「探偵が早すぎる」最終話（第10話）ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～5兆円の遺産が羨ましすぎる

「5兆円をかけた戦いが完結!」

原作

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亜謄蛇（神保悟志）の火災事故見せかけ殺人も未然に防ぐ。
給湯器の熱湯、感電死・・・すべて未然に防ぐ。
閑念した片平なぎさが謝罪・・・したかに見えたが、老朽化した屋敷の給湯器を止め、ブレーカーを落としたことで、屋敷が傾き始める。

トリック返しのトリック返し！！by片平なぎさ

事故に見せかけ皆殺し。
3人だけ死ぬと疑われるので、弟・神保悟志、娘・マユリ（結城モエ）は見殺しに・・・。
ミルコ（桐山漣）だけは跡取りとして連れだす。

神のものは神にカエサルのものはカエサルに by片平なぎさ

部屋をあとにするなぎさ。
皆が取り残された和室はふすま一つ開けると崩れてしまう。

橋田（水野美紀）は元探偵で、千曲川（滝藤賢一）と一緒に働いていた。
一華（広瀬アリス）を引き取ったのは、一華の母の死に責任を感じていたからだった。
もう後がないと思ったアリスは
「二人のことは許しています。
逆に、こんなことに巻き込んでごめんなさい。」

滝藤賢一はアレコレ考える。
そして出た答えは「てこの原理」
屋敷が傾かないように重りを吊していたなぎさ。
釣り合いがとれるように、神保悟志とマユリをぶら下がらせ、均等を保ちつつ外に出る、滝藤賢一、水野美紀。広瀬アリス。
驚くなぎさに
「あなたには愛がない。」
ミルコは本物のミルコ（桐山漣）ではなく、大陀羅貴人（前田公輝）だった。
なぎさを憎んでいた前田公輝。
拳銃と二人をその場に残し、その場を去る三人。
拳銃の弾は抜いてあった。

屋敷は倒壊。
片平なぎさは会長を辞職。
倒壊した家屋からは死者は出なかったが、相続争いのことはあかるみにでて、なぎさに疑惑が向く。

水野美紀は家を出ようとするが、アリスは一緒にいて欲しいと言う。
滝藤賢一探偵には
「5兆円の使い方がわからない。
雇ってあげる。」
と言うが
「トリック返しが出来ないのはストレスになる。」
と断られる。

それより、3日後に扁桃腺が腫れるという予言をされ、予防のために薬を渡される始末。

みんな笑顔で終わったね。
アリスの友達やバーのマスターの出番がなかったのが寂しかったけど、城之内君の「フォーリンラブ」レターとか、均衡を崩さないようにぶら下がっている神保悟志とマユリとかめっちゃ面白かったわん。
いや～。
もうナイフ投げが上手な探偵を見られないのか・・・。
さみしい。

なんだかんだで5兆円を相続してしまったアリス。
本当の父は別にいるってオチなのかと思っていたけれど、違った！
そして母の遺体が紛失している謎も解けていない！！
終わり方としては良かったんだけど、解決していないってことは、続編があるのかしら？
5兆円も持っているアリスなら、財産目当てに命を狙われる可能性だってある。
でも原作は完結しているので、それはないのかなぁ。

3人で探偵事務所を開いてこれからも仲良く喧嘩しますよ！ってな安易な最後ではなかったのも好感触。
水野美紀とアリスは一緒に住む。
探偵は報酬をきちんと得て、水ではなく酒が飲める。
そして探偵・・・。滝藤さん。
倒壊する屋敷を後にするときの顔やアリスがわーきゃー言いながら「バイバイ」って言っているのをバックに立ち去るときの顔はハードボイルドで格好良い。
98％はおちゃらけているのにふとしたときの表情がニヒル！！

この3人は楽しかったよ。
ベタベタした仲の良さは感じないけれど、相性が良さそう。
アリスは役同様、滝藤さんと水野美紀さんを信頼して、二人の巧みさに負けないように演じていたのが、可愛かったなぁ！！
これで終わりでも良いけど、また見たいなぁ。
チェインストーリーは10.5話なんてないしなぁ（爆）