「監察医 朝顔」最終回(第11話)ネタバレ感想~桑原くん、心配したんだぞ!!

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「娘と父の命の物語」

原作はコチラ

原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣「監察医 朝顔」

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土砂災害は人災かもしれない。
現場となった国江建設の現場監督・赤井(笠原秀幸)は、現場に不法投棄をしたせいで、土砂災害が起きたのではないかと言う。
桑原(風間俊介)たちは、国江建設の連続自殺を追っていた。
国江建設が鮫島組から請け負った不法投棄が原因の土砂災害の線を洗う東京・刑事組。
国江建設の白石の足取りを追う!

災害対策本部は、多くの被害者遺族詰めかける。
遺体でも良いので会わせて欲しい。
しかし身元がきちんと確認できるまで会わせるわけにはいかない。
もし取り違えると取り返しのつかないことになってしまう。

翌日、新たに20人の遺体が運び込まれる。
びらんのある遺体を見つける朝顔。
そんな時、平(時任三郎)から、不法投棄のゴミのなかに濃硫酸と次亜塩素酸が混じっている可能性があると連絡がはいる。
急遽、対策本部で遺体を解剖することになった。
朝顔が執刀する。
やっと・・・執刀できた。

その頃東京では足取りの掴めなかった国江建設の白石が捕まる。
すぐに自供。
ご遺体は全て解剖されることとなった。



朝顔が帰宅した夜。
桑原は、自分が死んでいたかもしれないとしんみり。
生きてて良かったと実感する。
朝顔は来週母の故郷で行われる灯籠流しに行きたいと言う。
そして・・・福島へ!
バスにのって電車を乗り継いで・・・ホームに降りたち・・・朝顔、一歩踏み出せた。

大じいじ(柄本明)と初対面の桑原とつぐみ。
にこやかに食卓を囲むが、大じいじは、娘・里子(石田ひかり)の幻を見る。
里子がいないことに気づき、仏壇に向き直り、
「どうして里子がここにいないんだ。」
と号泣。

平と朝顔は海を見る。
「里子がいる。」
平がそういうと、朝顔は海に語りかける。
やっとここにこれた。
結婚して子供がいる。
お父さんもおじいちゃんもさみしがり屋だけど、みんな一緒にいる。
みんなと一緒にいるから心配しないで・・・。

灯籠流し・・・そして帰宅。
日常が待っていた。
まずはつぐみのリスさんお遊戯会。



主人公家族が死ななくて良かった!!
桑原くん、勝手に心配していたんだよ!!
ホントに、ホントによくぞご無事で!!

自然災害ではなく人災だったのには怒りしかない。
村田雄浩は30年連れ添った奥さんに会えたのだろうか・・・。
事件は解決したわけではないが、朝顔と桑原くんたちに出来ることはもうないか。

次から次へと運び込まれるご遺体。
医師でも向き合うのはとても辛い。
ご遺体を受け入れる前から、医師にはやることがあり、受け入れてからも葛藤や悲しみや・・・。
その中でクラッシュ症候群の患者さんに気づいた光子(志田未来)、遺族に寄り添う高橋(中尾明慶)。
頼もしい茶子先生(山口智子)と絵美先生(平岩紙)
朝顔の生長物語でもあったけれど、みっちゃんも高橋も成長したなぁ。

大じいじ(柄本明)はすでに娘の死を乗り越えたのかと思っていた。
乗り越えられるわけないよね。
いつまでたっても辛いよね。
子供を亡くすのが一番キツいよね・・・。
ずっと一人で耐え、こらえてきた悲しみが爆発して、里子を見たのか。
お彼岸だしね・・・、
里子、帰ってきていたのかもしれないね。←ドラマではお盆だけど。
柄本明さんのお芝居には泣かされてしまった。
そうだよねぇ。
なんでここに娘がいないんだって思っちゃうよ。



初回のSPではいきなり東日本大震災が絡んで、ちょっと驚いたり、まさかのデキ婚に驚いたり、いきなりワープして驚いたり・・・。
ちょっとついて行けないかもしれないと思ったこともあった(苦笑)
ほんのちょっと中だるみがあった。
だけどそんな時でもこのドラマの空気感が大好きだった。
医療ドラマではなく、謎解きでもなく、ホームドラマとして最高だった。

