第22週「あ〜しんど♪」
あらすじはコチラ→☆
「おかげさまで愛子は元気に育っています
あれから顔も見せんとすんまへんでした」
トミの祭壇に手を合わせるスズ子
「大きなった」
「社長も愛子ちゃんのことは気にかけてました」
坂口と矢崎が言う
「病気は前からわかってたんか?」
山下が訊ねる
「ボンが亡くなってからすぐ・・・」
「なんで教えてくれへんかってん」
社外秘だったという
「せめて福来さんにはと言ったんですが
あかんの一点張り
気を遣わせたくなかったんやと思います」
「社長らしい・・・」
「愛助さんもそうやった
自分が一番しんどいときにワテにも周りにも心配かけんようにして」
「親子でんな」
「もっと喋りたかった
母親として女として聞きたいことたくさんあった。」
「社長、福来さんの活躍楽しみにしてましたよ
こそこそレコード集めたり、タナケンとの映画こっそり見に行ったり」
「そんなん聞かされたらよけい会いたなるわ」
”また歌うてくださいね”
トミの言葉を回想する
「ますますのご活躍を」
坂口と矢橋に言われたスズ子は山下を探す
「広間の方に。
山下さん、社長とは長い付き合いでしたからな」
一人広間に座る山下
帰宅するスズ子、愛子、山下
3人で愛助の遺影に手を合わせる
「愛助さんお母さんにお別れ言うてきました
あれ?もうそっちで会うてるかも知れまへんな?
愛子をしっかり育てるて約束してきました
愛助さんもお母さんも天国から見守って下さいね。」
山下を見送るスズ子
「なんや気が抜けてしもうたな。」
山下が呟く
「ほんならまたお願いします。」
頭を下げ帰る山下
それから数日が経ち
「福来君、面白い歌ができたよ!」
「買い物ブギ」
「君の買い物姿
どうだい?今度は歌詞も全部書いたんだ!」
「たいにまかつにまぐろ・・・
冗談みたいな歌詞や
こんなん歌えるやろか」
「何を?こんなん歌えんのは福来くん、君しかおらへん!」
「まるで早口言葉やがな。
ややこしい ややこしい」
「ややこしいか・・・」
机に向かう羽鳥
「何してるんでっか」
「その歌、まだ途中やねん」
「まだ長うなるんでっか!」
それから「買い物ブギ」の練習に励むスズ子。
「体が持ちませんよ」
と大野に止められても夢中。
そこへ山下がやってきた。
改まって座る山下は
「マネージャーを辞めさせて頂きたいんです。
マネージャーを辞めさせて頂きます。」
「何を言うてますねん。
ワンマンショーにむけてこれから準備していかなあかんのに。
冗談やめて下さい」
「冗談やない
もう決めたことだす」
「あかんあかん」
「すんまへん」
「何ででっか
ワケを聞かせて下さい」
「ワシのマネージャー人生はトミ社長のもとで始まりました。」
村山でマネージャー
ボンの面倒
今度はボンの頼みでスズ子の手伝い。
そうやって縁が生まれた。
それが先日、トミ社長が亡くなった。
「ワシとスズさんを繋げた2人が亡くなって
なんや心の糸が切れてしもたんです
このままではご迷惑をおかけします。」
「そんなん勝手過ぎるわ
山下さん言うたでしょ?
愛助さんが亡くなったあとに”何があっても支える”って
嘘やった言うことでっか」
「嘘やありまへん
スズさんはもうワシなんかがおらんでも立派にやれます」
「マネージャーがおらへんのにどないしたらええんですか」
「ワシがスズさんにできることんはもうない
お役御免や」
「嫌や!嫌や!」
「スズさん。
もうワシらの時代は終わったんだす
スズさんは違う
スズさんはこれからの人と仕事をするべきだと思います。」
スズ子の引き留めにもかかわらず、山下は自分の代わりの男を連れてきた。
「最初が肝心やくれずれも失礼のないように」
とその男に声をかける山下。
「買い物ブギ」めっちゃ難しそうよね。
そりゃ練習しないと。
羽鳥先生は大阪出身だけど、関東人の話す大阪弁だったのは狙いかな?
もう関西より東京のほうが長いもんね。
頑張ったら、もうっちょっとマシな大阪弁を話せるはずなので(爆)
多分w
さて、山下さんがやめたいとな。
山下さんは何歳なんやろ?
「じい」って呼ばれるからには、トミより年上よね。
愛子はひ孫みたいなもんだろうし。
そろそろ体力の限界。
そして自分が尽くして来た人が次々に亡くなって・・・糸が切れたんかな。
体力的にもしんどいやろし。
次のマネージャーは・・・若い人がアナウンスされてますが・・・。
新人マネージャーのドタバタ・・・そういうのはもう時間ないのでやめてほしいw
でも育てられる側のスズ子が、セルフプロデュースして、マネージャーも育て、愛子も育てる。
そういう最後の1ヶ月なんかも?
今日は坂口に矢崎が久しぶり。
いつの間にやら二人ともエエ人やな。
ボンも社長も病気を大切な人には知らせたくないと言う姿に共通点が。
でもほんまに周りで支える人は大変。
だけど忠誠心を尽くすのが村山の社風。
山下さんがマネージャーを辞めたいというのもここに通ずるのでは。
もし山下さんがもっと若かったら、遺志を継いでって思うでしょうが。
坂口、矢崎と違って、大広間でトミと向き合う山下さんの姿に・・・それが滲み出てたな。
ただ・・・史実ではお金の使い込みで首にしたってのが切ないわ(苦笑)
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花田梅吉(柳葉敏郎)
花田ツヤ(水川あさみ)
花田六郎(黒崎煌代/幼少期:又野暁仁)
村山愛助(水上恒司)
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