旅人検視官 道場修作「山形庄内・湯野浜温泉殺人事件」 ネタバレ 感想~エンディングは崖!王道の令和サスペンス劇場誕生!

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令和サスペンス劇場

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フリージャーナリスト工藤一馬(浜田学)の首つり遺体を発見した元警視庁検視官・道場修作(内藤剛志)と吉崎沙織(中山忍)
刑事の柴崎義男(山田純大)たちが現場に駆けつける中、道場は無意識のうちに元検視官として遺体を観察し、現場にいた鑑識係の柏木翔平(入江甚儀)に「指先をちゃんと見ろ」とアドバイス
遺体は自殺ではなく他殺だと判明
柏木は道場が警視庁の有名検視官で憧れの人物だとすぐにわかる。

道場と吉崎沙織(中山忍)行動を共にし、「山頭火」の句集をともにあちこちへ。
道場に心酔している柏木はところどころで出没。
ピンクのコスモスの中に黄色のコスモスを見つける。
その下には白骨遺体があった。
その遺体は女性で吉崎沙織だった。
時を同じくして殺害されたフリージャーナリスト工藤一馬(浜田学)のスマホも発見された。

「あなたは一体誰ですか?」
吉崎沙織はもう死んでいた。
以前、句の説明が間違えていたこともあった。
大学の古文の先生がなぜと思ったと道場
「やっぱり姉には敵いませんね。
本当の名前は棚田志織。
吉崎沙織(中山忍・二役)の妹です」
双子の姉・沙織が1年前に失踪。
二人の両親は中学3年の時、交通事故で死亡。
それぞれの親戚の家に養女に出された。
姉は裕福な家、自分は食堂がうまく行っていない家だった。
一度、大学に行く援助がほしくて姉に頼んだが”絶対に会わせない”と言われ断られた。
1年前、連絡が取れず、スマホも繋がらない。
捜索願いを出したが、警察が居場所を捜せないという。
沙織の部屋は素敵で、コスモスを交配させて新しい色のコスモスを作るのが趣味だった。
古い日記帳を見つけたのはその時だった
沙織が養女に入った家には大学生の男がいて、乱暴されていた。
親戚夫妻もうすうす気付いていたはずなのに、見逃していた
志織を継父継母に会わると、同じ目にあってしまうかもしれない。
ずっと守ってくれていたのに、嫉妬して・・・
「その大学生が水元洋一郎(金山一彦)」

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沙織、志織の誕生日が近づいた時、ホテルから予約確認の連絡がきた。
男女2名で1週間泊まる予定になっていた。
生きて現れて欲しい
ホテルに行ったが相手の男性は現れなかった。
姉の名前で泊まれば何か掴めるかと思った。

こんどは道場が任意で警察に呼ばれる。
鑑識係の柏木翔平(入江甚儀)が道場のおかげで自殺ではなく他殺だと判明、遺体も発見したことを柴崎義男(山田純大)に報告したのだ。
柴崎は当初、志織(中山忍)を疑うが女性が他殺を自殺に隠蔽するには無理があると応える。
水元との会話から道場は水元が沙織(姉)が亡くなっていたことを、知っていたと話す。
それは水元が沙織の死に関係しているからではないかと話す。
柴崎も納得。
道場は柏木から柴崎は水元コーポレーションの事件がきっかけで県警から飛ばされてきたと聞く。
道場は柴崎は良い刑事だと応える。

水元に逮捕状がでた。
工藤のスマホから沙織の遺体の写真を水元に送った形跡があった。
メールには「誰もゐないでコスモスそよいでゐる」と山頭火の句があった。
水元は
「殺すつもりなんてなかったんだよ。
突き飛ばしただけなんだよ。」
と供述。
沙織殺害の犯人は水元洋一郎(金山一彦)
沙織は水元コーポレーションが進める巨大プロジェクト(大学の誘致)をやめるように交渉しにきた。
水元とは刺し違えるつもりだった。
もし水元が納得しないのであれば、30年前のことを告発すると。
しかし工藤の殺害は否定した。
月額100万円なんて一生払える殺す理由がない!

