第15週「ワテらはもう自由や」
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終戦の日。スズ子たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。
リツ子は鹿児島で、羽鳥は上海で敗戦を知る。
羽鳥は日本に戻ることができるか不安にかられる。
スズ子たちの公演は全て中止となり、東京へ戻る。
混み合う汽車に乗って東京へ戻る。
三鷹の家のドアを叩くスズ子。
愛助がやってきて、二人は抱き合う。
坂口も無事だ。
「皆、殺気立っているし油断はでけへん」
「大阪では終戦の前日まで空襲があった」
「とことんやられて日本は何もなきなった」
愛助と坂口が話す。
「何もないことはない
ワテは生きてここにおる
愛助さんも坂口さんも小夜ちゃんも
みんな生き残ってここにおる」
夜、二人の部屋
「小夜ちゃんぐっすりやったわ。」
と入ってくるスズ子
「スズ子さんは逞しいな。
さっき言うてたやろ
生きてここにおるって。
せやけどおかげで背筋伸びたわ」
「そらいろいろ気にはなるで
お父ちゃんどないしてるやろ。
はな湯のUSKの仲間はどないしてるやろ
羽鳥先生は上海で、今どないしてるんやrお
せやけどな
考えてもわからへんしワテは信じることにした」
と笑う。
翌朝、スズ子と小夜は食べるものが何もないことに気付く
「欲しがりません勝つまでは言うてたのに、負けたらもともこうもないわな」
庭では愛助が土を運んでいた。
「畑しよ思って
坂口さんに教わったんや」
ジャガイモを取り出す
「僕では考えもつかんかったわ。
病気もあるし空襲もあるし
植えといたらいつか喰えるやろ」
「とりあえず今日の晩御飯は野草や」
スズ子と小夜は野草を取りに行く。
夜。
野草ずくしのメニューはなんとも微妙な味だった。
「早くジャガイモが食べられねぇかな」
小夜が呟く。
ジャガイモはどうやって食べようか。
砂糖も塩もないので煮っ転がしはできない。
ふかして食べるしかない。
ジャガイモの次は何を植えようか。
カブ、大根、にんじん
「何を食べてもごちそうやなんてそれはそれで悪ないな」
上海の羽鳥善一
机に向かって楽譜を書いている
ピストルを持った男たちがやってくる
「羽鳥善一はお前か。
日本人だな」
「ただの音楽家だ」
中国語で答える羽鳥だが男たちに連れ去られる。
やっと戦争が終わった。
ここまでが去年なら･･･と。
あれ？先週も書いたかも。
だけど戦争が終わったので一段落。←お前は何もしてへんやろ
三鷹の家で愛助は坂口に守られて生き延びたのか。
三鷹の周りは空襲は少なかったなぁ。
愛助、ともかく生きていたけれど･･･。
スズ子は愛助の心配はするんだけど、やっとやっとスズ子の口から「お父ちゃんは大丈夫かな」と。
そこよ。
お父ちゃんは大丈夫なんでしょうか。
ワタシの母方の祖父母の両親あたりまでは四国の高知だったので、そちらに疎開していたとか。
母はまだ産まれていないけれど、母より上の兄姉は無事だったのでお父ちゃんも無事だと思いたい。
だけどなにも亡くなるのは戦争だけではないので。
あと下宿屋のチズ夫妻ね。
あの辺りは都会なような気もするし。
そして羽鳥。
もちろん無事なのはわかっているけれど、折檻とかされないか･･･それが心配。
今週、スズ子の歌も聴きたいけれど、みんなの無事も知りたい。
熱々先生のように「死んだ」と知るのは寂しいけど、安否は知りたい。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – ハッピー☆ブギ/中納良恵,さかいゆう,趣里
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キャスト
花田鈴子（趣里/少女時代：澤井梨丘）
花田梅吉（柳葉敏郎）
花田ツヤ（水川あさみ）
花田六郎（黒崎煌代/幼少期：又野暁仁）
村山愛助（水上恒司）
伝蔵（坂田聡）
小村チズ（ふせえり）
茨田りつ子（菊地凛子）
松永大星（新納慎也）
辛島一平（安井順平）
一井（陰山泰）
五木ひろき（村上新悟）
二村（えなりかずき）
小林小夜（富田望生）
羽鳥麻里（市川実和子）
羽鳥善一（草彅剛）
村山トミ（小雪）
坂口（黒田有/メッセンジャー）
山下達夫（近藤芳正）
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