「女系家族」 第2夜 ネタバレ 感想~ドタバタ遺産相続コメディ!

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第一夜の感想
「女系家族」 第1夜 ネタバレ 感想~キャストの年齢が高すぎる

具合の悪かった浜田文乃(宮沢りえ)どんどんどんどん元気になる。
その一方矢島家の大番頭・大野宇市(奥田瑛二)は、私腹を肥やそうと画策。
総領娘・藤代(寺島しのぶ)と梅村芳三郎(伊藤英明)の仲を探偵に探らせ、弱味を握る
千寿(水川あさみ)と良吉(長谷川朝晴)夫妻の弱味も握り、芳子(渡辺えり)には賄賂を送り、自分の金儲けは口止め。
これで姉妹から金が自分に流れると踏んでいた。

文乃は無事男児を出産。
すると史のは宇市を呼び出す。
親族会の前日に本宅へ挨拶に行きたいと申し出たのだ。
宇市と君枝のことは信用出来ないと思っていた文乃は出目金(山村紅葉)に子どもの出生届と本籍地の丹波に行き認知の手続きをしてほしいと懇願した。
嘉蔵(役所広司)は、生前に認知の手続きをしていた。
文乃は本宅に書類を持って挨拶に行く。
名前は嘉蔵の言いつけ通り嘉夫(よしお)と名付けたと言う。
「法律的根拠」を出せという藤代。
文乃は書類を提出。
書類を見た宇市と三姉妹は驚く。



認知届のことを事前に明かさなかったのは嘉蔵の意思。
子どもを出産したら、出生届を出し認知届を発効させ本宅に行くようにと何度も何度も言い聞かされたと言う。
嘉夫には相続権がある。
本妻の子供たちと同額。
怒る芳子は宇市と文乃はグルなのではないかと言い出す。
宇市は否定。
藤代らが嘉夫の相続を拒否したらどうするかと言われた文乃は、自分の取り分はともかく息子の相続分については裁判に持ち込むと言う。
そして、嘉蔵の遺言状を預かっていると差し出す。
宇市がそれを読み上げる。
文乃の胎児は嘉蔵の子供である。
非嫡出子として嫡出子の2分の1の遺産を相続すること。
男児の場合は、成年に達するのを待ち、矢島家の暖簾を千寿夫婦と共に継ぎ共同経営させる。
文乃が死産した場合は、共同相続財産の中から1億年と文乃が住む家を渡す。
遺産相続後は、藤代は別居して一戸を構え自分の道を見つけること。
雛子は相続分を持参金として他家へ嫁ぐ。
養子婿を迎えて女系を重ねることは禁ず



特定相続財産並びに共同相続財産に関する財産目録は別紙にある。
そこまで読み宇市が狂う。
良吉(長谷川朝晴)が宇市を押さえ込み代わりに読み上げる。
万一、財産目録が大野宇市の手による物と相違ある場合は、宇市の不正である。
裁判沙汰にはせずに横領分を返済させた上で、退職金2000万円を渡す。
遺言状の保管執行は、宇市に代わり良吉を指名した。

良吉が財産目録を広げる。
木の樹齢まで事細かく書かれた財産は明らかに宇市がだしたものとは違う。
宇市は文乃に殴りかかろうとする。
芳子は「軸」まで横領しようとした宇市を責める。
芳子はなぜかボレロを踊り出す。
宇市は放心。
ここまできて三姉妹は仲良くなりそうな・・・・?



愛人の一人勝ち~って大どんでん返し。
これを読んだ時は痛快でした。
愛人とは言え・・あぁまだ奥さんが生きている時から愛人関係は始まっていたけど・・。
でも今となっては愛人ではなく恋人関係だし。
これは嘉蔵さんの「女系家族」への復讐かな。
家付きお嬢様に入り婿には同情し、良吉にはちゃんと跡を取らせようとしたのかな。
今の今までずっと女たちにないがしろにされてたんだし・・・。
そう思うと、役所広司ではかっこ良すぎるなぁ。

山崎豊子は「白い巨塔」「太陽の子」「沈まぬ太陽」「華麗なる一族」など大作ぞろいなんですが、そろそろ現代には合わなくなってきていますよね。
松本清張もそうなのですが、やっぱり昭和じゃないと。
岡田准一主演の「白い巨塔」、小栗旬主演の「二つの祖国」も、リアリティと緊迫感がない。
そして今回の「女系家族」はもうコメディかも。
最後、渡辺えりさんは調子にのって踊ってたしねぇ。
昭和のホームコメディを見せられたような。



昨日からずっとイントネーションが行方不明の船場言葉ばかり聞かされてしましたが、もうあの言葉を操れたり、指導できたりする人もいないんでしょうね。
船場弁ってあんなリズムじゃないのよ。
それでも関西弁がネイティブな人がいれば・・・と。
原作に合わせて32歳くらいなら、黒木華、谷村美月(休業中かな?)とか。
木南晴夏、相武紗季などは37歳だから今回のドラマでも。
もう少し幅を持たせたら、尾野真千子なんてピッタリ。
ま、尾野真千子も黒木華もこの局の松本清張作品でそれぞれ愛人役を演じてるしなぁ。
尾野真千子にいたっては映画「後妻業」で今回の長女的な役を演じている。
しょうがないかと思いつつ、やっぱり二人の関西弁と渡辺えり、奥田瑛二の関西弁を聞くとガックリw
宮沢りえと寺島しのぶの年代なら、藤原紀香は?黒谷友香?なんてことも思いますが。
いくらコメディとはいえ、最後の最後までこのキャスティングには不満というか。
何か釈然としないものを感じました。




そしてワタシ、「女系家族」の映像化をきちんと見たのはこれが初めてという・・・。
そう思うとなぁ。これで良かったのかよw
最後の最後まで三姉妹がいざこざしてるほうが良かったじゃんw
もっとしてやったりだったのになぁ。
金で人は狂うんだけど、コメディにするならもっともっと三姉妹が狂っても良かったのになぁ。
サラッとしていたなぁ。
文乃の愛は本物だったんですかね。
そりゃ、愛していたんでしょうけど、死んだからにはもう息子の為ですよ。
息子のために一円でも多い金が欲しい。
文乃の愛も純粋なものではなく金勘定ありだったのでは?
という原作のカタルシスももはやここにはなく。
コメディだと思うしかないんだ!



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「女系家族」 第2夜 ネタバレ 感想~ドタバタ遺産相続コメディ!
キャスト
浜田文乃(宮沢りえ)
矢島藤代(寺島しのぶ)
矢島千寿(水川あさみ)
矢島雛子(山本美月)
矢島芳子(渡辺えり)
矢島良吉(長谷川朝晴)
出目金(山村紅葉)
梅村芳三郎(伊藤英明)
小林君枝(余貴美子)
矢島嘉蔵(役所広司/特別出演)
大野宇市(奥田瑛二)

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