「みかづき」最終話(第5話)ネタバレ感想~塾は必要なのか?

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「いつか未来に」

原作:森絵都「みかづき」

あらすじはコチラ

”給食費も払えない子がいる。
塾に行きたくても行けない子がいる。”

ボランティア授業に手応えを感じ始める一郎(工藤阿須加)だが、授業をする場所が無くなった。
団地での授業の最終日。
いつも宿題をやってこない萌ちゃんが宿題を持ってやってきた。
一郎に叱られて嬉しかったから宿題をやってきた。
今まで学校でも叱られたことのなかった萌ちゃん。
採点結果は、70点。
一郎に褒められて嬉しくて号泣。
不肖の孫・一郎はこれから。



オーキッドクラブって塾っぽくない名前だったなぁ。
若い先生が援助交際の斡旋で捕まり、蘭は塾業界から撤退。
そして「らんらん弁当」。
シニア世代への宅配弁当屋さんに転身。
逞しい。
次女が逞しい。

千明もバイタリティのある人だったねぇ。
正直、もっと堅苦しいドラマだと思っていたんですよねぇ。
でも最後までわりとかる~く、ゆる~く見られた。

高橋一生が
本当なら「朝ドラ」で半年かけてやっても良いくらいのあつ~い内容なんですが、5話で終わります。
って宣伝しておりましたw

ホント、アッという間に終わったなぁ。
しかも今回、後半は回想シーンが多くて。
それでも年を取った吾郎&千明の関係は羨ましくもある。
ずっと悟りの境地で、誰からも好かれる吾郎と、強烈な個性を持った千明。
でも千明も寄る年波に勝てず、ま~るくなっちゃって。
ホント・・・ラブストーリーだったんだな!

蕗子の父親が文部省の役人だったとか、もっと詳しく知りたかったけど(苦笑)
三姉妹の本音ももっと詳しく知りたかったけど(笑)

もう少しゆったり見たかったような気もするのですが、そうするともっと重たい内容になったかもしれないので、これくらいで良いのかなぁ。



ワタシが小さい頃は、うちのクラスの秀才くんたちは西宮北口にある浜学園に通っておりました。
でもワタシは落ちこぼれないために個人塾に通っておりました、。
でも今ってどうなんでしょうね。
確実に塾に行かないとそこそこの高校には受からない。
公立の中高一貫校の倍率は凄く高い。
結局、塾に行かないと受からない。

塾に行ける子は恵まれている。
だけど塾に行かせている家庭が全て余裕があるわけではない。
学校の勉強だけでそこそこの高校や大学に行けたらいいのにねぇ。

そして、塾に行けず、給食費も払えない子のために・・・塾が必要なのかなぁ。
無償化より、先生たちの給料を上げるほうが先だと思うんだけどな。

三姉妹が言う通り、「無償」は長く続かない。
一郎はどうするんでしょうね。
それがまた楽しみではあるんですが・・・続編はないかな(苦笑)

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感想はコチラ
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キャスト
大島吾郎——高橋一生
大島(赤坂)千明
————–永作博美
赤坂頼子——風吹ジュン
上田(大島)蕗子
————–黒川芽以
上田一郎——工藤阿須加
大島蘭——–大政絢
大島菜々美—-桜井日奈子
勝見正明——勝矢
国分寺努——六角精児
一枝———-壇蜜
井上阿里——岡本玲

コメント

  1. naraku より:

    高橋一生から「失礼します」って言われてハグされたら、
    もうそれだけで泣いちゃいますよね。

    このドラマ見ていて思い出したんですが、1966年頃から1978年頃までの間、我が家では塾を運営していました。私が小学校高学年ごろから大学終了までの間です。当時我が家は社宅住まいで同じ敷地内に父の業務用の建物があり、そこの広い部屋を利用して主に夜間に授業をしていました。私が中学生の頃にはまだ、父の仕事関係者の有志が先生になって、手作りのプリントで英語の補修授業みたいなことをする程度でしたがだんだん近隣の公立中学の生徒が集まるようになり大勢になりました。私は大学生の頃に手伝っていましたが進学塾ではなく授業を補完するような塾でした。先生も事務方も他人様を雇うことなく両親と私で運営できた規模なので経費は少なかっただろうと思います。その業務用の建物の維持補修費を出すことができないような儲からない企業だったので、塾の収入から維持補修費を払うことで業務関係者に文句を言わせなかったのだと思います。

    塾が終了したのは父が転勤になって我が家が別の県に引っ越したからです。当時は全く考えていなかったんですが、あの塾に関して、両親はたぶん確定申告(納税)をしていなかったのではないかと思い当たったのは、もっとずっと後になって父が定年退職することになったときでした。社宅があって住宅は保証されていたけれど父の給料は世間一般より少なかったし退職金もろくに出ない状況で、退職後の住居について父が心配していた時に、母が隠していた父名義の定期預金通帳を見せたそうです。そこには父の本職収入では貯めることができたはずがない金額が記載されていて、父は驚愕したというのです。母は専業主婦でしたから収入はありませんでしたし、考えられるのは塾の収入を可能な限り使わないで貯めていたのではないかということだけです。

    落語の芝浜みたいな話ですがw、その預金で田舎の古い住宅を購入して、その後約20年、両親が相次いで他界するまで生活していました。もうその家も土地も手放してしまいましたが、塾って進学塾でなくても結構儲かっていたんだなあと感じた出来事でした。ま、結果的に脱税していたのだとしても、もう40年以上前のことですし、しっかり貯めこんでいた母も真相を一言も語ることなく他界してしまっていますからね。

    あ、長々と個人的な思い出を書いてしまってごめんなさい。この時間枠のドラマは興味深いものが続いているので次も楽しみです。

    • tarotaro tarotaro より:

      narakuさん、
      コメントありがとうございます。

      ホント、あのハグだけで生きていて良かったと思えそうですね。
      narakuさんのお父様の塾経営のお話。
      興味深く読ませていただきました。

      ワタシが行っていた塾は個人塾でした。
      元中学校教師のシングルマザーが経営されていました。
      先生の一人息子さん(学校は違うけれど同級生)は、「塾男」なんてあだ名では呼ばれていませんでした。
      塾にそこまで悪い印象があったとは思いませんでした。
      narakuさんも塾子なんて呼ばれていなかったですよねぇ。多分。

      昔は大手より個人塾が多く、生徒数も少なかった印象です。
      ドラマの塾も最初は寺子屋みたいな感じでしたね。
      narakuさんのお父様の塾のように、「口コミ」で広がることが多かったのかもしれません。
      ってことはやっぱり・・・塾にネガティブな印象ってあんまりなかったんじゃ・・・と思っているんですが。

      ワタシの感覚は、「そろばん」や「お習字」を習うのと同じ感覚で塾に行ってました。
      まずそろばんだけでは算数が絶望的だってことになって、入塾させられてしまいました(爆)
      最初は嫌だと思っていたのですが、「そろばん」よりは塾のほうがマシでした。

      納税されていたのかいなかったのかは、お母様のみ知ることですが・・・なんかホント、落語みたいで面白いです。
      お母様、凄いですねw
      この枠のドラマは一見難しそうなのですが、見てみると軽く、スッと入ってくるってとこが、面白いですね。