「終着駅牛尾刑事50作記念作品～荒野の証明」ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～単独としては34作品目ですよ。

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森村誠一/「荒野の証明」

社長・江頭克己（永岡佑）の特別背任を捜査二課に告発したのは浅野彰次（菅原大吉）

社長・克己はギャンブルに20億円をつぎ込んでいた。
その資金を関連企業からかき集めていた。

副社長の平岡（三浦浩一）は会長の妹の主人。
彼の協力もあり、みんなで社長を追い出すことに決めた。

菅原大吉は3年前から、由佳と不倫をしていた。
モデルになりたがっていた由佳に経済的支援をしていたが、退屈紛れに銀座のホステスになった。
店の客だった社長・江頭克己（永岡佑）と親密になっていく由佳。

店を辞めるように由佳に言ったが、「秘密は漏らさない。」と由佳は言う。
いったんは信じ、千曲市の温泉旅行に行く菅原大吉と由佳。
そのとき、由佳のスマホを見てしまい。
由佳は社長夫人の座につこうと、そして克己社長も由佳にプロポーズをしているのを知る。

脇田典幸（堀内正美）とホステス由佳殺害の犯人は、菅原大吉。

堀内正美はパーティ会場で千曲市で菅原大吉を見たと伝えた。
殺人シーンを見たわけでもなく、懐かしい気持ちで伝えただけだが・・・。
戦慄が走った菅原大吉は、突発的にそのままトイレで堀内正美を殺害した。

古川紡績に5000万円を恐喝したのは、山名功（中村俊介）、脇田琴江（原日出子）、竹内愛（中島亜梨沙）。

中村俊介は毎朝行く喫茶店で堀内正美と親しくなった。
ある日、堀内正美が撮ってくれた写真をメールに添付してくれた。
そこに「間違えて送ってしまった。」と社長・克己と由佳の写真が添付されていた。

そんなとき竹内愛（中島亜梨沙）に妹・由佳が行方不明だと相談をされた。
由佳の写真を見て、社長の女だと知る。

そんな中、パーティに参加した中村俊介と堀内正美。
「もう一枚気になる写真がある。」
とパーティで言われが、そのあとすぐに堀内正美が殺された。

写真が原因で殺害されたのではないかと考え、堀内正美の妻・原日出子に写真データをすべて貰う。
そこには、社長と暴力団が一緒に写っている写真だった。

会社への復讐のために恐喝したのかと中村俊介に聞く牛尾（片岡鶴太郎）。
復讐したいのは自分の人生だ。
社畜だった自分を嘆く。

えっと・・・。

痴情のもつれやんけ！！！

の一言でございます（爆）

殺人犯と恐喝犯は別だった。
割と早くにモーサンが言っていたし、捜査二課まででてくるんだから、犯人は複数いるんだろうと思っていたんですが・・・。

殺人犯の菅原大吉は、特別背任で社長を告発するなら、自分の身辺整理もしておかないとねぇ。
役員だったのでそこそこの年収があったんでしょうけど、愛人を囲っているとは。
愛人は好きだけど、妻子も捨てられない。
典型的なダメオヤジではないか。

それが菅原大吉さん。
どっちかってーと、副社長の三浦浩一さんのほうが適任と思えそうな役だった。

殺された由佳は今時の子なのかなぁ。
お姉ちゃんも恐喝事件について、かなり居直っていたし、曲がった正義感を振りかざしていたので、この姉妹は・・性格が悪い姉妹だな！
だからとて殺されるほど悪いことをしていたわけではない。
ただあのまま社長と結婚しても、社長は背任で捕まるわけだから、自分の利益を考えると、菅原さんを裏切ったでしょう。
社長の愛人より社長夫人のほうが魅力的だわなぁ。

自分への復讐のために、原日出子や殺されたホステスの姉を巻き込んで恐喝事件を起こすのはお粗末過ぎる。

社長が暴力団と付き合いがあると告発したほうが、世のため人のためではないか？
自分はスッキリするかもしれないが、5000万円を返却しても犯罪者よ？
何のためにこんなややこしい事件を起こしたのか。
ちょっとわけわかめ。

それにしてもどんどん岡江久美子さんの出番が減りますな。
前は、とにかく殺人犯と偶然知り合いになる奥さんだったのに（爆）

終着駅シリーズも50作目？と思ってウィキペディアを見たら、牟田刑事官と事件記者冴子とのコラボを入れて、50作品目なんですね。
終着駅シリーズの単独作品だと34作目です。

紛らわしい！
50作品まで作るつもりがないから、今回こんな触れ込みにしてんすかね～？
あと16作品となると、10年近くかかるもんねぇ。

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キャスト
牛尾正直　・・・・　片岡鶴太郎
関川響子　・・・・　高島礼子
山名　功　・・・・　中村俊介
脇田琴江　・・・・　原日出子
浅野彰次　・・・・　菅原大吉
平岡秀行　・・・・　三浦浩一
山路刑事　・・・・　徳井　優
大上刑事　・・・・　東根作寿英
坂本課長　・・・・　秋野太作
牛尾澄枝　・・・・　岡江久美子
ほか