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「工藤を殺したのは私なんです。」
工藤の首を絞めたのは志織

初めて工藤に会ったとき、自分が殺した女が化けて出たと思ったらしい。
何回も問い詰めたが、知らないと言われてしまった。
しかしあの日「本当のこと教えてやるよ」と言われ、夜呼び出された。
工藤は「あんたの姉さんは水元に金を借りに来てそのまま姿を消した」と嘘八百
志織は全否定。
何があっても姉が水元を頼るわけがない。
日記がある。
「水元さん言ってたよ。
あんたの姉さんが水元を誘惑した。」
物欲のために自分の体を差し出した
怖い高校生だと笑う工藤
「姉はどこにいるの?」
「今更そんなこと聞いてどうするんだよ?
もう二度と会えないんだから。」
「もう姉はこの世にいないのだと確信しました
こんな男たちのために姉は・・・」
工藤の首をロープで絞め怖くなってそのまま逃げた

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「志織さんが犯人のはずがないと思っていました。
首を吊った工藤を見た時、あなたはとても驚いていた
この事件を複雑にしたのはあなたすら知らない共犯者がいたからです。
あなたを守る為に。
事後共犯者がいた。」
そこに柴崎義男(山田純大)がやってきた。
「姉の恋人だった人ですか?」
その共犯者はスマホを持ち去り、工藤のスマホの中身を確認した。
そして工藤自殺の現場近くに工藤のスマホを置いた。
事後共犯者は柴崎義男(山田純大)

1年前に沙織と出会った柴崎。
沙織は水元を憎んでいた。
沙織の教え子は水元コーポレーションが誘致する大学に就職を希望した。
就職の面談と言われホテルに呼び出され水元に乱暴されてしまった
「30年前、私が告発していれば被害に遭うことはなかった。
彼女はあの時の私なんです。」
その教え子の為に自分の過去を含め告発しようとしていた沙織。
強くて優しい沙織に惹かれて行く柴崎。
ある日突然沙織が消えた。
必死になって探したが、手がかりはなかった。
一人で水元のところへ行ってしまった。
それでも彼女と約束した誕生日に奇跡を願ってホテルに行った。
吉崎沙織と名乗る志織を見たが、すぐに双子の妹だと察する。
その後、志織にも害が及ぶのではないかとずっと尾行していた。
ホテルから出て行く工藤と志織を見て後を追った。
探し当てた場所で見た光景は、逆だった。
「元々全ての罪はあの男にあるんです」
「あなたの筋書きに私ものせられました」
工藤の部屋に山頭火を置いたのも柴崎。
「あなたは一つだけミスをしました。
志織さんが沙織さんの妹だと言ったんです。
双子を見て、どちらが姉でどちらが妹かわかりませんよね。
戸籍を確認する前に志織を妹だと言ってしまった。
人生をなげうってでも志織さんを守ろうとしたんですね。」
「志織さんはもう一人の沙織ですから。」
道場はもう警察は辞めたからと二人を残し立ち去る。

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流行り?の俳句をもとに観光名所を巡る。
しょっぱなから名産料理を食べる食べる食べる。
偶然で会った女性とハイキングしていたら首つり遺体。
しかし・・・他殺。
次に白骨死体。
一緒に旅した女性が偽名を使っていた。
犯人発見!のはずが、1つの殺人事件の罪しか認めない。
やっぱり一緒に行動をした女性が犯人。
しかも事後共犯者は、主人公が「良い刑事だ」と認めた男。
そして・・・エンディングは崖!!!
もりだくさんだったなぁ。
もちろんツッコミどころはあるよ?
あるんだけど、犯人より被害者がクズってのも王道だったかも。

観光地の良いロケーションを映し、名物料理を美味しそうに食べ、丁寧な食リポ!
最後の最後もこれまでの観光と料理を振り返る丁寧さよ。
主人公の内藤さんは達者だしね、しゃべりがw
食リポも自然。
しかも内藤さんが警察を定年になったという設定も良かった。
これならシリーズ化にしてもいける(爆)
ヨボヨボ刑事を見なくても良い。
内藤さんは十津川警部より、絶対こっちのほうが似合ってる!

