「はじまりの一歩」
あらすじはコチラ☆
堀田奈々(鈴木梨央)は不倫の子として生まれた。
望まない子供だと思い込み、リストカットもしている。
公園で偶然会った上嶋陽平(佐藤二朗)と奈々。
奈々が落としたキーホルダーはある遊園地のもので上嶋もぬいぐるみを持っていた。
公園に取りに帰った奈々に店の残り物の焼き鳥を渡す。
それを手がかりに上嶋に会いにきた奈々。
上嶋は奈々と同じキャラクターのぬいぐるみを持っていた。
奈々が歌っていた歌もかける。
遊園地の歌だった。
上嶋が奈々の携帯音楽プレイヤーを吹いてやると、その落ち具合に驚き楽しそうに歌いながら掃除をし始める奈々。
奈々は上嶋が引きこもりだったと知る。
奈々が家に帰ると、下着姿の母と上半身裸の男がいた。
驚いた奈々は包丁を持って、「出て行け！」と男に言う。
すると怒った母が
「なにやってんの？お前が出てけ！」
と叫ぶ。
上嶋の店にいく奈々。
怪我をした奈々の手当をする上嶋だが何も聞かない。
奈々が話し出す。
「私、生まれちゃいけない子だったんだ｡
うちのママ。昔、不倫して…｡
中１の冬にね、その人、死んじゃって｡
何で私なんか産んだんだろう｡
産んでほしくなかった｡
ママも、私なんか産みたくなかったはず｡」
そこにソーシャルワーカーの磯崎藍子(鈴木保奈美)がやってきた。
逃げだす奈々。
「あなた、うちの先生に向いてるかも｡」
上嶋は自分の子供を捨てた。
友人に裏切られ人間不信になり、自分の子供とも向きえず。
まだ幼い娘を拒絶した。
妻は娘を連れて出て行った。
だから自分には非常勤講師など向いていない。
「誰だって、１つや２つ誰にも話せない過去くらいある｡
でもね、あなたは大人、私も大人｡
そういうの、全部、過去のもの｡
子供たちは、今苦しんでる｡
子供たちは、今、助けを求めてる｡
不登校の問題は、命の問題なの｡
奈々さんは、居場所がないの｡
学校にも、家にも｡」
「あの子、大丈夫でしょうか｡」
「中途半端なことしないでくれる？
中途半端に関われば奈々ちゃんを傷つけることになる｡
もし関わるなら、絶対、先生になること｡
うちの非常勤講師になるのよ｡
分かった？」
「いや…、それは、無理で…｡」
「じゃあ、絶対、奈々ちゃんに関わるな｡
話しかけるな、そばに寄るな、何もするな｡」
それでも心配な上嶋は出会った公園に行く。
「おじさん｡
話聞いてくれてありがとう｡
おじさん｡さよなら｡元気でね｡」
走り出す奈々を追いかける。
歩道橋から飛び降りようとする奈々。
「私は汚い子なの｡
私なんか産んでほしくなかった｡
私、生まれたくなかった｡」
「奈々ちゃん｡」
「そんな名前、もう呼ばないで！
聞きたくない｡
その名前も私も全部消えればいい！
消えたらいい｡」
「奈々ちゃん｡」
「呼ぶな｡」
なんども名前を呼ぶ上嶋。
「生きよう｡」
ずっと生きよう｡
といい続け、奈々を抱きしめる上嶋。
2学期。
STEPルームは不登校生徒13名中、７名が登校した。
上嶋も学校い行く。
母からは
「無理しないでね｡
何かあったら 帰ってきていいんだからね｡」
と送り出された。
引きこもりは子供の問題ではない。
大人の問題でもある。
その子の家族だけではなく、社会の問題でもある。
生きようと奈々ちゃんのセリフを言い続けただけの佐藤二朗にもやられたが。
やっぱり鈴木梨央ちゃんの泣きの演技はズシッとくるね。
「わたしを離さないで」は5年前だけど、あの時も彼女はスゴかったから。
「中途半端にかかわるな」とか、ひきこもり生活から復活しただけの人を学校に招くとか、いろいろ苦しいとこもあるけど。
でも家族と先生だけではなく、いろんな大人が関わる必要があるんだよね、多分。
子供のひきこもりだけでなく。
イジメや毒親や病気やうらぎりや・・・その人によるんだろうけど。
いや、土曜の夜にまたキツいテーマのドラマが始まったもんだ。
コメディってわけにはいかないよね、これは。
クスッと笑えるとこがあると良いんだけど。
少しの笑いに少し癒やされるかもしれない。
だけど・・・苦しいことにはかわりない。
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感想はコチラ
「ひきこもり先生」 第2話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～生きよう！走った！
「ひきこもり先生」 第3話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～いじめ加害者が学校に来なければ良いのに。
「ひきこもり先生」 第4話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～気持ち悪い学校には行かなくて良い
「ひきこもり先生」 最終回 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～突然のコロナに戸惑う
キャスト
上嶋陽平(佐藤二朗)
磯崎藍子(鈴木保奈美)
深野祥子(佐久間由衣)
依田浩二(玉置玲央)
長嶺(半海一晃)
堀田奈々(鈴木梨央)
上嶋美津子(白石加代子)
榊徹三(高橋克典)
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