「ミステリと言う勿れ」 第9話 ネタバレ 感想~とにかくストーカーが悪いんだ

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「ミステリーナイト真相編!恩人を殺したのは誰だ」

原作はコチラ

『ミステリと言う勿れ』田村由美

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「そのワイン飲まないほうが良いと思います。
整(菅田将暉)は天達春生(鈴木浩介)にまだゲームは実行されているか確認。
天達はそうだと言う。
整には2つのことが実行されているように見えた。
嘘をつく人がいるから見ててくれと天達に言われた。
嘘をついているのは…
「橘高(佐々木蔵之介)さんあなたです」
別荘到着の日、玄関マットを見たことがないと言っていた橘高。
冬には玄関マットはないが「冬に来たことは無い」と言っていたのは嘘。
橘高は橘高が嘘をつくとき鼻を無意識に触るクセも見抜いていた。
天達にそれは「ピノキオ現象」だと教えてもらったことがある。
あと2回。
犯人は透明人間だったと言った時。
2階の窓を閉め忘れたのにちゃんと締めたと言った時。

風呂光は1人だけ嘘をつかない人がいるから見ていてと天達に言われていた。
みんながゲームのお芝居をしている
橘高だけが怒った。
単なるゲームなのに嘘をつけずに怒った。
5年前の事件に触れられたくなかったからでは?と。



天達は橘高に、あの事件の日別荘にいなかったのに、現場を見てきたように言うのも不自然だと話す。
橘高は詳しく説明してくれただろと答えるが、整がさらに追求。
「あの日の朝に時間が巻き戻せたらな」
と言っていた橘高。
しかしそれはおかしい。
時間を巻き戻しても犯行に関わっていない人間はどうすることもできない。
犯行に関わっているから巻き戻したいと思うのだ。
自分の行動の何かを変えたいから。

座り込む橘高
あの日の朝、喜和から職場に電話があった。
若宮という相手から電話があるから喜和がいる場所を教えて欲しいと言われた。
喜和の友人から電話があり、住所を教えた。
しかしそれはストーカーだった。
昼休みになって席を立った途端、急に不安になった。
相手が名乗ったか俺が先に名前を言ったのではないか。
嫌な予感が車を飛ばして別荘に行った。
見慣れない車があり、ドアを空けた途端煙りが漂っていた。
二人が死んでいた。

この5年、ずっと後悔していたと橘高。
喜和に連絡が取れなくても天達や警察に教えれば良かったではないかと蔦董平(池内万作)が責める
「自分のミスを知られたくなかった。」
整が答える
だから雪かきをして自分の足跡を消した
その時、犯人の足跡も消してしまった
その時、玄関マットはなかった
橘高は窓の閉め忘れを告白するのも嫌な人。
悪意よりミスの方が話せない人。
「先生は昨日の段階でだいたいわかっていたんですね」
「自分から話して欲しかった」
「俺のミスを暴く為に。何で今になって!」



さらにパンとデラは警察官だった。
3件のストーカー殺人事件が立て続けに起こった。
犯人からは証言が取れ、3人ともある日、非通知の電話がかかってきて、ストーカーから身を隠している被害者の住所を教えられたと言う。
その住所を知っている人間は限られている。
市役所勤めの橘高には簡単なことだ。
パンとデラはデーターベースを検索し、喜和の事件がこの3件の事件と似ていることに気づく。
さらに橘高の名前が関係者のなかにあった。
「つまりハメようとした!」
橘高が怒る
天達は橘高がそんなことするはずがないと言っていたが、それを見極めたいとパンとデラが申し出た。
何事もなければ身分を明かさずに変えるつもりだった。
橘高は気分転換に小旅行に行くと言っていた。
その時に買ったストラップ3つ。
3件のストーカー事件で犯人に電話があった公衆電話の近くの店で売っていると確認がとれた。
店の人の証言から橘高が買った日付時間がわかった
ストーカーに電話があった日と同じだ。
犯人の一人が録音もしている

「これって罪になんの?」
「殺人教唆か未必の故意
少なくとも公務員法違反」
いなおった橘高は喜和の事件がストレスだったと告白
「悔やむのに疲れた
悔やんで恥じて呪って惨めになって
いい加減腹が立ってきた
仕事も頭打ち、親の介護で時間がない
山にもいけない
ストーカーを操っていたら少しは気が晴れたもんな」
橘高は整にカレーの火を止めるように言う。
そしてカレーを食おうと。
蔦に責められると
「まさか刑事と一緒に俺を だますとは…。」



