「精霊の守り人~最終章~」最終話(第9話) ネタバレ 感想~国境もない戦もない世に

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大河ファンタジー 「精霊の守り人~最終章~」最終話(第9話) 「旅立ち」

原作はこちら



上橋菜穂子『闇の守り人』『天と地の守り人〈第二部・第三部〉』ほか

アニメ版はこちら

 

バルサ(綾瀬はるか)と捕らわれの身であるタンダは、魂をトロガイの元に飛ばし、ナユグに春がきたことを伝え、光の鳥を飛ばし人びとに早く逃げるよう警告することを提案。

ラウムのもとにチャグムがやってきた。
降伏を迫るラウム。
チャグムは無意味な戦をやめるように訴える。
この地が水で溢れ、新ヨゴ国は無くなる。
信じないラウル。
しかしヒュウゴも「見える人」だった。

そのさなか、タルシュ帝国が滅びたとセナが知らせにやってきた。
ヒュウゴはベリス宰相と反乱軍と手を取り、ラウルをタルシュから遠ざけていた。←ヒュウゴ・・・賢い!

「私を殺せ!」
バルサに迫るラウル。
「殺さないのならオレが殺す。」
バルサに襲いかかるラウル。

「なぜ逃げる。
お前がしてきたことだ。
力のないものはある日突然自分の国を失っても
必死にまた心の支えを見つけていきていくもんだ。
そう簡単には逃げられない。
力のあるものがなぜ逃げる。
なぜ生きようとしない。
負けたから死ぬ・・・?
ふざけるな。
そんなもん初めから力でもなんでもない。
負けたものこそ生きるべきなんだ。」

「ラウル王子。
ここには”あなたを迎える”と書いてある。
武力で守られる国境をなくし、一つの大陸を作りたいのです。
我々の理想を叶えるのはあなたの力が必要なのです。
だからこそ、生まれた国が焼かれても
親兄弟を殺されても、私はあなたについてきたのです。
南の大陸で思う存分にその手腕を発揮してください。」
とヒュウゴに言われて、泣き出すラウル。



やがて一気に濁流が押し寄せ、川の水が増水。
大勢の人たちが逃げまどう。
トロガイの魂はアスラやコチャにも届く。
「見える人」は周りの人間に避難を促す。←アスラが喋った!

帝は神として生きる道を選ぶ。
帝に寄り添う二の妃。
「私は誰のものにもならぬ。
私は私のものでもなかった。」
二の妃と手を取り
「ぬくもりを感じる。
この時だけだけ人であったのかもしれなん。
もし人であっっとしたら、お前と逃げたいものだ。」
二の妃をシュガに預ける。

「シュガ、山ノ宮からこの国が勝つ姿を見よ。」

山ノ宮には多くの民が避難した。
チャグムとの再会に喜ぶ二の妃。←帝と死ぬつもりだったのに少々変わり身が早い二の妃。
トゥグムはトロガイの若い魂に助けられ無事だった。

++++++

二の妃「あなたを用心棒に雇ってよかった。

バルサ「チャグムの強さはあなたに似たのです」

二の妃「そしてあなたが育ててくれました」

そしてチャグムとバルサ。

「自分の足で歩けるような国にしたいのだ」
「チャグムならできるよ。自分の足で歩いてきたチャグムなら」

山ノ宮からタンダの小屋に向かうバルサ。

「ただいま」

「おかえり。
「鶏の鍋できてるよ」



そうだった。
ニノ妃が、バルサをチャグムの用心棒に雇ったところから始まった物語だったんだなぁ。
しみじみしちゃうわ。

最終章の盛り上がり。
ずっと目が話せなかったわ・・・。

まさかラウル王子の泣き顔見れるなんて思いもよらなかった。
泥だらけのラウル皇子。
何度叩きつけられても、なお美しいお顔。

そしてヒュウゴ。
ヒュウゴを心から信用していなかったラウルだけれど、信じたかったんだよねぇ。
でも裏切られたショックより、ヒュウゴの願いを理解したとみた。
ラウルとヒュウゴとタルシュの未来が見たい。

バルサを助けるべく登場したカーム。
そこからのバルサに槍を投げる一連のシーンはカッコよかったねぇ。
バルサと出会い、父をなくしてからのカームは人が変わったようだったw

アスラも喋ったし。
ヒュウゴはラウルに親兄弟を殺され、ラウルも父と兄は焼かれたかも、アスラの母親も病んでたし、カームも父を亡くした。
あ、バルサも父を殺され、タンダは変わり者だからと兄弟から相手にされず、なのに弟の代わりに戦争に参加し足を失くす。
なのにみんな強い。
「なんとか心の支えを見つけて」生きている。
前を向いている。
前を向いていないと生きてけない。

息子はあんなに見事に成長したのに、帝は愚かだった。
でもその愚かさも神になるためには必要だったのかな。
チャグムが
「父上が神になられた。」
と言っていたんだから、神になったんだろ(爆)
何回も、何回も、「だからあんたは神じゃないって!!」と帝に突っ込んだ日々が懐かしいw
チャグムは父に歩み寄ろうとしていたのになぁ。
父が人間だったら、わかりあえただろうに。

トロガイはメルもちゃんになって若返り!←魂だけは若かった。
トゥグムは高島礼子に気を使ったのか
「キレイな女の人に助けられた」
って言っていたけれど、顔だけ若くなったらなったで、案外気持ち悪かった(苦笑)

ガガイは飢え死にしそうだなぁ。
一番救いがなかった。
死ぬことも生きる事もできないけど仕方あるまい。
生き残ったとしても役職はないなw

タンダは声に緊張感がないけど、最後まで優しくバルサを包み込む。

この物語はどの人物でもスピンオフができそう。
そして、どの人物のスピンオフもみたい。
誰としていらない人物はいなかったもんなぁ(タルシュの兵士は弱そうだったけど)。

ワタシが好きなキャラは・・・・。
やっぱりヒュウゴかなぁ。
ジンも好きだわ。

あぁ、トロガイの青春も見てみたいし、帝とチャグムの仲良し回想シーンを見たから、その頃のことも知りたい。

2016年から見続けて良かった!!
キャラクターとキャスティングがバッチリで楽しい2年間だった。
さて、これから原作を読んでみようかなw

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最終章の感想はこちら
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出演
バルサ – 綾瀬はるか(少女期:清原果耶、幼少期:横溝菜帆)
タンダ – 東出昌大
チャグム – 板垣瑞生
ジグロ – 吉川晃司
カグロ – 渡辺いっけい
トト – 米良美一
ラルーグ – 武田鉄矢
カルナ – 上地雄輔
ユーカ – 花總まり
ラウル – 高良健吾
ノシル – 林家正蔵
コチャ – とまん
聖導師 – 鹿賀丈史
カーム – 降谷建志
ログサム – 中村獅童

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