『腐女子、うっかりゲイに告る。』最終回(第8話)ネタバレ感想~純君の自己紹介は・・・視聴者の皆さんへの宿題?

スポンサーリンク

「DON’T STOP ME NOW」

あらすじはコチラ

亡くなった友人・ファーレンハイト(声・小野賢章)は実は15才の中学生だった。
驚く純(金子大地)と紗枝(藤野涼子)。
QUEENのCDを受け取り、墓に供えた。

その帰り、浜辺で純は、紗枝にこれからのことを話す。
「大阪に行く。
自分を試してみたいんだ。
僕のことを何も知らない人たちの中で生きて行く。
これまでと違う生き方が出来るかわかんないけれど。」

「安藤君。
私たち別れよう。
だって、遠距離とか無理だし。
そろそろ潮時かなぁって思ったし。
よし。
これで振ったのワタシだからね!」

「うん、
わかった。」

海際に走り出す三浦さん。

「見ていたよ。
当然の報いだ。
素敵な女性なのにね。」
ファーレンハイトの幻を見る純。

海水に足をつけた三浦さんが純を呼ぶ。
「なみ~!って感じ?」
「ふゆ~!って感じ。」



そして純はマコト(谷原章介)と会う。
マコトさんは妻にプロポーズされ家族が欲しくなってそれを受けたと言う。
世間の偏見にも耐えられなかった。
ずるい生き方をしている。
「妻を助けるよ。
この前の答え。」

妻と純君がおぼれたら妻を助けると言う。

<あなたがそういう人で良かった。>
と思う純。

さようならをして歩き出し・・・しばらくしてしゃがみ込んで号泣。
涙を拭い歩き出す。

引っ越し前。
三浦さんの絵を見に行く純。

「恋に落ちて」と言うタイトルの絵は、水族館でペンギンに手を伸ばす純が描かれていた。

「僕をちゃんと見てくれて、本当にありがとう。
上手だねよりずっと嬉しい。」

「でも上手いよ。」

「ねぇ安藤君。
前に同性愛者がなぜこの世に生まれてくるかわからないみたいなこと言っていたじゃない?
その答え、わたしわかったの。
聞きたい?
神様は腐女子なんじゃないかな?」

「なるほど。
呆れるほぞ納得したよ
やっぱり三浦さんって面倒くさいね。」

「口悪い!」

4月。
桜が満開のキャンパス。
母と歩く純。
自己紹介では「QUEEN」が好きなことだけは言おうと思うと決心する純。

そして教室・・。

「東京から来た安藤純です。
僕は・・・・」



なんて言ったんでしょうね。
自己紹介。
「僕は・・・同性愛者です。」
なんてカミングアウト・・したのかなぁ?

先週の展開にはちょっとついて行けなかったけれど、最後は綺麗にまとまって良かったです。

ファーレンハイトが中学生だったとこで、ワタシも驚いた。
そして彼の母親が「やっぱり同性愛は治らない」と言った時点で、彼の自殺の原因の一端もわかったような気がする。
治る治らないじゃないよね。
純君のその答えに一応、納得はしたみたいだけど・・・。

マコトさんは逃げたのかも知れないけれど、妻を愛しているんでしょう。
多分。
「妻より純君を助ける。」なんて言わないマコトさんで良かった。
不倫をしている人に「誠実」と言っていいのかわからないのですが・・・、そこは、嘘じゃないのが良かったね。
純君も「純君を助けるよ。」なんてセリフを待っている人でなくて良かった。

三浦さんの絵もね。
忘れられないデートになったね、二人とも。
やっぱり三浦さんは良い子。
「私が振ったんだからね。」
っと念押し。可愛いよね、三浦さん。

ずっと純君が好きな気持ちは変わらない。
三浦さんが次に好きになる男の子はどんな人か知りたいなぁ~。

思春期マイノリティは、大人よりも傷つきやすい。
純君もファーレンハイトも大人と付き合って傷ついてしまった。
考えてみればれっきとした淫行なんだけど、”何も言えない”彼らにはあるあるな彼氏なのかもしれない。



ゲイの人が見たら、どういう思いになるのか。
ワタシには想像も出来ないけれど、このドラマの主人公の気持ちは少しは理解できたと思う。
現実は、きっともっと深い葛藤があるだろうし、ドラマを見て勝手にわかったような気になるなよ!って思っている人もいるだろう。
それでもこのドラマはマイノリティの人に寄り添っていたのではないかなぁと思っています。
そりゃ、ファンタジーみたいなもんかも知れないけれど・・・。

少し・・・穴はあったかも知れないが、ワタシはは満足しています。

何より、主人公の金子大地くんとヒロインの藤野涼子ちゃんがとっても良かったね。
瑞々しくて透明感があって屈折していってそれでいて素直で。
彼らの熱演には心を揺さぶられた。
金子くんの影がある感じと、藤野さんの清々しさ。
この役はこの二人しか考えられない。
この二人でいつか大人のラブストーリーも見たい!!

谷原章介も、よくぞこの役を引き受けたなと思う。
なんてったって谷原章介が”バイ”でも驚かないそんな雰囲気を持っている。
初回の濃厚ラブシーンはそれこそ腐女子の皆さんの心を掴んだのではないかなぁ。

ナイスキャスティングでした。

にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
感想はコチラ
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第1話ネタバレ感想~現実にゲイはそういない?
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第2話ネタバレ感想~勃つ好きか、勃たない好きか。
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第3話ネタバレ感想~胸をガッツリ揉む!攻めるNHK。
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第4話ネタバレ感想~ホモすきでしょ?と言ってしまう。
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第5話ネタバレ感想~ゲイは変態なのか?
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第6話ネタバレ感想~”どうして僕を産んだんだ!”なんて言わないで。
『腐女子、うっかりゲイに告る。』第7話ネタバレ感想~全校生徒の前でカミングアウト。
キャスト
安藤純・・・・・金子大地
三浦紗枝・・・・藤野涼子
佐々木誠・・・・谷原章介
安藤陽子・・・・安藤玉恵
高岡亮平・・・・小越勇輝
ケイト・・・・・サラ・オレイン
ファーレンハイト
・・・・・・・・声・小野賢章
小野雄介・・・・内藤秀一郎
今宮麻衣・・・・吉田まどか

コメント