あらすじはコチラ→公式サイト
慎太郎が夜な夜な出掛けていたのは財宝探しに鍾乳洞。
彼が寝込んだのは財宝探しの帰りに見てはいけないものを見てしまった。
濃茶の尼が殺害される現場見たのだ。
里村慎太郎は、一連の殺人事件の犯人を知ってしまい衝撃を受けた。
辰弥は村人から鍾乳洞を逃げ惑う。
異母姉の春代(蓮佛美沙子)まで殺された。
助けてくれた典子が犯人だと勘違いする。
典子が慎太郎に田治見家財産を継がせようと推理。
典子を殺害しようとクビを絞める辰弥。
しかしそれは見当外れだった。
村人に襲われる辰弥。
金田一はもう、犯人の目星がついていた。
辰弥は一命を取り留めた。
辰弥に父と対面させる。
辰弥の母・鶴子と恋をしていたのは、英泉だった。
学校の先生と生徒の禁断の恋。
結ばれるはずだった鶴子を要蔵が奪った。
母は英泉や辰弥を守るため耐えたが、要蔵は噂を耳にした。
辰弥は自分のこでは無いと確信。
命を助けるため逃げた鶴子、辰弥は救われたが、村では救いようのない悲劇が起こった。
要蔵の32人殺し。
女の子供も見境なく殺害した要蔵。
全ては教え子を愛した自分に責任がある
そう感じた英泉は仏門にはいることを選んだ。
「辰弥さん、あなたは彼女を愛していますか?」
「はい。」
辰弥は病院に向かう。
破傷風になっていた美也子。
傷口が深く洗った水も悪く手遅れの状態の美也子。
「たまたま見たんだ。
濃茶の尼が藪医者の鞄を捨てているとこ。
やだよねぇ田舎って。
そしたらあったの、あのメモが。
ピンときた。
コレ使える。
それでそろそろ頃合い見て、梅幸を殺したら、濃茶の尼に見られた。
傑作だ。
それで濃茶の尼も殺して、慌てて戻ったらメモがない。
まさかパンツの中に隠していたなんて。」
笑い狂う美也子。
辰弥は美也子のことを愛していた。
美也子には心に決めた人がいた。
辰弥は病室を出る。
「こんな女が幸せになったら悪いのか!」
死んでいく美也子。
金田一の種明かしも続く。、
「計画した人間と実行した人間が違う。」
美也子は動機を隠す為に多くの人を殺した。
八つ墓村の祟りを隠れ蓑に。
美也子の真の狙いがわからなければ動機もわからない。
メモは美也子ではなく久野医師が書いた。
荒井医師を殺すために書いた。
しかしそれはただの妄想。
美也子の狙いは、慎太郎に跡を継がせるために田治見の人間を殺したかった。
そのためには慎太郎に自分が犯人だと知られたくなかった。
美也子が自分の愛で犯罪を犯したとすれば慎太郎は継ぐことを拒否したのだ。
慎太郎は田治見の家を継ぐことにした。
辰弥は岡山を出る。
典子がついてきた。
小判を出す典子。
典子は辰弥が好きだ。
息子を産んで田治見の跡継ぎにしようと言う。
慎太郎も納得しているらしい。
ラストは・・・小竹・・・死んだ!?
首つり・・・?
吉岡秀隆・金田一耕助シリーズはエンディングが見物だたよね。
前作はビートルズ、今回は「サイモン&ガーファンクル」も。
辰弥の虹郎。
ちょっと違ったかもなぁ。
虹郎は好きなんだけど、辰弥にしては・・・何が悪いってわけでもないんだけど、せっかくの虹郎が生かされてないような・・。
漣沸ちゃんも若い。
虹郎が若いから漣沸ちゃんで良いのか。
漣沸ちゃんの愛・・・。
美也子のラストシーンが長いもんで、唐突に思えてしまったかもしれない。
その虹郎。
美也子に恋をした。
でも典子エンドってのが斬新でしたね。
音尾・要蔵は女子供を容赦なく殺す。
なかなかの熱演でした、
もちろん山崎努の怪演をアップデートできるかと言われたら・・・それはアレなんですが。
音尾さんの要蔵、良かったよ。
懸念していたのは真木よう子(のサ行!!)。
はすっぱな美也子像になっていましたから、真木よう子で良かったのかも
最後の病室。
アレをやりたかったんだと思ったら、ストンと腑に落ちた。
病室で語りまくって死んでいくとは・・・。
全然関係ないのに真木よう子の豹変ぷりと語りッぷりを見ていると、真木よう子は「吉原炎上」が似合いそうだなぁと思っちゃいました。
小川真由美さんの狂いっぷりとは全く違うアプローチでしたが、これはこれでありかな。
横溝正史の原作は大抵長い。
八つ墓村は、ショーケンが主演した作品と連ドラ版の古谷一行の作品を見て、原作を読んだと思う。
長かった・・・。
相関図を手元において原作を読まないと、登場人物も多すぎてこんがらがること間違いなしッス。
連ドラの「八つ墓村」は全5話だったので、長いんだけど原作に忠実とは言えない。
原作はハッピーエンドだったのに、ドラマときたら・・・・。
原作通りに映像化されたことはないのかも。←片岡知恵蔵版とか田村正和が辰弥役を演じている作品など見ていない作品をあるので断言はできない。
「八つ墓村」は長編でこの原作を二時間にすることは・・・まぁ、無理なんです。
「祟りじゃ~!」が流行った時代にリアタイで見たわけではないので、金田一と言えば石坂浩二か古谷一行と思っていたので(ま、その両方もリアタイでは見ていないけれど・・)、渥美清の金田一耕助は斬新に思えました。
後に横溝先生の提案だと知り、ワタシの金田一像は原作者と少し違うんだなぁと思った。
ま、原作の金田一は二枚目ではないから。
それに割とコミカルというか・・・。
だから寅さんの甥っ子、吉岡秀隆も良いかも。←吉岡秀隆はショーケン辰弥の少年時代を演じている。
むしろ横溝先生は「ナイスキャスティング!」なんて思っているかも。
原作とは違うストーリーになるのは想定内。
テレビだからか、ちょっと軽くなるのも想定内。
でもNHKだからか、岡山のロケーションとか演出とかなかなか好きだ。
少なくとも原作ではなく、映画のリメイクばかりになってしまう「砂の器」」よりずっと良かった。
時代を変えない、変えられないってのが一番良いのかもしれぬ。
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。
吉岡秀隆・金田一耕助シリーズ
→
「悪魔が来りて笛を吹く」 ネタバレ感想~とうとう現行犯も止められない金田一耕助
「八つ墓村」 ネタバレ感想~ライトだけど楽しめた”祟りじゃ!”
キャスト
金田一耕助・・吉岡秀隆
井川辰弥・・・村上虹郎
森美也子・・・真木よう子
田治見春代・・蓮佛美沙子
里村典子・・・佐藤玲
田治見要蔵・・音尾琢真(2役)
田治見久弥・・音尾琢真(2役)
磯川警部・・・小市慢太郎
野村荘吉・・・國村隼
小柳友
宮沢氷魚
佐津川愛美
竜のり子
樋井明日香
馬場徹
久保酎吉
田中しげ美
山口馬木也
山下容莉枝
酒向芳
不破万作
やべきょうすけ
木内みどり
コメント