「アンサングシンデレラ」第5話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～野球大会までしてくれる薬剤師様

病院薬剤師の処方箋「余命3ヶ月の患者のためにできること」

院薬剤師　葵みどり』荒井ママレ/医療原案:富野浩充

あらすじはコチラ→☆

太一（伊武雅刀）は息子・辰川秀三（迫田孝也）と孫・樹里（久保田紗友）と”やりたいことリスト”なるノートを作って、里長に励む。
自宅で過ごせることになった伊武雅刀だが野球観戦の前に倒れてしまう。
再び入院した伊武雅刀は延命治療をやめたいと言う。
家族には泣き言いわずに生きてきた。
だけどもうしんどい。
葵（石原さとみ）は、伊武雅刀に相談され、緩和ケアに切り替えることにした。
伊武雅刀を治したい相原くるみ（西野七瀬）は反発する。

そんな時、息子・辰川秀三（迫田孝也）と孫・樹里（久保田紗友）からチャーハンを食べさせたいと相談される。
病院の厨房でチャーハンを作り、病院の裏の空き地でチャーハンを食べることができた伊武雅刀。
すると。。。空き地では病院の薬剤師VS地域の薬剤師の野球大会が始まる。
野球観戦に大喜びの伊武雅刀。
楽しいひととき、なんと病室に紹興酒を持ち込み親子で乾杯！
・・・そして伊武雅刀、息を引き取る。

臨終の場面には行かない葵。
しかし行っておいでと送り出す聡子（真矢ミキ）。←その言葉待ってたやろ？
葵は相原（西野七瀬）も誘う。
辰川秀三（迫田孝也）は相原に励まして貰えて嬉しかったとを言う。
刈谷（桜井ユキ）は相原に
“葵が一番伊武雅刀を治したかった。
それと同時に家族も救いたい。
だから家族との時間も考えていた。”
となぜか葵をフォロー。

瀬野（田中圭）は野球ボールを葵に渡す。
伊武雅刀からだった。
泣き崩れる葵。

七尾（池田鉄洋）は瀬野（田中圭）に伊武雅刀に治験薬を使っていれば状況は変わったと嫌味を言う。←どうやら瀬野の母は薬？で亡くなったのかも？

葵は樹里（久保田紗友）に幼い頃妹を亡くしたときのことを話す。
妹を亡くした時薬剤師がフォローしてくれたのが嬉しかった。
それで薬剤師になったとか。
まだその薬剤師のようになれていないんだけど・・・。
「なれているよ、葵さんは。」
と言われて笑顔。←欲しがるねぇ。

あぁ・・・ちょっと酷いなｗ
野球大会は休診日ってテロップがでていかけど・・・。
入院患者はいるんだしさ、休診日だからってさ。

緩和ケアの相談は薬剤師ではなく医者と話し合わないと。
薬剤師が決められることではない。
チャーハンを食べさせていいのかも医者に聞くべき。
厨房を使っても良いのかは薬剤師ではなく栄養士の範疇では？
どう考えても厨房を患者家族に使わせる病院は信用出来ないよ。

漫画に忠実なのかもしれないけれど、漫画は「漫画だから」と思える描写も、実写になるとありえなさが浮き彫りになる。
どんどんどんどんあり得ないことがパワーアップしていく。
医療ドラマは一人の患者に時間を割きすぎることがあるのは理解しているが・・・。
「アライブ」は視聴率で苦戦していましたが、めっちゃ良質な作品でしたよ。
同じ枠でこれはないわ・・・。

癌患者の話は誰に起きてもおかしくないし。
実際、叔父が末期なのですが、連れ合いを早くに亡くし、子供がいないのでうちに父が老老介護です。
抗がん剤はしんどいからとリタイアすると病院に入院していられなくなる。
もう3ヶ月で死ぬと言いながら1年近く生きていますが、それでも「死ぬのが怖い」と言い出したり（80才をすぎております）、死ぬんだと言ったり。
周りは大変。
今回のお話はありがちな題材なのにかなり絵空事で驚く。

主人公が妹を亡くしたときの薬剤師さんもこんな薬剤師を世に生み出すつもりはなかったと思うんだよねぇ。
ってか、薬剤師と患者・・・こんなに密にならない。
もっとリアルな薬剤師ドラマが見たかったなぁ。
ぶっちゃけ、チームで患者をケアする物語のほうが良かったんじゃないかな。
医者がやたら薬剤師を見下すのではなく。
医療ドラマだと医者と看護師が主で薬剤師が出てくることは少ないので、そこの関わりを知られるような。

なんせ・・・今回は・・・伊武雅刀さん長生きして下さいね！って感想です。

　
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

DREAMS COME TRUE『YES AND NO』