「invert 城塚翡翠 倒叙集」 第2話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～教室で殺人

泡沫の審判

相沢沙呼/invert　城塚翡翠倒叙集

相沢沙呼/invertII　覗き窓の死角

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今日の犯人は末崎絵里（星野真里）
スクールカウンセラーとして潜入する翡翠（清原果耶）
正義感の強い末崎先生に霊感があると言って、ちょっとばかり言い当てる。

末崎に「殺人事件」だと末崎を揺さぶる。
田草明夫に恨みを持っていた人間に心当たりはないか？
翡翠の物言いとファッション？にイライラを募らせる末崎

翡翠は捜査一課とつながりがあり、殺人事件に協力してるとまたまた末崎を揺さぶる。
田草が不法に侵入したとしたら有るべきはずのものがない。
「あかり」がないのだ。
田草のスマホはポケットにありライトはついてなかった。
手には軍手があった。
「音声操作」をしたのかもしれないと末崎。
可能性は極めて低い。

田草は盗撮や子供たちの個人情報を取引していたゲス野郎。
「末崎先生なら殺したくならないですか？」
殺したいけれどアリバイを主張する末崎。

田草が学校に侵入して防犯装置が起動したのは9時48分。
末崎は同僚の教師とファミレスにいた。
しかし末崎は学校を出る9時前の20分間のアリバイはないのだ。
あの手この手で末崎を揺さぶる翡翠。
そして「必ず証拠を見つけて見せましょう」と言い放つ。

真（小芝風花）がメレンゲを作っているのをヒントに、解決編へ！

末崎のアリバイがない9時までの間に田草は殺害された。
すると9時48分の防犯システムの警報が鳴らしたのは、末崎のクラス2年1組で飼っている脱走癖のあるハムスター。
赤外線センサーは人間だけではなく、ハムスターにも反応する。
しかも脱走はするが、元の場所に戻ってくるのだ。
殺害後、ハムスターのゲージの扉を開け、クラスの扉も開ける。
ハムスターがセンサーに反応。これでアリバイは崩れた。

田草の踵に蟻が着いている写真を末崎に見せる。
液体の正体は、末崎の母直伝のシャボン液。
成分も一致した。
転校生の優太君は、1年生の時にしかしないシャボン玉遊びなのに、末崎先生のシャボン玉液は凄い！と言っていた。
優太君に話を聞いてみると、事件当日こっそりシャボン玉遊びをしていたのだ。
子供たちが遊んで床にこぼしていたシャボン玉液。
そんなことは知らずに末崎は遺体を教室から引きずり出す時に液をつけてしまった。
砂糖入りの特別レシピのシャボン玉液。
「あの男が死んだって、誰も困らなかった。」
黙っていて欲しいと懇願する末崎。
「私は正しいことをしたのよ！」
「この世に正しい殺人なんてものはありません。」

脱走癖のあるハムスター。
ああ、センサーはハムスターかって割と早い段階にアリバイが崩れた。
そして動機はもっと早い段階にわかりました。

ハムスター、シャボン玉液…なかなか公判を維持できそうにない証拠だけど、自首だから…。
一話完結になって見やすいとは思うんです。
このドラマは「古畑任三郎」と同じような構成で、主人公が犯人をイライラさせて追い詰めるのも似ているのですが。
「細かいところが気になるのが私の悪いクセ」
って台詞があったので、ちょっと右京さんも入ってたりするのですが、なんか今ひとつ、パンチが足りないって思うのはワタシだけでしょうか。

助手の小芝風花ちゃんももっともっと上手に使う必要があるんじゃないかと思います。

殺人事件は、殺された人間がかなり最悪な男ではあった。
最悪な。。。っていうか、犯罪者ではある。
その男を殺害した犯人は教師。
殺害現場となった教室。
こんな小学校に子供を通わせることはできないなぁ～。
そういった意味では先生、正義感があって、子供思い！なんてふうにはならないよなぁ。
もっと上手くできたんじゃないかって思うよね。
警察に通報すれば良いんだから。

どんな理由があっても殺人が認められる世の中になったら終わりだ。

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