『拾われた男』第9話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～六甲おろしを背に100マイルの剛速球

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松尾諭

兄・武志（草彅剛）の懸命なリハビリは日本に帰る為ではなく、ショーンとの約束を果たす為
諭（仲野太賀）はショーンを慰める。
そんな中、タケシの日本に帰る為だけのパスポートが出来上がり、医療費の1000万円がチャラになった。
低所得者向けのプログラムとか？
タケシは先週より元気になったものの、歩くこともままならない。
ショーンとエイドリアンのことをウッディに託す。
「二人を守って欲しい」

100マイルの剛速球。
ショーンとの約束を諭に頼む。
嫌な予感は的中。
諭はホントにホントに嫌だけど、一生一代の大芝居をうつことに。
約束の日、ショーンをいじめっ子たちがからかう。
ウッディとエイドリアンとショーンといじめっ子。
そこへ、六甲おろしを流し、ウルトラマンのマスクをした諭が現れた。
バッターボックスにはショーン！

来週、最終回かぁ。
ここまで1話、1話がとても濃密。
コメディドラマだと思っていたのに、フラれてばかりの男が結婚して子供が生まれ、兄の不法滞在に巻き込まれ。
時々映る武庫川駅と武庫川河川敷を見ていると、個人的にとても懐かしい気持ちにもなるしさ。

ほんで、柄本明さんと風間杜夫さんのシーンなんかもあってさ。
いや、スゴくない？
序盤はベテランの二人にクギヅケ、最後はピックアップトラックをリリーフカーのように使って、六甲おろしを流しながら登場する諭。
でも背中には「TAKESHI」
上がったよ～。
オチは見せてくれないなんて、もういけず（爆）

タケシは生きやすい場所で生きればいいと言う末成ばあちゃんの言葉に救われて生きてきたのかな。
不法滞在は不本意ながらも、心地良かったんだろう。
しかし1000万円の医療費がただになるというアメリカのシステムにも驚く。
だけど結果オーライ！

ただのコメディではないこのドラマに感服。
来週の最終回は泣かされる予感。