～第19週 「ヤッコソウ」
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園子を亡くした苦しみから立ち直れない万太郎と寿恵子。
まつは家事全般を助ける。
りんも倉木夫妻も心配する。
ある日、倉木が包みを万太郎に差し出す。
中には生卵が入っていた。
「今は時薬しかないだろが」
「ありがとうございます。」
まつがおかゆに溶き卵をいれる。
「寿恵ちゃん、倉木さんが卵をくれた。」
横になったまま動かない寿恵子
夜中、「園ちゃん？」と言いながら裸足で家を出る寿恵子。
フラフラ井戸端に立つ
「寿恵ちゃん？」
「園ちゃんの夜泣きが聞こえた気がして」
地面に正座する寿恵子
「ああ、やっぱり。
私が悪いんです。
麻疹にかかっても助かる子はいます
私が園ちゃんを月足らずを産んだせいです。」
「ワシが身重の寿恵ちゃんを置いて植物採集に･･･」
首を横に振る寿恵子。
小さな祠を前に、並んで正座し寿恵子の手を握る万太郎
「いつの日か わしらも 園ちゃんに会いに行く。
その時に 図鑑を持っていけるように･･･ 精一杯 頑張るき。」
うなずく寿恵子。
「園ちゃんが･･･喜んでくれるような･･･図鑑を･･･一緒に･･･」
何度もうなずく寿恵子
庭の陰に足っている松
涙の溢れる目を空に向ける
寄り添い地面に星座した万太郎と寿恵子
月明かりがふたりを照らす
初夏の日差しの中、洗濯物を干す万太郎
青空を見上げ
「お義母さん 教えていただきたいことが･･･」
万太郎はまつにかるやきの作り方を教えて貰う
かるやきにかぶりつく寿恵子
「甘い。美味しいです。
あ、蹴った！この子も欲しがってるみたい」
なかなか文太には近づけないが、作り方を知った万太郎はこれで怖いものなしじゃと笑う。
月曜日から重々しい。
そりゃすぐに立ち直れるわけがない。
しかし倉木夫妻もまだ見ぬ大家さんもとても良い人だ。
かるやき。
園ちゃんにも食べさせてあげたかったなぁ。
せめて実家がそばにあれば違うのに。
あの菓子屋、なくなるのは惜しいよね。
でもまつさん、良い着物を着ている。
そこそこお金を持っているんだろうか。
と下世話なことを思ってしまうｗ
今度こそ。
明日こそ、明るく･･･。
綾と竹雄が東京に向かっている最中だろうか。
それとも、もう出産にさしかかるのだろうか。
万太郎はどうやって研究を続けるのか。
あと2ヶ月足らず。
これ以上の哀しみはないはず。
と思っています。
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主題歌 – あいみょん「愛の花」
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キャスト
槙野万太郎（神木隆之介/幼少期：森優理斗/小林優仁）
槙野寿恵子（浜辺美波）
徳永政市（田中哲司）
田邊彰久（要潤）
広瀬佑一郎（中村蒼）
野田基善（田辺誠一）
里中芳生（いとうせいこう）
伊藤孝光（落合モトキ）
倉木隼人（大東駿介）
倉木えい（成海璃子）
及川福治（池田鉄洋）
江口りん（安藤玉恵）
堀井丈之助（山脇辰哉）
大窪昭三郎（今野浩喜)
波多野泰久（前原滉)
藤丸次郎（前原瑞樹)
細田晃助（渋谷謙人)
岩下定春（河井克夫)
前田孝二郎（阿部亮平)
宮本晋平（山根和馬)
大畑佳代（田村芽実）
大畑イチ（鶴田真由）
大畑義平（奥田瑛二）
槙野綾（佐久間由衣）
槙野竹雄（志尊淳）
槙野ヒサ（広末涼子）
槙野タキ（松坂慶子）
【語り】宮﨑あおい
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