スーパードクターがいるわけではない。
解明できない死もあった。
主人公は弱くて、未熟だったけれど、少しずつ成長。
脇の人たちも丁寧に描かれていた。

夫婦(上野樹里&風間俊介)の会話。
父娘(上野樹里&時任三郎)の会話。
舅婿(時任三郎&風間俊介)の会話。
すべて自然。
つぐみの話し方と表情も自然。

最後の写真のシーン、つぐみは真顔w
「目を瞑らないようにね。」
って言われたからかしら?
自然に大じいじの膝の上に座って、お重を取って頬張ったり、カモメ~って言ったり、じいじがカメモって言ったり。
時任さんパパ役もじいじ役も良いわ~。

いつかお母さんが見つかると良いなぁ。
今日はお彼岸。
それぞれの思い出の中に亡くなった人はいるんだなぁ。
京アニの事件で一週先延ばしになったと思うのですが、それでお彼岸の日に最終回があたったのは偶然だったんでしょうが、内容的にはピッタリでしたね。

来週は特別編。
「ラジエーションハウス」特別編で味を占めたんでしょうかw
ま、続きはHuleで!って言わないだけ、地上波で放送するだけ、好感が持てますw

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主題歌: 折坂悠太 「朝顔」

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CAST
万木朝顔・・・上野樹里
万木平・・・・時任三郎
桑原真也・・・風間俊介

安岡光子・・・志田未来
高橋涼介・・・中尾明慶
森本琢磨・・・森本慎太郎(SixTONES/ジャニーズJr.)
愛川江梨花・・坂ノ上茜
小野佳代・・・喜多乃愛
渡辺英子・・・宮本茉由

山倉伸彦・・・戸次重幸
藤堂絵美・・・平岩紙

万木里子・・・石田ひかり

伊東純・・・・三宅弘城
藤堂雅史・・・板尾創路
夏目茶子・・・山口智子
嶋田浩之・・・柄本明

コメント

  1. moon より:

    こんばんは。

    今まで見てきて、最終回が一番良かったです。
    最終回が良かったことで、ドラマ全体の印象も上がりました。

    見る前は30分拡大ということで、
    長いのではないか?と懸念もありましたが、長く感じることもなく、事件内容も
    緊迫感があり見応えがありましたね。

    桑原くん…心配しましたよね。
    原作では、つぐみちゃんが生まれる前に
    亡くなってしまうそうで…
    ドラマでは、そうではなくて
    本当に良かった…心底ホッとしました。

    桑原くんが朝顔に
    事故にあったときの心境を語る場面、
    ご遺体を前にしたときの
    朝顔、光子、高橋の場面も
    印象に残りましたが、
    一番グッときたのは、
    平さんと朝顔がお母さんに
    語りかける場面。
    すごく良いシーンでした。
    灯籠流しも…。
    朝顔たちの思いが昇華されたのかなと
    感じて泣けました。

    最後も、日常は続いていく…という
    このドラマらしい終わり方で
    とても良かった。
    家族の会話シーンが大好きでした。
    つぐみちゃんは
    本当に可愛かったですね。

    特別編…エピソード0は楽しみだけど、
    ほとんど総集編、じゃなければ
    良いな〜!(笑)

    • tarotaro tarotaro より:

      moonさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      タイトルに「監察医」とつくことで、お仕事ドラマだと思っていましたが、そうではなかったと改めて感じました。
      朝顔の成長物語であり、大切な人を亡くした父子の成長物語でもある。
      それって日常なんですよねぇ。
      人間誰しも大切な人を亡くすことがあるので。
      母の死だけでも辛い朝顔が夫を失わなくて良かったと安堵いたしました。

      だから・・・特別編は大丈夫かなぁと(苦笑)
      これまでの月9の特別編はただの総集編ですからねぇ。
      心配ではありますが、このドラマに流れる雰囲気が好きなので、総集編でも良いかなぁと思ったり。
      この先はhuleで!ってならないだけ、好感が持てますw