「アンサング・シンデレラ」 第9話 ネタバレ感想~精神疾患の患者に俺は余命3ヶ月と告白するのはアリか?

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病院薬剤師の処方箋「瀬野に迫る“命のタイムリミット”」

院薬剤師 葵みどり』荒井ママレ/医療原案:富野浩充

あらすじはコチラ→
瀬野章吾(田中圭)はステージ4の癌だと宣告された。
治療薬もない。
母がそうだったように最後までで薬剤師であろうとする瀬野。

若月陽菜(徳永えり)はオーバードーズ(薬の多量摂取)だった。
育児ノイローゼから薬を服用するようになり、神経も不安定だった。
別れた夫が見舞いに来ても茶化してしまう。
夫は6才になった娘を会わせたいと言う。
娘が来る日。
陽菜は緊張していた。
そして隣の病室の患者の薬をむさぼり食う。
そんな母に娘は怯える。
その夜、調剤室に忍び込んで薬を探す陽菜。
気がついた葵(石原さとみ)にハサミをつきつけ薬を出せと迫る。
やってきた瀬野は自分は末期癌で治療施しようがないが、陽菜は違う。
葵も治療プランを考えている。
葵は娘から預かった折り紙を渡す。
号泣する陽菜。
「自分はダメだ」
抱きしめる葵。



陽菜が荒らした調剤室を片付ける葵と瀬野。
瀬野には最後まで治療して欲しいと葵。
瀬野は遺伝性の癌で転移も見られる。
葵ならどうするか?と問う瀬野。
葵に自分の薬はまかせると言い出す瀬野。
瀬野の担当薬剤師は葵になったのだ!

その後・・・陽菜は懸命に治療し、娘を抱きしめることもでき、元夫と娘と3人で退院。



徳永えりさんの熱演。
勿体ない。
久しぶりの徳永さんの熱演。
もう一度言うけれど勿体ない。

主人公が言う言葉の一つ一つが絵空事にしか聞こえない。
綺麗ことすぎないか?
あの言葉や行動は患者の為なのか?
ここまでずっとお節介だったのに、薬を食らっているママを見て怯えた娘へのフォローは?
お節介主人公ならすぐにフォローするだろうに。
今日は、ノーフォロー!
薬剤師視点のドラマだからって看護師がいなさすぎるし。
面会の人を病室に案内する薬剤師もおかしいしさ。



調剤室のセキュリティーも去ることながら、ハサミを向けられた主人公が泣き出す。
え?なんで?どうして泣いてんの?怖いの?それとも患者に同情してんの?
しかも田中圭が余命3ヶ月だといきなりのカミングアウト。
そんなこと言われても困るよね。
精神疾患のある患者に俺は末期癌だけど、アンタは治るんだから頑張れよ!って言っているように聞こえた。
他にも辛い人がいっぱいいるとか、自分は余命3ヶ月とか病気と真剣に向き合えとか。。。ちょっと酷すぎる。
暴れる患者を薬剤師2人で止めるとかも変だ・・・。
頑張れなんて一番言ってはいけないことなんじゃねーの?
精神疾患がなくてもハサミを持って興奮している患者に正論を振りかざすのも良くないと思う。
陽菜の病気は一生付き合っていかなくてはいけない病気かもしれないのに、こんな陳腐な励ましで退院までこぎ着けるなんて・・・。



ワタシは石原さとみさんが嫌いなわけではありません。
しかしこのドラマの石原さんは苦手。
以下、ファンの方は読まないで下さい。
まず・・・主人公の話し方が苦手です。
ソフトな口調?
上から目線に聞こえてしまう。
表情も患者を哀れんでいるようにしか見えない。
「陽菜さん何してるんですかー?」
の言い方もイラ。
そして患者の前で泣く葵もウザ。
まさか末期癌の患者を主人公が治すってことないよね?

でも。。このドラマならそうなったとしても驚かない。
主人公だけは好き勝手しても良いってことになっているみたいだし。
患者から担当薬剤師に指名されたって大義名分もあるし。
全て、手柄を自分のものにして「葵さんすご~~い!」「患者のためにすご~い!」って終わっても驚かないな。
萎えるけど。





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キャスト
葵みどり・・石原さとみ
相原くるみ・西野七瀬
小野塚綾・・成田 凌
刈谷奈緒子・桜井ユキ
羽倉龍之介・井之脇 海
工藤虹子・・金澤美穂
販田聡子・・真矢ミキ
辰川秀三・・迫田孝也
七尾拓・・・池田鉄洋
荒神寛治・・でんでん
瀬野章吾・・田中 圭
ほか

コメント

  1. ミートゥ より:

    超共感です!私もこの石原さとみちゃんは苦手。そしてこの病院の薬剤師さん全般が結構苦手(←この病院にはお世話になりたくない感)。

    徳永えりさんの存在感が凄くて、今回は違う医療ドラマなんじゃないかと思いましたが、やっぱりこのドラマだったw

    オーバードーズ。難しい病気なのだと思いますが、乗り気になってた彼女を「娘さん楽しみにしてる」という言葉で不安にさせたのも葵。なのに娘ちゃんの前で薬まみれで登場した彼女に、「何してくれてるのよ…」みたいな顔でぼんやり悲しみにくれる葵もありえませーん。あの勉強、何もいかされてないような。

    で、あんなママとの対面、娘ちゃんのトラウマったらないと思うのに!!
    確かにお節介キャラなら追いかけてでも娘ちゃんのケアを率先してやって欲しいですよね。

    退院後も、6年間も離れてた娘との生活なんて、子育てで不安な事はたくさん出てくるだろうに。「あなたの病気は治る」→「頑張ったらすぐ治った」の映像が、今回はちょっと違和感ありました。

    薬剤部も、あんなに簡単に患者が入れちゃうだなんてー。

    ちょっと薬剤師さん始め医療関係者が見たらドン引きしてしまうのではないかという描写、多すぎます…。

    ってすみません、たくさん愚痴書いちゃいました。

    • tarotaro tarotaro より:

      ミートゥさん、コメントありがとうございます。

      ゲストが頑張っても、この脚本では・・・・
      薬剤師の範疇を超えているのは主人公だけではないですよね。
      田中圭先輩もなかなかなもんです。

      オーバードーズ。
      しかも育児ノイローゼになった過去もあり、精神的にも不安定な患者に、慰めているようで暴言ばかりだったような気がします。
      娘ちゃん・・・トラウマになったはずだし、今から家族3人の生活を取り戻すのは大変だと思います。
      娘ちゃんが小学校になればなったで、中学生になればなったで・・・子育てって悩みが尽きないはず。
      他のご家庭と比べたり、ママ友の一語一句に傷つきそうです。

      あの病院、看護師が圧倒的に少ないからセキュリティがガバガバなんですかねぇ。
      薬は毒にもなるのに、事故があったらどうするつもりなんでしょう(苦笑)