第4週「屈み女に反り男?」
あらすじはコチラ→☆
梅子の夫・徹男(飯田基祐)の授業が始まる
資産家の甲の飼い犬ポチは、乙という美人女性に怪我を負わせた。
顔に傷をおった乙は美人で嫁入り前。
「訴えてやる」
乙と乙の両親は甲を相手に慰謝料を請求する。
寅子は「500円」香淑は「800円」花岡「400円」
しかし正解は1500円。
この当時は死亡事故でもこんな多額な慰謝料は貰えなかった。
「うちの家内ならとれて300円」
と男子学生の笑いを誘う。
弁護士は金を取れば良いってものでもない。
その婦人の心の傷を考えれば安いものだ
嫁入り前の女性にとって容姿が何より大事で・・・
「はて・・・。
結婚前の婦女にとって容姿がなにより大事というのは・・・」
「賛同致しかねます。」
寅子や涼子
「そうだね。
もちろん違う。
君たちとは。
君たちのように容姿端麗で利発な人たちとは該当しない。」
「そうです。
彼女たちは特別です」
と花岡
「噂通り。いや噂以上。
すぐに音を上げると思っていたが、家内が本科にすすめたのはあなたたちのおかげ」
授業が終わり徹男は寅子たちにニコニコ礼を言う
「私たちはなにも・・・」
「いいえ。私だけではとても・・・」
「こんなおばさんのお世話は大変でしょう。」
「お世話されているのは私たちのほうです。」
おにぎりを作って貰ったり・・・
「それくらいしかできないのです。
申し訳ないがこれからもお世話を頼みます」
真顔に戻った徹男
「今日は遅くなる」
立ち去る徹男
「ごめんなさいね
うちの人、若い人と話しなれてないから、すぐ私を使うのよ。
潤滑油に。」
このあと、甘いものでも食べに行こうと提案する梅子。
せっかくなら花岡たちも誘ってハイキングの提案を立てることになった。
「猪爪さんはすごい
大庭先生の前でもしっかり意見を言って
はて・・・授業はそういう場所
「意見をしているときの猪爪さん好きなんだよね」
そう言って竹もとに向かう寅子と花岡
「今日は皆さんに奢るわ。
主人の授業を真面目に聞いて下さったお礼」
しばらくして入ってきた学生と目が合う梅子
「徹太さんどうして?」
先輩の下宿先が近いと答える男子学生
「あ、息子です。」
「こんなに大きなお子さんが?」
「21歳、13歳、6歳
みんな男の子。」
「お母さまにはお世話になっております」
「私たち、梅子さんにはとってもお世話になっております。
ね!」
スン。
男子学生がスン!
みんなスン
徹太もスンとしていつの間にかいなかった。
”男の人でもスンするんだ”
帰宅した寅子はそのことを優三に話すと
「それは・・・なるね。スン。」
明律の法学部にいる男はみんな帝国大学の男子に憧れを持っている。
司法試験を突破するのはほぼ帝大の学生。
帝大に入れば人生が約束される
明律生にとって帝大生は雲の上の存在
「目の前にしたら嫉妬や羨望で普通ではいられないよ・・・。
僕も帝大に入って・・・!
今のことはさておき、聞く限り優しそうなやつらで安心したよ
ちょっと心配していたんだよね。」
愛想笑いの寅子。
”確かに彼らは優しい”けど
ある日。橋の下の遊歩道で花岡に恋文を渡す女性を振り払う姿を見た寅子。
その様子を冷やかす男子学生たち
ハイキングの日
「お父さん、日曜日なのにお仕事なの?
もう出る?お母さん呼んできます」
「今日、本当は映画を見に行くはずで・・・」
「お仕事なら仕方ないけど帰ったら謝ったほうがいいと思う」
「そうだな。
トラはハイキング楽しんでおいで」
こっそり見ていた直道
「俺にはわかる
あれは女だ」
「何言ってるの
そんなわけないでしょ。」
「父さんは欲に弱い人間だ!」
待ち合わせに場所に行くと、香淑が隠れている
「どうしたの?」
「破廉恥な話をしているから入りにくくて・・・」
「今週に入って何通目だよ?」
「4通目かな」
「さすが、女の扱いに長けているヤツは違うな
FIVE witchesたちともうまくやって」
「ファイブウィッチーズ?
魔女5人組か。うまいこと言うな。」
「その女給とはどうなったんだよ?」
「それっきり
僕もヒマじゃない。
女っていうのは優しくするとつけあがるんだ。
立場をわきまえさせないと」
それを聞いた寅子は立ち上がる
「はぁ?」
寅子を止める梅子
三男の光三郎も一緒にやってきた。
「男が集まるとこんな話になるのよ
怒ったって仕方ないわ」
「それは頂けないな!
花岡、誠意がないのはいただけない
男として恥じぬ行為をすべきだ!
花岡、今の言葉を撤回しろ!
撤回しろ!
撤回しろ!
撤回しろ!
撤回しろ!」
轟・・・良い奴なの?
梅子の夫は妻を下げてニコニコしたモラ男だったね。
こういう輩は現代でも数多くいる。
そして花岡のようなヤツも現代にはたっくさんいる。
「女性にはスマートで優しいですよ」
みたいなヤツね。
いらぬ優しさのヤツね。
とはいえ、梅子の夫もどういう経緯があったのか、梅子の実家が資産家なのか・・・
妻を大学に行かせてくれたり、お金も割と自由に使えているみたいなので、当時としては進歩的な一面もある。
もしかしたら妻に大学に行かせる進歩的な弁護士を気取っているのかもしれない。
そして花岡の化けの皮が剥がれた。
Five witchesね。
全然、上手いこと言うてないわ。
梅子夫の「家内ならせいぜい300円」なんて言った時、笑っていなかったのは轟だけ。
轟は男女差別しているようで男女区別しているタイプなのか?
ともかく裏表のない誠実な男なんだ。
轟が好き!と思ったワタシの目に狂いはなかった!←ただ戸塚くんが好きなだけやろw
よねと轟は恋愛関係にならないとは思うが、息が合っている。
腐れ縁として関係性は続いていきそう。
轟、ちょっと面倒なところがあるが、良いヤツだなぁ。
よねかな。
寅子の結婚相手になってくれたら楽しみなのに(爆)
うっすらとしか見ていなかったんだけど、「梅ちゃん先生」の高橋光臣のような雰囲気。
梅ちゃんが彼ではなく幼なじみと結婚したときの失望感。
そんなことはさておき・・・。
仮病まで使って、穂高先生が徹男を講師に招いたのはなぜ?
そして昨日に引き続き、父・直言のシーン。
なんというか・・・。
そろそろ戦争も近いし、銀行マンも大変なんだろうけど。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
キャスト
猪爪寅子(伊藤沙莉)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝/子役:永瀬矢紘)
米谷花江(森田望智)
佐田優三(仲野太賀)
山田よね(土居志央梨)
桜川涼子(桜井ユキ)
大庭梅子(平岩紙)
崔香淑(ハ・ヨンス)
久保田聡子(小林涼子)
轟太一(戸塚純貴)
花岡悟(岩田剛典)
笹山(田中要次)
竹中次郎(高橋努)
増野(平山祐介)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
徹男(飯田基祐)
語り – 尾野真千子
コメント