「シェフは名探偵」最終話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～料理は継承。悪くないは褒め言葉

「失踪した父と再会!?壊れたスツールと伝統鍋料理が起こす奇跡」

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近藤史恵「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」
あらすじはコチラ→☆

乳製品アレルギーの安倍実花（奥貫薫）の予約。
安倍はパンにも詳しく、昔パン屋を開店していた。
しかしうまく行かずに閉店。
食事の終わったところで
「陶器の鍋ってあります？」
と三舟（西島秀俊）に尋ねる。
足の長い鳥が描かれていたという。
三舟は心当たりがあるらしく、今度の予約の時に用意してい置くと言う。

一週間後安倍はまパ・マルに現れた。
「ベッコフの調理法」
コウノトリの絵柄の陶器の鍋は具材を入れ鍋蓋と鍋をパンで接着。
香りも美味しい料理。
三舟は
「大切な人と和解できましたか？」
と安倍に尋ねる。驚く安倍
フランス料理は始めてたと言っていた安倍が、パンドカンパーニュを知っていた
フランス料理店にくるのにドレスアップしてきた。
フランス料理の関係者が近くにいる。
その人に聞けば良いのに聞けない。
だから・・・その大切な人はもう亡くなられているとか

和解したかった人は安倍の父。
12年前にアルザスでなくなった安倍父はフランス料理人だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遺品にあった鍋が気になっていた。
「父が人生を捧げた料理を食べられなかった」
しかし安倍父は歩み寄っていたのだ。
バッコフの鍋は乳製品は必要ない。
必要なのはパン職人。
安倍娘はパン職人だったのだから・・・。

安倍は今度は三舟シェフが和解する番だと、三舟シェフの父親を連れてくることを約束した。
そして再会の日
「生きている事くらい教えて欲しかった。」
再会した三舟は父に言う。
「そうだな」
二人は一緒に料理をした。
三舟シェフの回想と現実と。
最後には
「おやじの野菜、うちにもおろしてくれよ。」
と話す。
「そう思ってなとってある。」
「またのお越しをお待ちしております。」
みんなで三舟シェフの父と安倍を見送る。

ああ。
すべてエエ話やったなぁ。
昨日はほぼほぼ寝ていないのになんとかリアタイで見ることができた最終回。
ってか、見たかったんだも～～～～ん。

こんなフランス料理店に行きたい。
そして謎解きも楽しい。
三舟シェフはお節介なところはあるけれど、余計なお世話ではない。
余計な推理はしない。
もちろん詮索もしない。
謎解きで誰かを傷つけることもない。
そして謎解きをして貰ったお相手は好転する。
まぁ、ドラマだからさ。
ご都合主義だと言われたらそれまでなんだけど。

でも全ての物語がとても優しく、時に切なく、そして穏やか。
そう・・・穏やかなのよ三舟シェフ。
だから・・・シェフのバッキバキに壊れたスツールをみんなが血眼になって探す。
素敵な職場よねぇ。
志村うしろうしろ！のいじりもｗ
高築の純粋な凹みも！

そんな三舟シェフ。
父親に会いたくないと言われた時も再会したときも・・・やっぱり穏やか。
安倍さんも三舟シェフも母を早くに亡くし、寂しい思いをしてきたが、仕事ばかりの父の背中をみて、大人になった今。
料理に完璧はない＂悪くない＂は最高の褒め言葉だと理解できた。
料理は継承！
それが全てに通じているんだなぁ。

原作も読んでみたくなりました。
ってか、読みます。
身も心もほっこりと温かくなる。
冬にも見たいですよ。
ってことで続編を楽しみにしております。

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ゲスト
安倍実花(奥貫薫）
三舟英雄(吉澤健)