「お前に任せた」「お前しかいない」 「感謝してる」というが、トラブルの責任を一人で背負わされた。
責任を押しつけていた人間はトラブルの原因を全て里穂子のせいにした。
社内で完全に孤立。
自分が頑張るからダメなのか、頑張り方が間違ってるのかわからなくなった。
トラブルがひと段落したタイミングで辞表を出した。
酔いつぶれて公園で飲んで。
家に帰る途中にパソコンもスマホも入ったカバンを川に投げ捨て、一ヶ月家から出られなかった。
妹が来なかったら死んでいたかもしれない。
今は頑張るのが怖い。
手を抜けるところは手を抜いている。
でも頑張ろうとする気持ちを抑えるのは寂しい。
美濃輪潤平(仲野太賀)・・・実家を継ぐつもりが姉と姉の婿が継ぐことになっていて驚く。
「とにかくうちのことはもういい。」
と母に言われ、真壁権助(鈴木浩介)に相談することにした。
水を売る奴ほど怪しい人間はいない!
ここまで押しつけられたり妄信的に売られそうになったことはないが、「水の人」と心の中で呼んでいた人はいる。
水素水やったかなぁ。←ちゃんと聞いていないのでほぼ忘れているw
なんかしらんが家の水道管に取り付けて、蛇口を捻ればそれが出るようにしておけば、トイレもお風呂も汚れず、空気も綺麗になるんだって。
ペットボトルを売る兄ちゃんより凄いこと言ってる?
どっちもどっちか(苦笑)
とにかく水で全てが変わると言い出す人はわりといるんだよねぇ(苦笑)
目が覚めて、見た目もサッパリ、外にも出られて・・・
良かったよ、兄ちゃん。
しかも泣かせるねぇ。
「親を納得させるのが長男の仕事」
ちゃんと働けるようになったら、元妻や娘ちゃんに謝罪するんだぞ。
と余計なことを思ってしまう。
元妻とは縁が切れても、娘ちゃんとは縁が切れないんだから。←老婆心
で、有村架純ちゃん。
辛かったなぁ。
お酒も入らずポロポロ泣けてしまうなんて、まだまだ傷は癒えていないようだ。でも妹はもう安心だと母に電話していたので、これで憑きものがとれたかなぁ。だったら良いなぁ。
有村さんは平凡だけど、かなり損してしまう女性の役が多い。
でも・・・それをちゃんと見てくれているイケメンがいることも多い。
このドラマはラブストーリー要素はないのかな?
頑張りを利用され,やる気を搾取された。
でもその頑張りをきっと見てくれている人がいる・・・はず。
主人公の過去や家族のことがわかるのは良いんだけど、タコパでこの話はキツいよね(爆)
こういうとき、どうやって声をかけたら良いのか。
気が利くことを言えず、慰める行動もとれないワタシは、この雰囲気を払拭してくれる太賀が素敵だなぁと感心。
こういう人になれたら・・・良いのになぁって思わずにいられないわ。
でもそんな太賀は家業を継ぐという逃げ道がなくなりそう・・・。
来週は神木君の家族のお話。
いやぁ、みんな膨大なセリフ量をさりげなく何気なく話すねぇ。
まぁ、それが役者っちゅーもんだけど、それにしてもスゴいなぁ。
それぞれみんなの見せ場がギュッと詰まっていて、いつの間にか終わっている!
アッという間だよ。来週も楽しみだよ!
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感想はコチラ
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主題歌:「愛を知るまでは」あいみょん
出演
高岩春斗(菅田将暉)
朝吹瞬太(神木隆之介)
美濃輪潤平(仲野太賀)
中浜里穂子(有村架純)
中浜つむぎ(古川琴音)
恩田光代(明日海りお)
坂斉凜奈(米倉れいあ)
下條良枝(松田ゆう姫)
村主うらら(小野莉奈)
真壁権助(鈴木浩介)
安藤友郎(伊武雅刀)
小林勇馬(浅香航大)
高岩俊春(毎熊克哉)
安藤友郎(伊武雅刀)
岸倉奈津美(芳根京子)
楠木実籾(中村倫也)
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