旅人検視官 道場修作(2) ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～グルメに名物に崖をたらふく！

令和サスペンス劇場 愛知県蒲郡・西浦温泉殺人事件

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横田光也(伊東孝明）が殺害された。
伝統の三河木綿を守る織物職人・瀬川木綿子（いしのようこ）は横田と揉めているところを見た道場修作（内藤剛志）が木綿子と共に第一発見者となった。
三河木綿を手織りで織る職人、木綿子、木綿子の義母・瀬川和子(藤田弓子）夫・瀬川浩一郎(村上新悟）と大量生産する沢松智也(河相我聞）は対立している。

愛知県蒲郡市の鑑識・遠山美里(ユリ）は道場のことを知っており。弟子にして欲しいと頼む。
そんな美里に、誰かに認められたいから、見返したいから仕事をするのではなく、被害者の声をきちんと聞くべきだとアドバイス。
前作で道場に弟子入りしたいと懇願していた鑑識・柏木翔平（入江甚儀）は休みを利用して道場に勝手に合流。
そんな時、和子（藤田弓子）の遺体が発見された。

道場は和子が息子・浩一郎(村上新悟）と智也(河相我聞）を高浜虚子と河東碧梧桐のようなライバルだったと話していたことを思い出す。
正岡子規の弟子で同級生の虚子は伝統を、碧梧桐は新しさを求めた。
その上、二人は糸子という女性を巡ってもライバルだった。
糸子は碧梧桐の恋人だったが、虚子と結婚していた。

道場は旅を楽しみたいのに、柏木（入江甚儀）と遠山(ユリ）に弟子としてつきまとわれる。
遠山は横田（伊東孝明）と和子（藤田弓子）は別の場所で殺害され、崖から突き落とされたことも同じなら、左手には刃物の傷があった。
それは防御創･･･。
刃物で脅されているのに死因は頭部の打撲。
それは解せないが、警察は同一犯人による連続殺人だとみている。

柏木は朝から道場に張り付く、海岸を歩いていると遠山が海岸でルミノール反応検査をしていた。←山さんのローラー作戦か？
和子（藤田弓子）の靴底にアサリの稚貝がくっついていたので、海岸で殺害されたのではないかと思ったからだ。
遠山が自分で考え行動したと聞いた道場は、和子がよく来ていたという海岸に連れて行く。
アサリの稚貝は推進1～3ｍに生息する
ということは･･･この干潟が殺人現場
柏木は休暇中ながら遠山を手伝う。

道場は犯人に気付く。
崖に行くと花束を持った木綿子（いしのようこ）がいた。
「横田さんを殺害したのはあなたですね。」
「はい」
あの日、横田が工房を訪ねてきた。
「織っていない商品に「瀬川」の名前はつけられません。
800万円の融資の返済の担保に「瀬川」の名前をしたつもりはありません」
横田は木綿子を抱きしめる。
「あんたにだったいくらつんでも構わない」
嫌らしい目で木綿子を襲う。
木綿子は倒れ込み裁ちばさみで応戦。
横田の手を切りつけた。
それでも襲いかかる横田を突き飛ばしたら･･･はぐれ死。
そこに帰ってきた夫・瀬川浩一郎(村上新悟）。
和子はもう長くない。
それまでは･･･浩一郎と横田を崖から突き落とした。

和子は木綿子の犯行に気付いた。
瀬川のハサミを使わない。
血のついたハサミでは布は裁断できない。
ハサミを捨てようとした木綿子を和子は抱きしめる。
和子は木綿子からハサミを受け取った。
そこのやってきた浩一郎と沢松智也(河相我聞）
和子が殺害されたときの二人のアリバイを主張する智也。
「和子さんは自殺です」
和子は智也に相談。
自分が浩一郎と木綿子を助けるからと思いとどまらせたつもりだった。
しかし和子は二人のアリバイを作り、自ら命を断った。
そのあと、自分を崖から落としてくれと智也に頼んでいた。
智也は頼まれた通り、和子の遺体の側にあった裁ちばさみを回収。
和子を崖から突き落とした。
「道場さんはいつ気づいたんですか？」
「エプロンを作ってくれた時です。
ただ裁ちばさみに違和感がありました。
大事な展示会で瀬川の裁ちばさみを使っていなかった。」
「あなただけなんですか？
だったら黙っていて下さい。」
智也が頼む
「私はもう警察官ではありません。
今日東京に帰ります。
これからは私がこのエプロンを大切に使います。」
「道場さん。警察に行きます。
今の言葉だけで充分です。」
「木綿子」
「これで良いよね」
木綿子を抱きしめる浩一郎。
木綿子は智也の手から裁ちばさみを受け取る。

二作目のラストは崖下でした。
崖下の砂浜で謎解き。
これも良きやおまへんか。

ロケーションも美しいし、食べ物は旨そうだし。
前回同様、旅番組としても楽しめた。
内藤さんの食レポ聞き放題。
ワタシはInstagramで検索するより、2サスで見た場所に行きたいよｗ
あ、これも聖地巡礼？
しかし夫を支えて、定年を待たずに天寿を全うした奥様。
暇を持て余し、退職金であちこち旅するなんて、ワタシが奥様なら呪って出てやる（爆）
自分ばっかり、ずるくね？って思うよねぇ。
やたらめったら妻を褒め、妻との思い出に浸り、妻と食べたいと良いながら鰻まで食らう道場さん。
お揃いのエプロンってさぁ。
贅沢三昧の旅ばかりしている上に季語の内俳句ばっかり作りやがって（爆）

犯人は、こりゃパターン化かな？
「タクシードライバーの推理日誌」のように、美人の乗客が実は犯人で、そのアリバイ証明を夜明さんがするみたいなさ。
道場さんはアリバイ証明はしないまでも、犯罪ホイホイであり犯人ホイホイであるのね。
1作目の中山忍からいしのようこ。
この流れも良いね。
幸薄美人女優。
声も良き女優。
次は･･･。高橋かおりか星野真里か高岡早紀に雛形あきこもいるぞ。
みんなスタンバってて！！

これはストーリーとは関係ないんだけど、第1作から出演の入江甚儀さんは、IKKOさんの声に似てるよね。
「みちばさ～～～ん」って叫んだ時
「へ？IKKO？って思ってしまったｗ」

展開的には単純。
2回目の殺人（今回は自殺だったけど）までがちょっと長かった。
道場さんは「もう一般人なんで」というセリフがめっちゃ多いけど、ちょっと「光彦」ぼっちゃまみたい。
だけど光彦ぼっちゃまと違って、自分から捜査しない。
そこがちょっともどかしい。
なんだかんだでもっと積極的に捜査して欲しいんだけど、ま、それが令和サスペンス！

しかし早かったね。
4ヶ月後に第2作が放送されると思わなんだよ。

　
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キャスト
道場修作（内藤剛志）
柏木翔平（入江甚儀）
瀬川木綿子(いしのようこ）
瀬川浩一郎(村上新悟）
沢松智也(河相我聞）
上原忠義(阪田マサノブ）
遠山美里(ユリ）
横田光也(伊東孝明）
田向静代(あめくみちこ）
瀬川和子(藤田弓子）