憧れを超えて
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羽座丘卓(小松利昌)はハル(和合由依)や劇団員の演技がとても良いと思うようになり、ハルの出番も増える。
宇佐美のどか(余貴美子)の脚本に納得できないハル(和合由依)
しかし未来(伊藤万理華)は宇佐美の脚本に疑問を覚えつつ、何も言えない。
町田(岡山天音)に戻ってきて欲しいというが、自分が言えないことを俺に言わせようと思っているだけ。
自分が一生懸命だからって人を傷つけても良いのか?
「別れよう」
と言われてしまう。
町田は自分の荷物を引き揚げる。
未来はネットで「上から目線」とか「障がい者を見世物にしている」とか言われ、落ち込み現場にも出てこれなくなる。
「この現場が終わったらバラエティ班に行きたい」
と植草秀樹(山中崇)に言うが、みんなに理解されるのは無理。
バラエティでも一緒だと言われてしまう。
別れた町田からDVDが届く。
そこには町田が作った障がい者の人達のショートフィルムが。
号泣する未来。
現場にやってきた未来に声をかけるハル
「楽しくないんかな?」
「自分が正しいってことが人を傷つける
好きってだけじゃドラマは作れないんだなぁ。」
「だから作ってるんちゃう?
人の気持ちなんか簡単にわからへんから
わかりたくてドラマ作ってるんちゃうの?」
ドラマの最終話の脚本打ち合わせ
長谷部由美(水野美紀)からキャッチコピーをつけたらどうかと提案されていると植草が切り出す。
未来は
「人と人は分かり合えないはどうですか?」
「ちょっとネガティブ過ぎない?」
「分かり合えたつもりでも人と人はぶつかるんです
お互いの事知りたいから好きだからぶつかるんです
私がこのドラマで何をやりたいのかずっと考えてました。」
最初、企画してた方向と違う。
でも食らいつきたい。
障害のある日と、ハルちゃんのこともっと知りたい。
なんとかこのドラマは実現さたいという思いだけで突っ走ってきた。
それは物語の内容とテーマと関係がないから、切り離そうと思っていました
だけどそうではなく
主人公カップルは障がい者健常者関係なく、わかり合えないしすれ違うしでも諦めない
「そんなお話だなって思ったんです。」
「わかりたいからぶつかる
例えばそんな風にするのはどう?」
賛成する未来。
長谷部に報告すると「悪くない」と許可される。
このテーマに最初に気付けば良かったと未来
「最初から目につくドラマはお説教になります、あなたが泥臭く探したからいいんです」
植草が口を開く
「長谷部に障がい者健常者関係無く人は傷つけ合う。
それは障がい者が健常者を傷つけることもあるってことですよね?
障がい者をそんな風に描かなくても・・・」
「あなたが一番拘ってるのかもしれませんね」
傷つけ合うのが人と人だからと説明する長谷部
劇中劇の最後のミスターコンテストも差別そのもの。
小早川新太郎(菅生新樹)演じる主人公がそれに気づき、その違和感を宮島ハル(和合由依)演じる主人公に話すのはどうだろうかと提案する未来。
最終日の収録。
ミスターコンテストでは小早川新太郎(菅生新樹)が変身した姿ではなく、本来のイケていない姿で、ハルに告白。
ハルも受け入れる形で終了した。
未来はとてもずるい。
ずるいけれど一生懸命な部分もある。
すぐメソメソするし、すぐ彼氏を頼ろうとするし、すんごく腹立つことも言うし(苦笑)
自分が一生懸命だからって人を傷つけている。
静かな怒りを岡山天音くんが正しく表現。
でも主人公のこういう所・・・
誰もが通る道なのかも。
主人公を見ていると、自分のやらかした過去も思い出すような。
そんな生々しさがあって、えぐられる部分があった。
このドラマが正解かどうかはわからない。
そもそも全員にとっての正解なんてドラマはないのだから。
それでもドラマ制作のジレンマを描けていたのではないかと思う。
未来とハルはわかりたいと思ってぶつかった。
二人とも互いのことをわかろうなんて思ってもいなかったのに。
わかり合おうと思ってぶつかると何かが産まれるかも。
その姿を受け止めてくれる人がちゃんと傍らにいなければいけないんだけど。
二人とも二人の憧れを超えられたのか。
超えられてもまたその憧れが二人を超すこともある。
二人の成長の姿を少し見られたような気がする。
このドラマが一石を投じる!なんて思われかたをしないほうが、一番健全なのかなぁって思います。
やっぱりパーセント。
何パーセント障がい者が関わらなくてはいけない。
何パーセント女性でなければいけない。
そんなこと考えなくても良い世の中に・・・。
なんて、綺麗事ですかね。
だけど・・・。
わかり合おうと思えることが大事かな。
わかり合おう・・・と思える人と出会うことも大事かな。
別にどうでも良い人とはぶつかってまでわかり合えなくても良いんだしね。
ぶつかるのを回避する生き方も間違ってはいないと思うし。
人づきあいが苦手なワタシは・・・わざわざわ一歩を踏み出せないかな。
パーセント 第1話 ネタバレ 感想~障がい者を利用する?
パーセント 第2話 ネタバレ 感想~感動ポルノって日テレのこと?
パーセント 第3話 ネタバレ 感想~信頼関係がないと仕事はできない
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キャスト
吉澤未来(伊藤万理華)
宮島ハル(和合由依)
蘆田孝雄(結木滉星)
羽座丘卓(小松利昌)
植草秀樹(山中崇)
藤谷光彦(橋本さとし)
長谷部由美(水野美紀)
高木圭介(成木冬威)
河上由里子(水口ミライ)
野々村輝子(河合美智子)
斉藤誠(はしぐちしん)
北見裕子(森田かずよ)
三橋典子(中川圭永子)
メタル(チタンヘッド)
坂本正人(梅林亮太)
鈴木双葉(立川茜)
みどり(藤原ももな)
町田龍太郎(岡山天音)
小早川新太郎(菅生新樹)
宇佐美のどか(余貴美子)
滝沢京子(中川わさ美)
加藤珠(山下桐里)
宮島さくら(菊池亜希子)
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