「相棒20」 第5話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～手のかかる亀を飼っていた

「光射す」

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首つり遺体で見つかった警備員の男・紅林の部屋は密室かと思われたが、元カノで第一発見者の女性が合鍵を窓に置いていたので密室でもなんでもなかった。
もう一度警備員の部屋を調べるとフローリングかと思われたキッチンの上から同じ模様のカーペットを貼っていた。
床下収納には血痕があった。
調べると水木（伊藤洋三郎）の娘・沙也加だと判明。

紅林はやはり沙也加を監禁していた。
見守りカメラはペットのカメを見守るのではなく、やはり監禁女性を監視していたのだ。
そのことに気づいたのは、隣の部屋に住む引きこもりの三宅卓司。
匿名掲示板に書き込んだ
通報で家宅捜査に入った水木は娘を見つけることは出来なかったが、通報したのは隣の部屋に住む三宅だと確信する。
捜査には協力しなかった三宅富士子（草村礼子）は息子が匿名掲示板に書き込んだと思い、どこに女性を隠すだろうと考えた。
床下収納しかないと思う。
そんな時、紅林の合鍵を持って来た女性に気づく。
部屋に侵入し、床下収納を開けると沙也加がいた。
見守りカメラの通知機能で侵入者の通知を受けた紅林はすぐさま部屋に帰る。
富士子を突き飛ばす紅林、手にした紫外線ランプで紅林を殴る。
紅林が気絶したことを確認した富士子は、沙也加のロープを解き、助け出す。
顔を見られたため家に連れ帰ることはできず、働いていた工場までなんと1キロも担いで行った。
そして水木に知らせた。
監禁が表沙汰になることを恐れた紅林は自殺。
犯人が自殺したからと水木は現場を隠蔽。
沙也加がいた痕跡や、富士子の指紋など全て拭き取った。

富士子は水木の気持ちを思う。
息子が引きこもりになったは自分の西南じゃないか。
子供が不幸なのは全て親のせいなんじゃないか。
水木に隠蔽を頼まれてもまた同じことをしたと思うと話す富士子

水木と富士子が連行される。
薄い壁で右京と富士子、水木の会話を聞いていた引きこもりの卓司が玄関を出た。
富士子は何も言わず車に乗り込む。
右京と冠城が卓司に挨拶をした。

富士子さん、助けた時点で水木ではなく警察に通報していれば、こんなことにはならなかったのに。
でも親の気持ちを考えたら・・・なんとしてでも親に一番に通報したかったんだろうなぁ。
現場を隠蔽したから、まず他殺を疑ってしまって大ごとになった。
水木の娘はショックから入院していた・・・。

監禁についての事情はあまりわからず。
2ヶ月前、彼女に振られたから女性を監禁したの？？
そんな短絡的な・・・。
それを警備会社の男がやるってのがヤバい。

水木はともかく富士子さんは起訴・・・されるかどうかもわからんかな。
不法侵入と傷害はあるものの・・・。
もちろん殺意はなかったし、しかも自分と沙也加ちゃんを守る為の正当防衛にも思える。
不法侵入は・・・・これは勇気ある侵入。

引きこもりの息子のために80歳過ぎても働く母親が切ないよね。
引きこもり息子の風貌もリアル。
「手の焼ける亀を飼ってた」
って右京さんのセリフにあったけど。
ちょっと初期の相棒風なお話で久しぶりに満足。

今期初の他殺ではないお話。
今シーズン、もう一回くらいあるかしら？？

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出演者
杉下右京（水谷豊）特命係・警部
冠城亘（反町隆史）特命係・巡査
伊丹憲一（川原和久）
芹沢慶二（山中崇史）
角田六郎（山西惇）
青木年男（浅利陽介）
出雲麗音（篠原ゆき子）
小出茉梨（森口瑤子）
益子桑栄（田中隆三）
大河内春樹（神保悟志）
中園照生（小野了）参事官
内村完爾（片桐竜次） 刑事部長
日下部彌彦（榎木孝明）法務事務次官
衣笠藤治（杉本哲太）警視庁副総監
社美彌子（仲間由紀恵）
甲斐（石坂浩二）

ゲスト
ゲスト：草村礼子　伊藤洋三郎 ほか