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『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』/伊集院 静
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めっちゃ駆け足のネタバレですが・・・。
萬治郎誕生。
飛び級するほどの頭が良かったが、実家の財政難のため、丁稚奉公にでる。
イジメにあうのかと思いきや、働き者で鼻のきく萬治郎は、だんさん(西田敏行)に気に入られる。
奉公先の資金繰りが悪くなり、実家に戻る。
ほどなく、父(中村梅雀)死亡。
遺産の100円(=100万円)で神戸から豪華な船旅。
やっぱり洋酒を作りたいと、商売をしながら研究。
級友に騙され不渡りを掴まされるも、優しい兄(生瀬勝久)の堅実なビジネスに助けられる。
その後は堅実な商売をするのかと思いきや・・「やってみなはれ!」根性で、体当たりの赤ワイン作り。
赤ワインは成功するが、ウィスキー作りは難航。
ゲラのマッサンとの出会い。
母の死、兄の死、長男の死、妻の死、戦争。
戦後、やっとこさウィスキーを売ることになった。
めっちゃ駆け足でした。
なんてったって、明治から戦後までの二時間。
多分、二十代あたりから内野聖陽が演じているため、一体、いくつで赤ワインを発売したのか、いくつで結婚したのか・・・。
よくわからない状態にw
渡辺いっけいさんのナレーション頼みでございました。←いっけいのナレーション良かったわ~!!!
これを2時間で作ったのは無理があるなぁと。
そう思う反面、サクサク見られたのも楽しかった。
豪華なダイジェストを見ていたようだった。
特別出演の倉科カナちゃんは、あのあとどうなったのか。心配(苦笑)
それでも引き込まれましたよ~。
萬治郎の役者さんはすべて上手だった。
生まれた日の赤ちゃんですら上手なお芝居。
「萬治郎」
と母に言われて、ちょっと微笑んだように見えた赤ちゃん。
素敵。
丁稚奉公をする萬治郎。
演じるは渡邉蒼くん。
「せごどん」の子役時代を演じていました。←最初だけ見ていた。
西田敏行を相手に、堂々の演技。
たまげました。
鳥肌もんでした。
内野聖陽に変わったときには、かなりの年齢差に驚いたけれど、内野聖陽の素晴らしい関西弁。
どうしても堤真一と比べてしまうけれど(@マッサン)、ネイティブな堤真一と遜色ないイントネーション!!
そしてまだか?まだか?と待っていたマッサンとの出会い。
こちらは方言なしw
ゲラなマッサンでしたな。
NHKのマッサンよりインテリな雰囲気。
優しいお兄さんに生瀬勝久。
小うるさい母・原田美枝子さんは楽しい。
原田美枝子さんの関西弁も完璧に近かったのでは?
商売に絡ませてお見合いさせるなんて策士。
息子の性格をわかっているんだねぇ。
父役の中村梅雀。
「てるてる家族」やその他の二時間ドラマで、ひたすら気持ちの悪い関西弁を聞いていた気がするんですが、今回はそこまで気になりませんでした。
進化している!!←偉そうでスミマセン。
妻の檀れいさんは相変わらず綺麗だ。
劣化しない注射でも打っているんじゃないかと思うくらいお変わりない。
うどんと檀れいさんは丸亀だった。←は?
萬治郎のモデル鳥井信治郎さんの奥さんは、阪急の創始者小林一三の娘ですね。
鳥井信治郎さんやその妻・春子さんの物語を朝ドラで制作する可能性はないとは言えないけれど、あったとしてもずっと先の話。
「マッサン」とシンクロしすぎるからねぇ。
でも小林一三さんは朝ドラ待ちかなぁ。
宝塚100周年あたりにぶつけてくるんじゃ?って思ったけれど、予想は外れ。
「あさが来た」を見ていたときに、ヴォーリズ夫妻も良いんじゃないかなぁっておもったけれど、「マッサン」で国際結婚もテーマにしたしねぇ。
史実に基づいたフィクションドラマで、財界人となると、どこかかぶる。
アレ?
