第2週「女三人寄ればかしましい?」
あらすじはコチラ→☆
裁判は妻が勝訴。
「ありえないだろう」
夫が抗議。
田中裁判長は穂高から寅子たちが女子部の学生だと聞き、判決の趣旨を述べると言う。
民法では妻の財産は夫が管理することが認められている。
それは夫婦の共同生活を平和に暮らすためである。
夫婦生活が破綻を生じているのに、妻の形見の品、日常生活に必要であるものを夫が渡さないのは、権利の乱用。
夫としての管理ばかり首長するのは明らかに妻を苦しめることに他ならない
以上閉廷します
「人間の権利は法で定められているが
それを乱用、悪用することはできない。
新しい視点に立った見事な判決だったね。
こういった小さな積み重ねがゆくゆくは世の中を変えていくんじゃないかね」
穂高が生徒たちに話す。
「甘すぎます」
立ち上がるよね
あの男は彼女への非道な仕打ちを反省することはない。
きっと彼女にしてきたことをまた他の女にするに違いない。
「天罰は下るわ」
梅子が言う
「法律は力のない者が持つ武器。
ああいうクズをぶんなぐるれる唯一の武器」
「法とは規則なのか武器なのか
これもまた正解はなし。
私は知り合いとの待ち合わせがあるので・・・」
帰ってしまう穂高
甘いものでも食べに行きましょうかなどと話ながらぞろぞろを帰路につこうとすると、大階段の下で夫が妻にいんねんをつける。
「お前だけ幸せになるなんて許さないからな!」
「もう私に関わらないで下さい」
夫が妻になぐりかかろうとした瞬間
「ちょっと待った!」
寅子が階段から降りて間に入る
「なんだお前は!」
香淑は警備員を呼んできて、夫は逃げる。
妻は先日の裁判に来ていた寅子のことを覚えて板
「ありがとう。心強かった。とっても
まだまだ裁判は続くでしょうけど
でもこの着物があるだけで祖母と母に守られていると
私、最後まで戦いますから」
励ますようにお辞儀をする寅子
「あの、お元気で」
お辞儀をして去って行く妻
「殴らせれば良かったのに
あそこで殴らせれば私たちは証人になれる
暴行罪で逮捕出来た」
「よねさん。さっき法は悪い人を殴る武器だって言ったけど、私は法は弱い人を守るものだと思う。
盾とか傘とか暖かい毛布とかそういうものだと思う」
「わかり合えないな。お前とは。」
「そうね。あわないものが
無理にご一緒することはないわね」
涼子が口を挟む
「いえ。それは違うでしょ?
私たちは明律大学女子部の学生でしょ
女のくせに、一個の人格者として認められてない女のくせに。
法律を学んでいる同志よ
考えが違おうが共に学び共に戦うの
だから私はよねさんのことをもっと知りたい」
「嫌いなヤツのことを知る時間は無駄だろう」
「え、私、よねさんのこと割と好きよ。
勉強熱心だし、はっきりものをいうところは私と似ているし
男装姿は似合ってるし。
なにより知らない誰かのために涙して憤慨するあなたはとっても素敵」
「あほか」
去っていくよね
「また明日ね」
背中に声をかける寅子
「君、猪爪くんだったかな?」
久保田聡子(小林涼子)が声をかける
「はい!」
寅子の笑顔が連鎖する。
寅子を見ているとぼけた顔の桂場
「お待たせ」
とやってきたのは穂高
「君、猪爪くんと何かあったか
猪爪くんの事気にしているみたいだ
彼女も君のことを気にしていたから」
「特段何も
田中裁判長も思い切ったことをしたもんだ。」
「私はただ学生達を引率しただけ
でもあの光景、素晴らしかったと思わないか
あれが当たり前にならなきゃいかん。
うん。いかんぞ~!」
猪爪家
「お義母様どうでしょうか」
「うん悪くないわね。でももうちょっとお砂糖をいれても」
はると花江が夕食の準備をしている。
「ただいま
お母さん、花江
もしこの先結婚に絶望しても
私、絶対助けてあげる
私盾なの
盾みたいな弁護士になるの」
自分の部屋に戻る寅子
「父さんのことは助けてくれないのか~?」
優三は笑顔で寅子を見る。
夕暮の歓楽街
よねがカフェーに入る。
女給と戯れながら酒を飲む女達。
ボーイ姿でグラスを磨くよね。
「涼子、日に焼けてしまったんじゃない?
ご自分の値打ちを下げてはダメよ」
「はい。お母さま」
酒を飲みながらフラフラソファーに座る涼子の母
六法全書を額に当て、幸せそうな寅子
「寅子、手伝ってちょうだい!」
はるの呼びかけに答える
寅子は自分がいかに恵まれているかを知らない。
虎ってネコ科だったねw
まさか、ニャーニャーで妻へのDVの間に入るとは思わなかった。
反撃が面白かったわ。
判決は当時としては革新的なものだったのね。
この裁判、男尊女卑なあの男子学生にも傍聴させたかったね。
アイツらもヤバいので、穂高先生、ご教授を願いたい。
よねはずっと社会そのものに対して怒ってるのね。
少なくとも歓楽街で働いている。
働かなければ食べて行けないのでしょう。
なかなか大変な生活だと思う・・・。
今日は、この裁判の結果が全て。
爽快でした。
夫がわめけばわめくほど、負け犬の遠吠え。
でも、あの夫、まだまだ嫌がらせをするんでしょうね。
次回予告がバイオレンスw
みんな闘争心丸出しの顔してなかった?
嫁と姑の問題。
これは小姑の寅子も太刀打ちできないのでは?
夫VS妻
なら妻につけるが、
母VS親友
ならどっちの盾になるのか。
石田ゆり子と森田望智。
この戦いは楽しそうw
そして筒井真理子さんね。
筒井さんは朝ドラではこういう・・・なんつーか退廃的な。
こういう時代の役もお似合いだし。
すさんだ気位の高い女がお手の物だよなぁ。
「花子とアン」
でも良かったしなぁ。
来週も楽しみでございますよ。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
猪爪寅子(伊藤沙莉)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝/子役:永瀬矢紘)
米谷花江(森田望智)
稲(田中真弓)
佐田優三(仲野太賀)
山田よね(土居志央梨)
桜川涼子(桜井ユキ)
大庭梅子(平岩紙)
崔香淑(ハ・ヨンス)
久保田聡子(小林涼子)
笹山(田中要次)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
語り – 尾野真千子
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