「これで やっと動機が分かりました。」
もうひとつ進行中の動機。
橘高はガレージにテントを張って寝起き
スリッパや食器類も持ち込み
いつも手袋をして帽子もかぶったまま。
お風呂もトイレも使わず
ティッシュを使ってもごみ箱には捨てない。
「橘高さん、あなたは透明人間になろうとしてるんですね。」
だから橘高のワインは飲んではいけない。
睡眠薬をいれて、眠った後、暖炉でキョウチクトウの枝を燃やす。
すると6体の死体が出来上がる。
警察が発見しても、橘高の痕跡は見つからない。
別荘に来る時も蔦の車の後部座席で毛布にくるまって寝ていたので監視カメラにも映らない。
帰りは暗渠排水路を通って山を下りればいい。
橘高が持っていた古い地図には暗渠排水路が載っていた。
「つまり、橘高さんはここには来なかったことになる。
そういう皆殺し計画が進行中だと僕は思います。」
別荘は東京ではないので解剖をするかもわからない。
喜和の命日近くにその殺害現場で恋人と友人が集まって、事件のときと同じようにキョウチクトウの煙で死ぬ。
天達が傷心のあまり無理心中したってことにされるかもしれない。
そうなったときに警察が詳しく調べるだろうか。
昼間携帯を捜して、天達に電話をして貰ったのもわざとだ。
携帯は自宅に忘れたのではなく置いてきていた、
天達からの着信を受けた基地局をで調べれば家にいたってことにできる、
それからキョウチクトウを燃やしたときに排煙されないように煙突にも何か仕掛けがしてあるはず。
そのために掃除をするふりをして上にのぼり窓を閉め忘れた。
雪で停電したのは誤算だった。
修理の人が来たら自分の存在を知られてしまう。
だからその前に全てを終わらせなければと内心 焦ってたのではないか。



「よく見てんな。」
風呂光が長野の山荘で男女4人組がキョウチクトウの煙を吸い込んで無理心中したって記事を思い出す。
透明人間の話をしていた橘高。
あの話は予行演習だった。
デラが応援を呼ぶようにパンに命じた。
蔦は人を殺し、自分たちも殺そうとした橘高を責める。
「正直に言うと、天達にはちょっとだけざまあみろって思ったよな。」
成功して喜和と付き合っていることへの嫉妬。
馬鹿にされていると被害妄想。
蔦にも悪態をつく。
そして整にワインに細工はしていないと正す。
整は酒を飲まない。
いれるならカレーだろと言う。
刑事がいたんじゃ仕方ない。
「君も俺を恨めばいい。
喜和さんを殺したのは俺なんだから。
腹が立つだろ?
ののしっていいよ。」
「それは 違うと思う。」




喜和の事件が起きたのはストーカーのせいで、整はストーカーに腹を立てていると言う。
ストーカーが野放しにされて被害者の方が逃げて隠れてその結果不自由になる。
殺されるとおびえながらやっぱり殺される。
その理不尽なシステムに腹が立つ。
橘高は人の役に立とうとして犯罪に巻き込まれただけ。
本来はケアされるべき側の人だ。
友人がいないからわからないが、問題はミスではなく事実を隠したことだ。
話せていれば次の事件は起きず、予行練習も必要なかった。
この別荘にくるのが橘高は怖かったはず。
天達に復讐されるかもしれない。
「殺す選択肢のある人間には殺される選択肢も生まれてしまう。」
と天達
「昨日、蔦さんに先生の気持ちを考えろ。
かわいそうだろって食ってかかったのは嘘じゃないですよね?」
連行される橘高に
「親御さんのことは僕らが何とかするから心配するな。」
と声をかけた天達




とにかくセリフが膨大ですね。
書くの面倒だから、なんとかせねばw
喜和の事件を悔やんでいるのに同じ事件を起こす。
ここがよくわからない。
謎解き部分が長すぎて、犯人である橘高の背景が少しぼやけたかな。
親の介護がそんなに大変なのか。
いや、大変なんだろうけど、市役所の職員ならあの手この手でなんとかなるんじゃないか。
そういうのを他人に知られるのも嫌なタイプ?
市役所も辞めなければいけないほどの介護ってちょっとあり得ないと思うんだけど。
昔は天達より勉強ができて、スポーツもできて、見た目にも自信があって。
なのに…って嫉妬もね。
確かに喜和の事件で壊れたんだろうけど。
恐ろしい壊れ方をしてしまったね。

完璧主義者の橘高。
そのくせ小旅行にはでかけ、ストーカーに連絡。
悪意の犯行中になぜストラップを買ったんだ?
喜和さんもなぜ橘高に電話をし伝言を頼んだのだ?