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脇を固めるキャストも手堅い。
中山忍に山田純大。
手堅い二人が犯人と共犯者
めっちゃエエやんw
ロケーションにお金はかかったのかもしれないけれど、登場人物は絞られた。
だから・・・犯人はわかりやすかった。
しかも突拍子もない初めましての犯人ではないのも好感触。

なんだかとっても懐かしい。
2000年前後の2サスかな。
フィルムではないので、懐かしいと言ってもね。
でも日テレなんだからジングルは火サスを使っても良いのにね。
21世紀に入って、日テレの2サス作品が一番少ないと思う。
早々に枠を撤廃したから。
急にどうしたんだろ?

さっきも言いましたが・・・シリーズ化も可能ですよ!
亡き妻の句集を手に旅をする。
いくらでもあるぞ、エエ観光地が(爆)
芭蕉が行ったとこにはどこでもいける!
このコンテンツがなくならないことを祈ります!

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キャスト
道場修作(内藤剛志)
吉崎沙織(中山忍)
柴崎義男(山田純大)
柏木翔平(入江甚儀)
青山明(大場泰正)
水元洋一郎(金山一彦)
水元明世(紫吹淳)
工藤一馬(浜田学)

コメント

  1. なお より:

    こんばんは
    お久しぶりです。新作サスペンスがやるなんてびっくりしました。BSでしたが気付いてよかったです。

    冒頭の旅番組みたいなところ寝そうになりましたが笑
    先日バス旅番組でもこの地をやっていて
    主人の実家の近くということもあり楽しめました。
    小京都ミステリーだったか?酒田殺人事件思い出しました。

    最後の崖も何度か行った場所でした。

    シリーズ化しますかね

    • tarotaro tarotaro より:

      なおさんコメントありがとうございます。

      旅番組として見るのも正しい見方ですよね。
      あ、美味しそうとか。
      あ、行ってみたい!
      とか。
      今回はベタでしたが、こういうの続けて欲しいなって思います。
      定年で捜査に参加出来るならいろんな主人公候補はまだまだいますね!

  2. saki より:

    こんにちは。最終回がたまっていて、ようやく見ました。
    いやあ、本当に楽しい2サスでした。
    直前に10分だけど特集も組んでいたし、おぎやはぎの車の番組でも番宣してた。

    まず観光から始まって、おいしいもの食べたところで死体発見!
    名所を巡りながら、最後が崖っていうこのパターン。お手柄お手柄ww

    最近刑事モノも激くだらなかったり(一課長)、後味悪かったり(若い子の刑事モン)、どーでもいい内部の問題とか(相棒、9係)したけど、この王道は30年くらいさかのぼってる!
    もうBS日テレに感謝のメール出しちゃおうかしら。

    「令和」とうたっているということはシリーズ化もありですよね。
    内藤さんはほんと忙しくて、文字通り日本の刑事の代表になってますがw、せっかくお金出すなら、こういうの作りましょうよ~って思いました。

    あと、各地の名所名物があるのも楽しいですよね。
    山形は行ったことないので、あの店行ってみようとか、あれを見てみようとか、考えるだけで楽しい。

    肝心の話は、私もどーでもいい笑。でも娘と「まさか今日は忍は犯人じゃないよね」と言っていたのが、見事に裏切られた…山田くんも。

    まだまだ国生さゆりにナンノちゃん、筒井真理子様や遊井亮子さんもいるし、男性陣はトゥビコンに池田政典、湯江くん、黄川田くん、あとココでも話題になった、上半身出したらイカン人(有名なのにど忘れ!)と、たくさん控えてまっせ~。

    そして40代の行き場も作って欲しいです。
    長くなってすみません。あまりにも楽しくて~

    • tarotaro tarotaro より:

      sakiさん、コメントありがとうございます。

      王道の2サスでしたよね。
      旬の食材とか観光地。
      ロケーションも最高だし、食リポもこなれたもんですw
      令和ですもんね。
      できれば地上波でって思うけれど、BSだからできたんですかね~。
      しかも夜7時。
      完全にシニアがターゲットですねw

      ワタシも山形県には行ったことがないのですが、良いところだな~って思いながら見ていました。
      犯人の頭数がいないぞ~って思っていたら・・・中山忍さんと山田純大。
      まさか山田純大も!?っていうw

      2時間ドラマで見たい俳優さんって沢山いますよね。
      でもシニアターゲットなら主演はやっぱり内藤さんくらいのご年齢がギリギリなんですかね。
      片平なぎさも見たいです。
      やっぱり女性主人公も見たいですよね~。
      楽しみですね!