第9週 「カカシみたいなワテ」
あらすじはコチラ→☆
劇団が解散して数週間。
スズ子は歌うことなく一日を過ごす。
大阪に誘われたスズ子だが、秋山から大阪も軍事色の強い舞台しかできないと手紙を貰っていた。
羽鳥家に相談しに行くスズ子
「大阪にはもう帰る家もあらへんし
こっちにきて2年・・・」
「君は歌うことしかできないだろ?
君が楽しめる場所で歌えば良いさ」
みんながみんな先生みたいに楽しめないとスズ子
「そうかな 君も一緒だと思ってたけど。」
羽鳥の部屋を出て、羽鳥妻・麻里に
「やっぱり先生すごいわ
こんなときも前を向いて楽しめてる」
「そう見えるだけじゃない?
楽団が傾いてからずっと食事も喉を通らない。
ああやって仕事してないと落ち着かないのよ」
羽鳥はスズ子に茨田リツ子のコンサート招待券を渡しにやってきた
「今夜行く予定だったんだがあいにく仕事が立て込んでいてね
君に譲るよ」
招待券を手に繁華街を行くスズ子
小さな店の前に「茨田リツ子とその楽団」書かれ赤いバラが一輪飾っていた。
中に入るとキャンドルがともった10席あまりのテーブル席
ステージに楽団員出てきてドレス姿の茨田リツ子が「別れのブルース」を歌う。
コンサート終了後、茨田リツ子の楽屋を訪問するスズ子
「何アンタ何しに来たの」
「感動しました!」
興奮して、リツ子のコンサートがどれだけ素晴らしかったかと語るスズ子
「当たり前でしょ
こっちは楽団抱えてるの
雇われのあんたとは違うのよ。
自分の歌を歌うのよ
自分の歌を
あんた歌いたいんでしょ?
なら人の歌に感動してる場合じゃないでしょ?
こんなご時世、いつ歌えなくなるかわからないのよ」
帰り道、伝蔵の屋台で酔い潰れる梅吉を見つける
「先日は父がご迷惑をかけて
今日もすんまへん」
謝罪するスズ子
梅吉をおこそうと肩を揺する
「喧嘩なんかして!いくら酔うてもそんなことするお父ちゃんちゃうかったやろ!」
「いやありゃ殴って当然だろ
あの二人組偉そうに御託並べやがっても」
梅吉の喧嘩の発端は二人組の客が
「福来スズ子がつまらない」
と言い出したことにあった。
「ボーッと突っ立ってたらたら歌って
ありゃ歌手として終わった」
「お前らみたいなチンピラに何がわかるねん!」
つかみかかった梅吉だが、二人に殴られて終わる・・・。←喧嘩ちゃうで・・・。
梅吉が目を覚ます
「一杯ちょうだい」
梅吉も飲みたい!
二人で酒を飲む
ツヤのことを思う梅吉
「逃げられても逃げられての追いかけて抱きしめて
ええ加減にしいって言われてめちゃめちゃ叱られたい」←お父ちゃん!
「どんだけ好きやねん」
「当たり前やろ
あれは日本一のおなごやぞ」
「うん日本一のお母ちゃんや。」
「お前の歌好きやった
聴いてる思うで
お前の歌聴かせてやれ」
「言われんでも聴かしたる。
ワテ歌うわ。」
酒を飲む二人
涙を拭うスズ子
朝。
スズ子は一井を訪ねる
「一井さん、もう所属は決まってしまいましたか。」
「いや、福来君は?」
「決まりました」
スズ子は紙を広げる
”福来スズ子とその楽団”
書かれていた
「ワテはうちの楽団で歌うことにしました
一井さんワテの楽団に入って下さい。」
大笑いし、手を差し出す一井
二人は握手する。
茨田リツ子のコンサート。
ウエイターも楽団もビシッとスーツ。
お客さんもビシッと。
スズ子のような歌ではなく、しっとりブルース
ドレスを着てスッと立って歌う。
これは上流階級受けしそうだよね。
スズ子のステージは庶民に受けそうなんだよね。
だから終戦後はスズ子のほうがウケたんだろうか。
とはいえ、「別れのブルース」は難しい歌やなぁ。
これは誰かプロに歌って貰ったほうが良かったんやないかなぁって思う程難しい。
けっして菊地凛子さんが下手なわけではないけど。
あのメロディであの声でちゃんと言葉を届かせるには・・・台詞と同じでボソボソっと歌詞が届かないのが残念。
そしてスズ子は楽団結成。
「福来スズ子とその楽団」
「茨田リツ子とその楽団」
ネーミングは丸パクリw
お父ちゃん、やっぱり喧嘩ではない。
一方的に殴られていた
そして殴った相手も顔つきはチンピラだったけれどネクタイしてそれなりの格好だった。
見た目はよっぽど梅吉のほうがチンピラだった(爆)
伝蔵さんにはあの二人組を出入り禁止にしてほしい。
ま、でもな。
屋台で世間話して歌手の悪口言ったら、まさかその歌手の親が隣で飲んでるなんて思わないもんな~。
でもそれがあって、二人で屋台でお酒。
ツヤさんが亡くなって1年。
やっとこさ、ツヤのことを語ることができた。
思い出や哀しみと向き合えた。
スズ子もずっと忙しく、お母ちゃんを失った哀しみと向き合うこともなかっただろうし。
二人がツヤを通して、ツヤを偲んで酒を交すところが見られたのは良かったなぁ。
しかし来週。
六郎が・・・。
やっぱり戦死か。
少女歌劇に始まって、歌手になったスズ子。
バックを支えるのはおっさんたち。
六郎だけが若手男子だったのに←もちろん純粋に六郎の死を悲しんでますよ!出征の時は思い出すダケで・・・。
そのおじさんたちも良い。
羽鳥さん、辛島さん、一井さん、伝蔵さん
考えたらおっさんばかりだ。
そして現れる最愛の人か。
いつなんやろうか。
そんなことより六郎・・・。
六郎・・・。
ブギウギの感想はコチラ→☆
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
キャスト
花田鈴子(趣里/少女時代:澤井梨丘)
花田梅吉(柳葉敏郎)
花田ツヤ(水川あさみ)
花田六郎(黒崎煌代/幼少期:又野暁仁)
伝蔵(坂田聡)
小村チズ(ふせえり)
茨田りつ子(菊地凛子)
松永大星(新納慎也)
辛島一平(安井順平)
一井(陰山泰)
小林小夜(富田望生)
藤村薫(宮本亞門)
羽鳥麻里(市川実和子)
羽鳥善一(草彅剛)
コメント