この事件にパンとデラが警察官だったってことで、やっぱり風呂光いらなかったな(苦笑)
風呂光だけ女性っていうのが余計に不自然さを醸し出す。
何泊するつもりかは知らないけど、宿泊を伴うパーリーに年頃の女の子を誘う教授もおかしいしさ。
そして最後に整に恋してんのか?って茶化されるのもねぇ。
いらんし、それ。
で、ライカに近づく風呂光。
ライカが二重人格っぽかったけど…
でも恋敵に近づくみたいで、余計に嫌なんだけど。
風呂光と池本優人(尾上松也)をチェンジしたいなぁ。
池本の変顔のほうが笑える気がしてきた。
あ、伊藤さんが苦手なわけではないですよ。
パン子、大好きですからw

そして・・・佐々木蔵之介と鈴木浩介なら、圧倒的に鈴木浩介の犯人役をよく見ていると思うんだけど。
どちらも熱演でした。
涙をポロポロこぼす蔵之介。しかも犯人。ドラマではなかなか見ることがない光景だったな。

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感想コチラ
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CAST
久能整(菅田将暉)
風呂光聖子(伊藤沙莉)
池本優人(尾上松也)
ライカ(門脇 麦)
犬堂愛珠(白石麻衣)
天達春生(鈴木浩介)
青砥成昭(筒井道隆)
薮鑑造(遠藤憲一)

ゲスト
美吉喜和(水川あさみ)
橘高勝(佐々木蔵之介)
蔦董平(池内万作)
デラ(田口浩正)
パン(渋谷謙人)

コメント

  1. TOSHIKO より:

    若宮くんはどうなったのでしょう?
    喜和の高校時代の友人の若宮くん 
    直接喜和とは連絡が取れないが 
    橘高経由で喜和の居場所を聞いて会いに行こうとしていたはずの若宮くん
    橘高の犯罪の発端になったのに それこそ透明人間
    きっと喜和の葬儀にも来ていない若宮くん 
    用事は何だったのか 気になります 

    • tarotaro tarotaro より:

      TOSHIKOさん、コメントありがとうございます。

      なんだったんでしょうね。
      原作読まないとわからないですねぇw
      喜和も天達にお願いすれば良いのにとは思いましたが。

  2. kashweregreen より:

    わたくしはまったくコミックを読まないのであくまでもドラマとしての感想です!
    最近のフジテレビは頑張っていると思いますけれど、このドラマに限って言えばキャスティングが成功だと思います。
    しかしながら、今回の佐々木蔵之介さんの演技に絶賛とネットニュースに出てましたが、
    佐々木蔵之介さんとしては通常のクオリティだと思います。
    同じ京都人(笑)だから贔屓目ではなくて、佐々木蔵之介さんの難しいのは巧いし味のある役者さんなんですけれど、主役にもってくるには何かが足りない(笑)という立ち位置かと思います。
    その一回りスケールダウン(笑)したタイプが鈴木浩介さんですよね。
    あっ、キョウチクトウはキントリで吉田鋼太郎劇場(笑)だったときにも出てきましたよね。
    梶山管理官こと田中哲司さんが崖から落ちる回だったと思います。
    キョウチクトウの毒性ってフィクションだと思っていたら本当にそうだと聞いてビックリした覚えがあります。
    ミスなかもいきなり次が最終回なんでしょうか。
    フジテレビですからシーズン2やるはずの展開かなあと。
    絶賛はできませんけれど、けっこう楽しめるドラマだと思います!

    • tarotaro tarotaro より:

      kashweregreenさん、コメントありがとうございます。

      ワタシも原作は未読です。
      佐々木蔵之介は主演、脇ともに上手いなぁって思います。
      いや、ワタシもひいき目があるかもしれないw
      最近は小難しい役だったり、良い人の役が多いですけど、今回の悪役も、もっと面白い役も見たいなって思います。

      夾竹桃ってあんなにそこらへんに植わっているもんかね?
      って思いますよね。
      2サスでも前に毒として使われてましたけど。
      ま、水仙なんかも根っこに毒があるらしいので、そこらへんに毒草は埋まっているのかもしれないですね。
      このまま好評だと、原作のストックもあるのでパート2や映画の展開も考えているのかも。
      しかし菅田将暉のスケジュールを押さえるのは無理なんじゃないでしょうか。
      このドラマも1年前に撮り終わってますよねぇ。
      すぐにしないとさすがの菅田将暉も大学生には見えなくなりますねw