黄金の刻〜服部金太郎物語〜ネタバレ感想~満足してるけどせめて前後半で見たかった。

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『黄金の刻 小説 服部金太郎』楡周平

「辻屋」の丁稚である服部金太郎(水上恒司)は、社長・辻粂吉(船越英一郎)から信頼され、娘の辻浪子(吉川愛)との縁談を持ち掛けられる。
しかし時計に魅せられた金太郎はその話を断り時計店で働くことにした。
別れの日、浪子は父から持たされたと懐中時計を渡す。
ほりもなにもない安物だからと。

時計商に勤める金太郎。
その店の主人は保証人となり、店が潰れてしまう。
金太郎は貯めた金と懐中時計、修理道具を差し出す。
しかし修理道具だけはと金太郎に差し出す。

ついに明治11年、自宅に「服部時計修繕店」を構えることに。丁寧な作業が評判になり、3年後には「服部時計店」を創業するまでに成長。
そこで時計の修理依頼に訪れ、後に妻となるまん(和内璃乃)と運命の出会いを果たす。
魚彫りが入った時計の修理を頼まれ、ウキウキする金太郎。
まもなく金太郎の店のあたりが火事に巻き込まれてしまう。
それでも金太郎は残った時計を客に渡すため行脚していた。

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徐々に店も繁盛し。
金太郎(西島秀俊)は支払いがきっちりしていることで輸入会社「ブルウル兄弟商会」の吉邨英恭(髙嶋政伸)から信頼を得る。
大きな融資をして貰えた金太郎は海外から無地の懐中時計を仕入れ、その懐中時計に日本で美しい彫り施すことを画策するが、職人探しは難航する。
噂を聞いた善路(濱田岳)がやってきた。
いつか一緒に時計を作る夢が叶う!とやる気満々の善路の技術を見た金太郎は、「頼めない」と思ってしまう。
それを根に持った善路はことあるごとにスイス人の時計商・アズナブール(村雨辰剛)と組み金太郎の邪魔をする。
しかし金太郎は風変りな職人だが確かな腕を持つ吉川鶴彦(山本耕史)と出会い危機を脱出
そして国内初の腕時計の制作を計画。
その責任者に鶴彦を任命するも、笠井恒雄(正名僕蔵)らは鶴彦の変人っぷりについて行けない。
それでも金太郎は鶴彦に賭けたい。
頭を下げる金太郎。
鶴彦は腕時計を作る為、英語もわからないのに設計図を見てその部品を作ろうとして、そして作る熱意を持っていた。
笠井達社員は社長についていくと言う。

大正12年…関東大震災が被害をもたらした。
さすがの金太郎も無気力状態になり、社員を一時解雇する。
そんな金太郎のもとに善路が現れ金太郎を叱咤激励。
そして社員たちも現れた。
会社はすべて被災したがみんな昼夜を問わず道具などを掘り起こしている。
一時解雇された社員もだ。
みんな前を向いている。

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金太郎はすぐさま行動をする。
社員たちを前に
「この世界は時間で結ばれている
時計というのはその見えない絆で結ばれているのだと。
一分一秒は誰にでも平等に与えられる。
世界中の人達が待っている。」
すぐさま精工舎の復興に着手。
お客様から預かった時計はすべて補填。
社員は金太郎の言葉に立ち上がりついていく。
翌年3月には柱時計、12月には腕時計の出荷を再開した。
さらに、1925年(大正14年)には難しいとされていた腕時計の量産化にも成功した。

金太郎は夜間学校を作り、英語を教えることにする
その教師に善路をスカウト。
逡巡する善路に
「形は違うが一緒に時計を造るぞ」
と説得。
善路はそれに答える。

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昭和7年。「服部時計店」の本社では、金太郎の古希のお祝いをする。
最後の一人の空席に呼ばれたのは、浪子(高島礼子)だった。
妻・まん(松嶋菜々子)だった。
浪子がいたから、金太郎は時計作りを始めたのだ。
その浪子の手には懐中時計があった。
15歳の金太郎が高価な懐中時計を持っているとは思えない。
もしかして辻粂吉(船越英一郎)から貰ったのではないかと返しに来たのだ。
その時計は関東大震災のあった時刻に止まっていた。
「この時計、修理してもらえますか」
しばらくして金太郎は時計を修理し、浪子に渡す
「これくらいお安い御用です。
今日があるのはあなたのおかげです」
「いいえ、まんさんのおかげです」
と笑う浪子

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駆け足でしたね。

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↑は「マッサン」でもおなじみのサントリーの鳥井信治郎さんの人生を2時間に短縮したもの。
概ね、満足なんですが、めっちゃ「琥珀の夢」を思い出したので、備忘録。
「服部金太郎」は実名のままですが、テレ東の「琥珀の夢」は名前はかえてますけど、小説原作なのは双方同じなんで、小説がそうだったってことでしょうね。

そういえば「琥珀の夢」にも山本耕史は出演していたな。
めっちゃ重宝な人じゃんw

さて・・・朝ドラになっちゃうくらい濃ゆい人生。
それを2時間は・・・無理がある。
それは承知のドラマ化だったんでしょう。
先週の

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よりは共感しやすかったです。
しかしせめて、水上恒司くんで1日、西島秀俊で1日の前後編にしても良かったと思うんだよなぁ。
水上くんはこの時代の男性を演じたら若手ピカイチだと思う。
水上くんから西島さんに変わるのも問題はないと思うけど。
1日空けばなぁ。
ま、わかるんですよ。
前後編にしたら費用だってかかるしさ。
昨年の「キッチン革命」は前後編だったのになぁ。

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さらっと服部金太郎さんの人生を見るにはとてもわかりやすく制作されていたと思います。
濱田岳がなぜあんな行動にでたのか、実在の人物かどうかはともかくw←しかしホントに上手いよなぁ
濱田岳くんが老けメイクをすると『カムカム』の算太に見えちゃうのも置いといてw

さらっとホントにさらっと。
さわりだけ。
でもノンフィクションに近いこういうドラマは嫌いじゃない。
いつか朝ドラになるかもしれない人物だな。

そして時計が欲しくなるw
ワタシが高校の入学祝いに従姉妹に貰ったのが「SEIKO」だった。
男闘呼組がCMしてたんだよ。
確か。
あの時計、好きだったなぁ。
ずっと持っていれば良かったのに。
その後、「BABYG」にハマって、それ以来SEIKOの時計は目覚まし時計を持っていただけだな。
今は「Fitbit」というスマートウォッチ。
SEIKOはスマートウォッチつくらないのかな。
ついつい便利なほうに流れるけど。
話が逸れてすんません。だけど・・・
サラッとしていたけれど、良いお話でした。満足。

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キャスト
服部金太郎(西島秀俊 / [青年期] 水上恒司)
服部まん(松嶋菜々子 / [青年期] 和内璃乃)
吉川鶴彦(山本耕史)
岩倉善路(濱田岳 / [青年期] 下川恭平)
辻(河村)浪子(高島礼子 / [青年期] 吉川愛)
吉川川ふく(街田しおん)
カール・アズナブール(村雨辰剛)
笠井恒雄(正名僕蔵)
吉邨英恭(髙嶋政伸)
辻粂吉(船越英一郎)

ナレーション (八木亜希子)

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