虎に翼 第14話 ネタバレ 感想~毒まんじゅう事件の真相

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第3週「女は三界に家なし?」

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よねの話を聞いた寅子は書ける言葉もない。
よねにはおつきの子もいない
おにぎりを人に施す余裕もない
働かずに留学させてくれる家族もいない
昼休み、泳いだり歌ったりもしない
一日も大学も仕事も休まない。
「余裕があって恵まれたやつらに腹が立つ」
すると寅子がプリミティブな疑問を持つ
「一日も大学を休まないって、お月のものが来た時はどうしてるの?」
「そんなもん。血さえ漏れなければ良い」
「頭やお腹は痛くならないの?」
寅子は4日寝込んでしまうし、月経が来る前から頭が痛い。
香淑も肌荒れすると発言。
「なんの話だ!
さっさと帰れって」
「ちょっと・・・よろしくて」
涼子は、これまで米と”ご一緒したくない”と思っていたが、法廷劇のよねには惚れ惚れした
涼子は動けなかった
理不尽なことが起きているのに
周りの目が気になる
記者の目が気になる。
殿方に立ち向かうのが怖い
しかしよねは怒りを飲み込まず
「まっすぐに真っ先に殿方の股間を蹴り上げた
私もあなたのように周りを気にせず
ちゅうちょなく股間をけりあげたい」
「やめろ!それで怪我をしてあんたらの世話になったんだぞ
カッコ悪すぎるだろ」
俯くよね
”よねさんがこんな顔して
終わるのは嫌だ”
と思った寅子
「再検証しませんか?
法廷劇の再検証」
殺したい相手がいたとして
その方法におまんじゅうを選ぶのか
そもそもおまんじゅうに毒を仕込めるのか
「今日の借り。
今日あなたの世話をした借りを返すってことで」

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猪爪家の食卓
はると花江の重々しい雰囲気
直言と直道も口を挟めない
「こがして落ち込んでいるんだろ?」
ヘラヘラ直道が魚の乗った皿を二人に見せ、二人から
「違います!」
とキッパリ言われ、何も言えない。
そこへ寅子が帰ってきた。
「お友達の怪我は大丈夫だったの?」
「そのことでお母さんと花江に頼みたいことがありまして」

後日、みんなが猪爪家に集まり、まんじゅう作りをする。
花江がはるに味見を願うと
「もうちょっとお砂糖入れて・・・」
とまたもダメ出し
「こんなに手間がかかるのにわざわざ毒を?」
「手間がかかるからでしょう」
と梅子が答える。
それまでも好物をせっせと乙蔵のために作っていた。
良くも悪くも思い出の味
男はバカだから、別れた女はいつまでも自分のことを好きだと思っている。

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出来上がった饅頭を食べながら・・・
「お饅頭で人を殺すには無理がある」
小豆を毒に見立てて、饅頭に入れるとすると80匁はいる。
それを仕込むのは無理だ。
結局、甲子には殺意がなかったのではないか。
ちょっと懲らしめてやれたら良かった。
と寅子が言うと梅子は
「毒饅頭を作る時点で既に殺意があるわけだし
実際一人亡くなっている・・・」
そもそも毒殺に関する知識がなかったのではないかとよね。
「これは甲子が無知だったゆえの結果
無知だったため乙蔵は殺せなかった。
無知で愚かな女
戦いもせず現状に甘んじるやつも愚か」
寅子は
「よねさんが戦っているのは立派。
でも戦わない女性、戦えない女性達を愚かというのは違う。
それは弁護士以前に人として大切なことだと思う
未熟な自分が言うなって話だけど、法という武器を盾を持ちつつある私たちが
今日は最後まで寄り添って考えて行きたいの甲子さんのこと」
「ごめんなさい」
涼子が謝罪する
「皆様に黙っていたことがございますの」
このこの日のためにもととなった実際の判例を調べ直してみた。
学長が法廷劇用に内容を脚色していた。
この事件を起こす前に甲子は婚約不履行の損害賠償を求める民事裁判を起こしていた。
甲子には7000円を支払われていた。
乙蔵の両親は甲子との結婚を認めていたのだ。
だから慰謝料の支払いを命じられた
それに甲子は女給ではなく医者だった。
饅頭に入れられていたのは防虫剤ではなくチフス菌。

学長は医者より女給のほうが同情を集められると思った。
民事訴訟を知らない無知な女、可哀想な女を弁護する優しき女子部の学生達。
そういう印象を持たせたかった。
女性はいつの時代もこんなふうに都合よく使われることがある。
「この事件の胸糞の悪さはこれか。
ふざけやがって。」

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よねになんて言えばわからない寅子の気持ちはよくわかる。
3パターンの言葉を用意して・・・どれもこれも無理だって想像する寅子。
今までの朝ドラヒロインなら、あの3パターンのうち、どれか発言してるぞ。
多分(爆)
でも寅子はよねの性格をよくわかって懐柔しているよねw
「貸し借り」を出せばよねは協力する。

「美味しゅうなーれー」
ってお饅頭作ったのかと思ったら、チフス菌か。
女医さん、殺意めっちゃあったなぁ。

学長、脚色が過ぎるで。
昨日は大阪大学の理系学部で「女子枠」を作るとニュースになっていたけど、あれはどうなんだろうか。
ま、医大で女子の点数をわざと低くして、不合格にしてたこともあったけど。
どちらもちょっと女子をバカにしてるんじゃないかと思っちゃうのよね。

梅子さんの言っていた「男はいつまでも別れた女が自分のこと好きだと思ってる」
これにはめっちゃ賛同
しかし女医のチフス菌入り饅頭で状況が変わったよ。

この法廷劇をすることが目的になり、法廷劇の事件を検証していなかったことは・・・痛いな。
もちろんまだまだ学生の彼女たちを責められることではない。
これからは判例の確認は必須だなと思って頂ければ・・・。
これが本当の裁判じゃなくて良かった。
にしても「私たちはこんな風に都合よく使われる」というのはよくわかる。
こうやって都合の良い情報だけ与えてやれば良い。
これは男女の性差だけでなく、権力を持った人間がよくやる最悪な行為だ。

で、嫁姑問題。
花江は言われる前にお砂糖を入れてると思うんだよな。
それでもはるはお砂糖を入れても・・・なんて言っちゃう。
一発でOKしたくないんだろうよ。
そこが同居の難しいところだ。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
猪爪寅子(伊藤沙莉)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝/子役:永瀬矢紘)
米谷花江(森田望智)
稲(田中真弓)
佐田優三(仲野太賀)
山田よね(土居志央梨)
桜川涼子(桜井ユキ)
大庭梅子(平岩紙)
崔香淑(ハ・ヨンス)
久保田聡子(小林涼子)
笹山(田中要次)
竹中次郎(高橋努)
増野(平山祐介)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)

語り – 尾野真千子

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