朝ドラの話書いてるやん(汗)←しかもBKのこれからを勝手に予想しただけ。
+++++
テレ東のドラマ。
良いんだけど、全国津々浦々で放送して欲しいわ。
TverはCMが少なくてもサクッと見られるんだけど、うちはノートパソコンだし、暗いシーンになると見づらいのよねぇ(苦笑)
「「あまんじゃく」」も楽しかったけれど、今回のドラマも豪華で楽しかったです。
「「模倣犯」」は二日に分けたのに、なぜこれは一日にしたんだろう。
もう少しじっくり見たかった気がしますが、悪くない。
むしろ楽しかった。
主役の力量、ここにあり!
説得力もあり!
他の皆さんのキャスティングも素晴らしい。
なぜか吉本芸人が複数でていたのはちょっと気になったけど(苦笑)
それにしても、テレ東の振り幅がすごいわ~!
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CAST
鳴江萬治郎・・・内野聖陽
鳴江サト・・・・檀れい
鳴江千惠藏・・・生瀬勝久
松亀正行・・・・山本耕史
鳴江寿太郎・・・大東駿介
中井大五郎・・・田口浩正
ミドリ・・・・・倉科カナ(特別出演)
鳴江義兵衛・・・中村梅雀
国生栄太郎・・・伊武雅刀
大川与兵衛・・・市川左團次
鳴江ちよ・・・・原田美枝子
小南理助・・・・西田敏行
斉藤暁、猪野学、渡邉蒼、前田旺志郎、温水洋一、坂田利夫、立枝歩、坂本三佳、中林大樹、千原せいじ、八十田勇一、原西孝幸、玉置孝匡、堀田茜、荒川ひなた、青山隼、村上かず、工藤綾乃 ほか
ナレーション – 渡辺いっけい
コメント
豪華キャストで走り抜けた2時間半でした。サントリーの話の2時間ドラマで、萬治郎誕生から始まるとは意外でしたが、あの赤ちゃんはなかなかいい演技?でしたね。檀れいはいつも奇麗で本当に年を取らない人だなあ、としみじみ思ってしまいました。内野聖陽はまだ徳川家康のような気がしてしまい、山本耕史は新撰組か華麗なる一族か、なんて。
国産ウイスキーの話ならニッカウヰスキーの創業者を扱った朝ドラのマッサンが有名だし(見てませんが)、マッサンは本作でも重要な役割だったし苦労した時代も時期も重なってしまうし、いまさら朝ドラなど連ドラには取り上げにくいテーマですけど、単発ドラマにするのはちょっと惜しかった気がします。
明治から大正から昭和、特に関東大震災や第二次大戦を潜り抜けて戦後の復興から高度経済成長まで、日本の経済発展に寄与した名だたる実業家の多くは同じ時代を経験してきているから仕方ないといえば仕方ないですが、連ドラでじっくり取り扱ってほしい人はまだまだ大勢いらっしゃいますよね。
narakuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
鳥居さんの一生を二時間ちょっとにまとめるのは無理がありますよね。
あの赤ちゃんは確かに生まれたてではなかったにせよ、とても演技派でしたね。
檀れいは変わらないですね、
常に美しい。
内野聖陽はどんな時代の人にも見えるのが不思議です。
いつも思うのですが、存在感が半端ないと思います。
関西弁も完璧ですし、晩年はおじいさんにしか見えなかったですし。
ワタシもマッサンは月に数度しか見ていなくて(苦笑)
印象は玉鉄とはちがいましたが、山本耕史も良いなぁと思いました。
でもほんの数シーンでしたね。
もったいない。
サクッと見終わるのは楽しかったですが、もう少し深く知りたいような気もしました。
朝ドラの場合、「モデル」にしただけで、ほぼフィクションですから、史実に忠実なドラマも時には見たいです。
特に実業家の人生は面白いです。
先日、ミキモト創始者の本を読んだのですが面白かったです。
フィクションよりドラマティックな気がします。